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日本国内レース

  • 2023/07/02
  • JGC

JGC Rd.4 全日本ジムカーナ初のダブルヘッダー開催

6月23日(金)〜24日(土)に北海道砂川市郊外のオートスポーツランドスナガワジムカーナコースで全日本ジムカーナ選手権第4戦が開催されました。25日(日)に行われる第5戦を含め、全日本ジムカーナでは初となるダブルヘッダーの初戦となる第4戦は、ロードスターでPN2クラスに出場した小林規敏が,今季2勝目を獲得。また、PN3クラスはユウが3連勝、2位に野島孝宏、3位に大多和健人が入賞し、ロードスターRF勢が表彰台を独占しました。


北海道砂川市郊外のオートスポーツランドスナガワジムカーナコースが舞台となる第4戦は、翌日に同コースで開催される第5戦と合わせ、全日本ジムカーナ選手権では初となるダブルヘッダーでの開催となります。その初戦となる第4戦は、23日が公開練習日となり、24日に決勝2ヒートが行われます。

選手権が2戦連続行われることにより、選手権ポイントも2戦分獲得できる可能性があることから、例年であればエントリー台数が100台を下回ることが多かった北海道ラウンドですが、今回は111台がエントリーしてきました。そのうちマツダ車は、全クラス合わせて17台がエントリーしています。

ロードスターワンメイク状態で戦われるPN2クラスは、第1ヒートで第2戦TAMADAラウンドで今季初優勝を飾った小林規敏が、ベストタイムをマーク。第2ヒートに入っても小林のタイムを更新する選手は現れず、第1ヒートのタイムで逃げ切った小林が、今季2勝目を獲得しました。2位には開幕戦もてぎラウンド優勝の小野圭一が入賞し、ランキングトップの座を堅守。3位には第3戦名阪ラウンド優勝の川北忠が入賞しました。この結果、シリーズランキングトップの小野と同2位の川北との差は8点差に広がり、第4戦を制した小林がシリーズランキング3位に浮上してきました。


ロードスターRFのユウが2連勝を挙げているPN3クラスは、1分11秒台の攻防戦となった第1ヒートで開幕戦もてぎラウンド優勝の大多和健人がベストタイムを更新してきますが、クラス最終ゼッケンのユウが、1分10秒台に突入。第2ヒートは、第1ヒートでパイロンタッチに沈んだベテランの野島孝宏が大多和のタイムを上まわってきますが、ユウが第1ヒートでマークしたベストタイムには届かず2番手。一方、ユウは第2ヒートでもベストタイムを更新する完璧な内容で、第2戦から続く連勝を3に伸ばしました。また、2位に野島、3位に大多和が入賞し、PN3クラスはロードスターRF勢が表彰台を独占しました。

その他、BC2クラスでは昨年、RX-7でJG2クラスシリーズ3位に入った藤井雅裕が、第1ヒートのタイムで3位に入賞し、今シーズン初表彰台を獲得しました。


PN2クラス優勝/小林規敏コメント

「路面の状況とかタイヤの使い方など、明日(第5戦)にも繋がるようなところを意識して走りました。第1ヒートは雰囲気良く走れていたのですが、もう少し行けるような気がして第2ヒートに攻めてみたんですが、逆にタイムダウンしました。第1ヒートで大きなミスがなかったことが、勝因だと思います」


PN2クラス2位/小野圭一コメント

「2連戦というのは、本番を走りつつ、明日を見据えて走っている部分もあるので、不思議な気分ですね。金曜日の公開練習のセットがダメだったので、今日の決勝は大きく変えてみたところ、良くなりました。明日(第5戦)に繋がったと思います」


PN2クラス3位/川北忠コメント

「第2ヒートはベストでした(苦笑)。第1ヒートの走りが自分の中でうまく組み立てられなかったのですが、第2ヒートでうまく修正してタイムアップを狙ったんですけど、ダメでしたね。明日に向けて、そのあたりを修正していきたいと思います」


PN3クラス優勝/ユウコメント

「第3戦(名阪)で試したかったセットを、今回さらに煮詰めてセットアップしてきました。まだ気になるところがあるので、伸びしろはあると思います。スナガワ2連戦は勝たなければならないと思って挑んでいるので、まだ完璧な状態には届いていませんが、まずは初戦勝ててホッとしています」


PN3クラス2位/野島孝宏コメント

「第1ヒートはどこでパイロンタッチしたのか正直分からなかったのですが、第2ヒートでなんとか挽回することができて良かったです。理想としては第1ヒートと同じくらいのタイムを出したかったのですが、明日(第5戦)に向けてまた頑張ります」


PN3クラス3位/大多和健人コメント

「第2ヒートは一番ミスしてはいけないストレートの立ち上がりでミスしてしまったので、順位をひとつ落としてしまったのは残念ですね。第2ヒートでもタイムを上げられる要素はあったと思います」


BC2クラス3位/藤井雅裕コメント

「昨日の公開練習は中古タイヤを装着して走っていたのですが、今日の決勝は新品タイヤを投入して意のままに走ることができました。今シーズンはなかなか表彰台を掴むことができなかったので、今回の3位をきっかけにシリーズも挽回していきたいですね」



ベテラン復活、ダブルヘッダーの戦い方

 2002年に当時のA2クラスに全日本デビューして以来、今年で全日本21年目のシーズンを迎える野島孝宏。16年と20年に当時のPN4クラスでチャンピオンを獲得後、21年はロードスターRFでJG6クラスに出場し、ユウとシリーズ終盤戦までチャンピオンを争ったベテランドライバーです。昨年は、家庭の都合により22年の序盤戦でモータースポーツ活動を休止した野島が、今シーズンは約1年ぶりに全日本に復帰してきました。

「全日本は2006年からフル参戦するようになって、それ以来シリーズを休んだのは昨年が初めてだったのですが、今年また全日本に帰ってきて一番驚いたのは、やはりライバル勢の進化でしたね」と野島。今シーズン、野島がエントリーしているPN3クラスは、昨年のJG6クラスとJG7クラスが合併したクラスであり、排気量が2400ccの車種や1400ccターボ車など、これまでのライバルに加え、新たな車種がライバルとなるクラスだ。そのなかで野島は、「ライバル車種というよりも、僕と同じロードスターRFに乗るユウ選手と大多和選手の進化に驚きました」と、ロードスターRF勢の進化を語ります。

「排気量がワンランク上の車種と対等以上に戦うユウ選手と大多和選手の姿を見て、1年間のブランクは予想以上に大きかったし、彼らが進化した分、自分もそのレベルまで進化させていかないと勝負にならないと思い、今でも必死に取り組んでいます」という野島の今シーズンは、公開練習では好タイムをマークするものの、第1戦もてぎで4位、第2戦TAMADAも4位、第3戦名阪は7位と、いずれも表彰台を逃すラウンドが続きました。

「第4戦と第5戦は同じコースで2連戦。ここでなんとか優勝争いに加われるようになっていきたんですけどね」という野島に、全日本ジムカーナでは初の試みとなる2連戦にどう取り組んでいくかを聞いてみました。

「私も2連戦というのはこれまで経験したことがないのでなんとも言いようがないのですが、2連戦ということですから、やはり初戦で少しでも良い成績を残しておくことが、次に繋がると思います。気持ちの面でも余裕を持てますからね。逆に、仮に4戦目がダメだったとしても、5戦目で取り返すこともできる。そういった意味では、一発勝負よりも2連戦は気持ち的に楽だと思います」と、2連戦について語る野島。セッティングに関しては、「基本的には安全策というか一発を狙うセッティングよりも、オーソドックスなセッティングの方がベターだと思いますね。もちろん、天候でセッティングが変わることはありますが、基本的には同じコースを2戦分走るわけですから、セッティングに関しても基本的に2戦とも同じというのが理想ですね。そのためにも、前日の公開練習でどこまで煮詰められているかが、勝負の鍵を握っていると思います」と、2連戦だからこそ、前日の公開練習が重要になってくるということです。

「クルマもかなり良い方向に仕上がってきました」という野島は、決勝の第1ヒートでパイロンペナルティを受けるものの、ライバルが軒並みタイムダウンを喫した第2ヒートでクラス2位まで挽回。有言実行の強いベテランが、強い気持ちで挑んだ第4戦で今シーズン初となる表彰台の一角をつかみ、後半戦の反撃に向けて拍車をかける結果となりました。



Text&Photo by CINQ LLC

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