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  • 2014/05/20
  • RPR

ロードスター・パーティレースⅡ 2014シーズン開幕!

昨シーズンは3月に行われた「ロードスター・パーティレースⅡ」の開幕戦ですが、今年は例年通り5月5日に筑波サーキットで行われました。開催13年目を迎えたパーティレースですが、今シーズン一番のトピックは、マツダ株式会社からのパーティレースを含めた参加型モータースポーツへのサポート強化の発表です。シリーズチャンピオンにはマツダカップが贈呈され、パドックにはホスピタリティブースが用意されるなど、より魅力的なレースになりました。

それを象徴するかのように、今シーズンから新たに出場するドライバーも増え、昨年の開幕戦を上回る41台がエントリーしました。パーティレースは、車種と参加するスタンスに応じて4クラスに分かれており、第1レースはNCクラブマンとNBシリーズの16台、第2レースはNC2シリーズとNC1シリーズの25台による混走で行われました。

第1レースの予選は、NCクラブマンの内藤桂さんがポールポジションを獲得、2番手には僅か0.03秒差で亀山晃代さんがつけました。混走のNBシリーズは、公式戦には4年ぶりの復帰となる高山則政さんが、クラス唯一の11秒台のトップタイムを出しました。小雨が降る中での難しいコンディションの中で行われた決勝レースは、他車が慎重気味にスタートする中、ポールスタートの利点を活かした内藤さんが抜け出しました。4番手スタートの小野昌哉さんも好スタートを決め、一時は2位にも迫る走りを見せましたが、5周目の最終コーナーで単独スピンを喫して後退。後続の混戦をよそに、内藤さんは独走状態を築いてポール・トゥ・ウィンとなりました。内藤さんは参戦4年目にしてパーティレース初勝利です。2位には、坪井拓さんの追撃を抑え、亀山さんが久々の表彰台を獲得、坪井さんが3位となりました。NBクラスは、高山さんが予選と変わらぬ速さを見せつけ、復帰戦を見事に優勝で飾りました。2位には岡本勇一さん、3位には昨シーズンの最終戦にデビューした若手の木村幸弘さんが初の表彰台となりました。

第2レースの予選は、昨シーズン第3戦のクラッシュより今大会から復帰したばかりの、NC2シリーズの利光弘文さんがポールを獲得。総合2番手でNC1シリーズのトップは、昨シーズンのチャンピオンである田原大助さんとなりました。ら大会ごとの賞典はこれまで通りクラス別となりますが、今シーズンからシリーズチャンピオンはNC2とNC1の統合で決めることになり、決勝はクラスを超えた戦いにも注目が集まります。ドライで行われた決勝は、スタートから利光さんと田原さんの2台が後続を引き離す展開。トップをキープする利光さんに、田原さんがピタリと後ろに付けてプレッシャーをかける中、2周目の第1ヘアピンの立ち上がりを利光さんが若干遅れたところを見逃さず、ダンロップコーナーで田原さんが追い越しました。その後は、逆に利光さんがすぐ後ろから隙を伺うように追走しましたが、田原さんが要所を抑えた走りで逃げ切り、見事に総合優勝を果たしました。利光さんもNC2クラス優勝で、復帰戦に自ら華を添えました。総合3位~5位にはNC1シリーズで上位常連の辻かずんどさん、入江一介さん、石川琢也さん、総合6位にNC2シリーズ2位の泉多美宏さんとなりました。

なお、レース終了後に行われた正式表彰式では、パーティレースに通算10年シーズン以上および公式戦30戦以上出走したドライバー4名に「Great Party Racer賞」として記念盾が授与されました。

次戦は6月15日に舞台を岡山国際サーキットに移して行われます。前日の14日にはJAF公認のタイムアタック競技「マツダファン・サーキットトライアル(MFCT)」も開催されます。

Photo by B-Sports

▼ロードスター・パーティレースⅡ公式サイト
http://partyrace.nr-a.com/

▼第1戦 特集記事 – 動画追加しました
https://mzracing.jp/feature/590

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