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日本国内レース

  • 2020/03/04
  • OTHER(日本)

岡山チャレンジカップのN1レースで金森成泰が7連勝を達成!

2020年の地方シリーズ戦のトップを切って、岡山チャレンジカップの開幕戦が2月23日に開催されました。ロードスターN1レースには15台がエントリーし、NAクラスは33号車の金森成泰がポールtoウイン。一昨年の最終戦から続く連勝記録を7に伸ばしました。


岡山国際サーキットのロードスターN1レースは1991年に開始。国内では最古のロードスターによるワンメイクシリーズで、昨年からは現行のNDクラスも新設されています。じつは今年から、NAクラスの指定タイヤがADVANネオバAD07からAD08Rに変更になったことを記念して、開幕戦のNAユーザーにはそのタイヤ1セットが横浜ゴムからプレゼント。さらにレース前日には、30分×2セッションの占有フリー走行が提供されるという太っ腹な企画が用意されました。この特典の効果もあり、今年の開幕戦にはNAクラスに13台のエントリーが集結。NDクラス2台と合わせて、15台という近年では最多の賑わいとなりました。


当日のサーキットは前日の雨から一転し、“晴れの国おかやま”を証明。10時35分から15分間の公式予選から終日、ドライ路面での戦いになりました。ちなみにこのレースではイコールコンディションに配慮して、予選は新品タイヤで臨み、そのまま決勝を走りきることが義務となっています。初めてのAD08Rでの予選でしたが、一昨年の最終戦から予選も決勝もトップを譲っていない金森がやはり最速。唯一の52秒台となる1分52秒817で堂々のポール獲得です。以下、47号車の山崎聡一が1分53秒782で2番手となり、15号車の橋村剛と69号車の石川仁士までが53秒台。総合5番手にはNDクラスの80号車・藤田慎平が続き、前年のNAでシリーズ2位の43号車・大井正伸が総合6番手で続きます。なお、もう1台のNDクラス、68号車の樋口紀行は前日の走行でマシンにトラブルが発生して、無念の欠場となりました。


10周の決勝は、予定よりわずかに遅れて16時28分にスタート。ポールの金森は先頭をキープし、早くも2周目からはリードを広げていく展開です。その後方では予選3位の橋村が2周目のヘアピン進入で山崎のインを刺すことに成功。2番手に浮上しますが、金森の姿はしだいに遠くなっていきます。さらに山崎には石川が接近し、この2台は最後まで1秒以内のバトルを延々と続けますが、最後に笑ったのは石川でした。一方、総合5番手以下ではアクシデントが連発。2周目のヘアピンで藤田がコースアウトしてマシンにもダメージを負ってリタイアしたほか、4周目の2コーナーでは多重クラッシュが発生。大井に加えて、富士のN1では4年連続のチャンピオンに輝いた実績を持つ2号車の大野俊哉、さらに51号車の武智公一の3台がリタイアという結果に終わりました。結局、金森は6.461秒という十分なリードを築いてNAクラスで7連勝を達成。橋村と石川がポディウムに立ち、4位に山崎、5位に18号車の下坂和也、6位に11号車の澤江典輔が入賞しました。

金森は「当然プレッシャーはありますが、それに負けないように今シーズンも勝ち続けていきたいです。岡山は走って楽しいコースです。自分の店には手軽なレンタルマシンもあるので、皆さんもぜひ一度走ってみてください」とコメントしました。


なお当日は岡山国際サーキットトライアル選手権の第1戦も開催され、アクセラ(BK3P)とデミオ(DJLFS)が2台ずつの計4台のマツダ車が出走。その中で最速だったのはB5クラスにアクセラで出場した山村純一の1分51秒958でした。また昨年の選手権B2クラスでシリーズチャンピオンに輝いた吉見伸吾のデミオが、1分56秒210でコースレコードを更新する快挙を達成。そのほか金子達也もアクセラで、また吉田雄三もデミオで参戦しました。さらにレース前日の2月22日には、2019年の岡山チャレンジカップとサーキットトライアル選手権の表彰式も開催され、シリーズ表彰の対象となった選手の皆さんたちは、楽しいひと時を過ごしました。
岡山チャレンジカップは年間全8戦が開催されますが、ロードスターN1レースは全5戦、サーキットトライアルは全4戦でシリーズを構成します。ロードスターN1とサーキットトライアルの次戦はともに5月10日が予定され、ロードスターは最大3名まで(1名でもOK)参加できる2時間耐久レースとなります。

岡山国際サーキット
http://www.okayama-international-circuit.jp/

Photos and Text by T.Ishida

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