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日本国内レース

  • 2017/10/01
  • RPR

RSパーティレース富士交流戦 NDは梅田が貫録の勝利 NCは原嶋が初優勝

ロードスター・パーティレースⅢの交流戦が9月24日、富士スピードウェイにてGLOBAL MX-5 CUP JAPAN最終戦との併催で行われました。年に一度の交流戦ということもあり、フルグリッド45台の5クラス・3世代ロードスターがエントリーし、さすがに広い富士のコースも少々混雑ぎみ。予選は曇り空、決勝では明るい日差しも出て、この季節としては絶好のコンディションに恵まれました。


8時20分からの20分間の公式予選で総合トップの座を獲得したのは、NCシリーズの9号車・菊池聡でタイムは2分10秒599。パーティレースは今回が初参加ですが、富士チャンピオンシリーズでタイトルを獲得している実力者です。さらに75号車・入江直、32号車・原嶋昭弘と続き、7番グリッドまでをNCが占めました。
NDシリーズのトップは、昨年の日本一決定戦を制した100号車の梅田剛で2分12秒372。東日本シリーズで今年3連勝中の74号車・辻かずんどが2分12秒830で続きました。クラス3番手は北日本シリーズで今年3連勝中の122号車・八田新一で、タイムは2分13秒092です。
2台のみのエントリーとなったNBシリーズは、前年の北日本&東日本王者の165号車・岡澤清英が2分19秒957で首位。また参加3台のNDクラブマンでは、8号車の中村寛が2分17秒677でトップとなりました。


予定通りの11時15分にスタートした決勝は、7周の「短期決戦」。NCシリーズはスタートから激しいバトルです。いきなり1コーナーで入江がポールの菊池をかわしますが、その後方には原嶋も急接近。2周目で菊池を抜いたかと思うと、3周目で入江もかわします。一度は入江が逆転しますが、原嶋が再逆転。5周目からトップに出ます。
この間に迫ってきたのが、14号車のTAKASHI KOSUGEです。4番手スタートから一度は5番手に下がったものの、5周目で菊池、次の周で入江も抜いて2位でフィニッシュ。1位の原嶋との差は0.362秒、3位の入江との差は0.142秒。さらに4位に入った菊池も入江に遅れること1秒弱と僅差のレースとなりました。
NDシリーズは、クラストップで総合8番手だった梅田が1周目に総合6位にポジションアップ。クラス2番手の辻も総合7位に続きます。3番手の八田新一もクラス違いを抜いて3周目には辻の後方につけますが、ここから順位は動かず、予選の順に表彰台に上がることになりました。以下、決勝で順位を上げた53号車・猪爪俊之、72号車・岡原達也、28号車・伊藤善博の順で、規定により6位までが入賞となりました。
2台のみのエントリーとなったNBシリーズは、予選中のアクシデントで1台が出られず、予選でクラストップの岡澤がそのまま1位。参加3台のNDクラブマンも予選でクラストップの中村がポジションを守って優勝を果たしました。


梅田は「久しぶりにNDでのレースを楽しみました。スタートで上手く前に出られて幸運でした」とコメント。原嶋は「パーティレースは初優勝なので嬉しいです。影山正美さんに教わったライン取りなどが有効でした」と恩師へ感謝。岡澤は「同じNBの岡本勇一選手が予選でクラッシュしたのは残念でしたが、怪我がなかったのが救いです。また筑波でNBのライバルとバトルしたい」と語りました。中村は「直前で接触があったのは少し怖かったですが、無事で何よりでした」と笑顔で振り返りました。


決勝は予選より2台少ない43台でしたが、さすがに広い富士スピードウェイのコースでもあちらこちらで接触が勃発。パーティレースの規定で、入賞者も含む9名がシリーズポイントなしとなったのは残念でした。しかしながら、交流戦の名前の通り、全国から参加者が集まりましたので、普段参戦されている地元シリーズでは出会えない選手間の交流は深まったようです。西日本シリーズで参戦中の、魂動デザインを率いるマツダの前田常務執行役員とレースができたことを喜ぶ声も聞かれました。


パーティレースの次戦は来週末の10月1日、スポーツランドSUGOでの北日本シリーズ最終・第4戦となります。

 

Text & Photo by B-Sports

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