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日本国内レース

  • 2019/03/25
  • S-Tai

チームNOPROがST-5優勝、ST-2でも3位表彰台

3月23日(土)・24日(日) 鈴鹿サーキット: スーパー耐久シリーズ・鈴鹿5時間レースがついに開幕。ST-5クラスはNOPROデミオSKY-D(#37 井尻薫/辻かずんど/関豊)がクラス優勝し、ST-2クラスではNOPROアクセラSKY-D(#17 野上達也/谷川達也/大谷飛雄/野上敏彦)が3位。チームNOPROはダブル表彰台を獲得しました。

■マツダ車は7台が参戦
寒の戻りによって、肌寒い週末となった22日(金)、鈴鹿サーキットには合計53台のS耐マシンが集結。今年のエントリーリストには輸入車のFIA GT3やGT-4、TCRクラスのマシンが増えたことに加え、ハリソン・ニューウェイやダレン・ターナーなどの一線級外国籍ドライバー、アジア籍ドライバーが複数参加するなど、より多様性に富んだシリーズへと変貌を遂げている感があります。

マツダ車勢は、チームNOPROの2台のほか、2017年のST-5クラスチャンピオンの#88村上モータース・ロードスター(村上博幸/山谷直樹/中嶋保典/梶谷太郎)、LOVE DRIVE RACINGからは2台のロードスター(#50 岩岡万梨恵/小松寛子/加藤沙也香/仲村理香 #78 田中良平/大崎悠悟/藤井順子)らのレギュラーが顔を揃えます。
さらに昨年までデミオを走らせていたOVER DRIVEが今年から#66ロードスター(橋本陸/筒井克彦/武地孝幸)にスイッチし、新たにHM Racersの#101デミオ15MB(吉田綜一郎/佐々木孝太/KENBOW)が参入。
ST-4クラスには、TC CORSEチームの#54ロードスターRF(加藤彰彬/小原健一/平木湧也)がエントリーしています。

■ST5予選はロードスターがトップタイム
レギュレーション変更でST-5ロードスター各車には20kgの重量増が義務付けられ、予選から苦戦するかと思われました。しかし、出走グリッドを決めるAドライバー/Bドライバー予選が終了すると、ST-5ではニューカーの#66 Odulaロードスターがトップタイムでポールポジションを獲得。#78 LOVE DRIVEロードスターは2位につけ、#88村上ロードスターは4位となりました。#37 NOPROデミオは7位、#101ヒロマツデミオは9位、#50 LOVE DRIVEロードスターは10位で予選通過しました。

■ST5決勝は、ロードスター、デミオ、フィットの一進一退の展開
決勝レースは、24日12時30分にフォーメーションラップがスタートし、同35分にはグリーンライトが点灯しました。注目のST-5クラスはオープニング数ラップを#66ロードスターがリードするも、車重の軽いフィット勢が#66を交わすと、しばらくは2台のフィットと#78 LOVE DRIVEロードスター、#37 NOPROデミオがトップグループを形成し、#88村上ロードスターと#66 Odulaロードスターが数台を置いてそれに続くという展開となりました。

しかし、#66ロードスターはその後コースオフしてバンカーインし、タイムロス。健闘していた#78ロードスターはピット作業違反によってペナルティストップが言い渡されて順位を落とします。

■燃費の良さでデミオディーゼルが優勝
燃費の良い#37 NOPROデミオが中盤以降トップに立ち、#88村上ロードスターも表彰台を狙える位置につけていました。しかし、スプーンカーブでST-Xのマシンに押し出されてクラッシュし、リタイヤ。

その結果、#37 NOPROデミオが逃げ切って3年ぶりの鈴鹿優勝を手に入れました。

4位には66 Odulaロードスターが、6位には#101ヒロマツデミオが入賞しました。#78 LOVE DRIVEロードスターは終盤にガス欠でコース上にストップ。#50 LOVE DRIVEロードスターは駆動系トラブルで走行不能となり、リタイヤしました。

ST-2クラスの#17 NOPROアクセラSKY-Dは、我慢の耐久走行を続け、クラス3位でフィニッシュ。ST-4クラスにロードスターRFを持ち込んだTC CORSEは、エンジン制御不調が続きピットロードスタートとなりましたが、エンジントラブルは解消せずリタイヤとなっています。

SUPER TAIKYU 2019 Rd1 SUZUKA 5 Hours(YouTube 4’37”)

Text and Photos by MZRacing

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