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日本国内レース

  • 2020/11/25
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ロードスター・パーティレースⅢ最終戦。大月崇央と鎌田昌弘が勝利し、末金孝夫がチャンピオンを獲得!

11月22日、今年のロードスター・パーティレースⅢを締めくくる西日本シリーズの第4戦が岡山国際サーキットで行われました。NDシリーズの優勝はルーキーイヤーの180号車・大月崇央。予選2番手からの鮮やかな逆転劇で初優勝です。また惜しくも2位となった110号車・末金孝夫が西日本シリーズのチャンピオンを獲得。NDクラブマンは今回が2戦目の67号車・鎌田昌弘がこちらも初優勝を飾りました。

この日は「晴れの国、岡山」にふさわしい快晴に恵まれましたが、サーキットの路面に日が差し込んできたのは8時10分からの公式予選の直前。気温1.8度、路面温度5.3度という冷え込んだコンディションの中、NDシリーズ11台、NDクラブマン8台の計19台が15分間のアタックに出陣しました。

3年連続の西日本チャンピオン、本多永一は練習中のアクシデントで残念ながらエントリーを取り消しましたが、ライバルたちの応援のためサーキットへ姿を見せています。また58号車の山根正和は今回が初出場。岡山市でガレージを営みつつレンタルで貸し出していたのですが、それを利用して出場していた黒田行治が今回から60号車をマイカーとして購入。「次のお客さんが決まるまで、自分も楽しもうと思います」と出場に踏み切りました。もうひとり、131号車の三好伸長は昨年の合同テストを走っていますが、公式戦は今回がデビュー戦となります。

気温の低い状態では、タイヤの使い方がカギになります。完全に温まるまで周回を重ねるとグリップがピークを越えてしまうため、どのタイミングでフルアタックをかけるかの作戦も勝負を分けるポイントでしょう。アタック1周目のベストは77号車の野島俊哉が記録した1分57秒916でしたが、やはり本当の勝負はアタック2周目以降でした。ここで突き抜けたのが110号車の末金孝夫。1分56秒751という好タイムでリーダーボードの最上段に躍り出ます。これに続いたのが西日本シリーズ初出場の野島で、アタック4周目に1分56秒795を叩き出して予選2番手をゲットします。一方、開幕戦と第3戦を制したポイントリーダー、46号車の長田茂久はアタック1周目の1分58秒349から少しずつタイムを削りますが、ベストは最終アタックの56秒934で予選は3番手。さらに67号車の鎌田昌弘が 1分57秒297というクラブマンクラスのコースレコードを達成し、総合4番手と健闘を見せます。

以下、180号車の大月崇央と45号車の黒原崇正が続いて、予選総合7番手はクラブマン2位の68号車・松原敦史。さらにシリーズ6番手となる26号車の末永晃正を挟んで、山根、28号車の松田大学までが予選の総合トップ10です。松原・山根・松田の3選手もクラブマンクラスのコースレコード(従来は1分57秒915)を更新する快挙達成です。なお長田は黄旗区間の減速義務違反で2グリッド降格の処分を受けたため、鎌田と大月のグリッドが繰り上がりました。

決勝はわずかに遅れて10時54分にオールレッドのシグナルがブラックアウト。8周先のチェッカーを目指しての戦いが始まりました。 ポールポジションの末金が先頭で1コーナーに飛び込みますが、その後方では波乱が起きました。4番グリッドの大月がロケットスタートを決めて野島と鎌田をごぼう抜きする一方で、5番グリッドに降格した長田は出遅れます。オープニングラップはトップの末金の背後に大月が早くも迫り、鎌田が野島より前で通過。さらに末永と長田が続きます。

2周目に入ると、大月が末金を、さらに野島も上位では唯一のクラブマンクラスになる鎌田をそれぞれロックオン。3周目のアトウッドで野島が鎌田の前に出ると、バックストレートでは大月が末金と並走。そのままヘアピンからリボルバーまでサイドbyサイドに持ち込むことに成功し、トップが逆転します。2位に後退した末金も終盤まで1秒以内の僅差で追いかけますが、再逆転はかないませんでした。

西日本シリーズはクラブマンクラスの選手たちのレベルが高いことが特徴のひとつですが、今回は予選でクラス2番手だった松原も輝きました。シリーズクラスの末永をオーバーテイクした4風目に刻んだ1分57秒417は、決勝レース全体のファステストラップ。優勝こそなりませんでしたが、シリーズ最終戦で立派な勲章を手にしました。

終盤戦で注目を集めたのは野島と、挽回して背後に迫ってきた長田の3位争いのバトルです。6周目終了でその差は0.267秒。7周目のヘアピンで長田がインを奪って先行するも、レッドマン進入で野島がインを奪い返して0.172秒差でファイナルラップへ。さらにストレートで追い詰めた長田が、リボルバーで前に出て3番手でフィニッシュ。と思いきや、この間の長田のドライブについて30秒加算のペナルティが課されたため、最終順位はシリーズ10位までドロップダウンします。

この結果、シリーズクラスは参戦1年目の大月が見事に初優勝。末金も自己最高の2位で、3位には野島が繰り上がり、4位の末永、5位の黒原までが規定により入賞となりました。またクラブマンクラスは参戦2戦目の鎌田が初優勝を飾り、松原が2戦連続の2位で、初参加の山根が3位。規定により4位の松田までが入賞です。

大月は「20年ぶりにレース活動を再開しましたが、今日はほんまに嬉しい結果になりました。末金さんの動きを見ていて、早いうちに勝負せないかんと思うて、これが上手く行きました」とコメントしました。また鎌田は「幼稚園から同級生の松原さんの誘いで始めました。初参加の前回は(3位で)負けましたが、これでアイコですね。来年はシリーズに挑戦します」とステップアップを宣言しました。

西日本シリーズの最終結果ですが、今回2位の末金が64ポイントで、62ポイントにとどまった長田を逆転して初のチャンピオンに輝きました。末金は「今年は4位が3回続いたので、せめて表彰台に立ってシーズンを終わりたいと思っていたのですが、まさかチャンピオンになれるとは驚きました。K-MAXスピードの金森さんにクルマもドラテクも鍛えていただいたお陰です。来年は優勝目指して頑張ります」と語りました。

これでロードスター・パーティレースⅢの2020年の戦いは終了しました。今シーズンも皆様のご声援を賜り、本当にありがとうございました。

Text & Photos by B-Sports

MAZDA MOTORSPORTS ロードスター・パーティレースⅢ

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