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日本国内レース

  • 2021/10/18
  • JRC

JRC第10戦、八田/加藤組ロードスターRFがクラス6位入賞

10月15日~17日、岐阜県高山市を舞台に全日本ラリー選手権第10戦「第48回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2021」が開催され、1500cc~2500ccの後輪駆動のRJ車両およびRPN車両で争われるJN3クラスでマツダ・ロードスターRFを駆る八田新一/加藤芳皓組が6位に入賞。今大会にはオープンクラスを含めて66台が参戦しており、そのうちマツダ車はロードスターRF、ロードスターが各1台、デミオが2台の計4台がエントリーしました。


2021年の全日本ラリー選手権は全10戦が予定されていましたが、2戦が中止となり全8戦で争われています。今年で48回目の開催を数える伝統のターマックイベント、ラリーハイランドマスターズは本来は最終戦となる第10戦として開催される予定でしたが、リスケジュールによって7戦目となり、この後に開催される第4戦久万高原ラリーが実質的な最終戦となります。


ハイランドマスターズ初日の16日レグ1は6箇所のSS、17日のレグ2も6箇所のSSが設定され、計12SSで争われます。SS距離は68.46kmで、コース特性としてはアップダウンが多く、中低速なテクニカルなステージとなっています。

 16日のレグ1は好天に恵まれ、順調な走りを披露したのが、28号車、PLUM諏訪姫GI.NDロードスターを駆る八田/加藤組で、八田は「1996年にデビューして以来、ずっとレースを中心に活動していましたが、チームに誘われて2019年からラリー競技にチャレンジしました。ペースノートを使ったドライビングは難しいけれど面白いですね」と語っています。その言葉とおりSS2およびSS3ではJN3クラスの4番手タイムをマークしました。しかし、午後のSS4では軽い接触からタイヤのバランスがずれてしまうトラブルが発生、思うようにタイムが出せず、SS4はクラス10番手タイム、SS6もクラス7番手となり、レグ1はクラス6番手で終えることとなりました。

 一方、1500cc以下のRJ車両およびRPN車両で争われるJN5クラスにはロードスターとデミオ2台がエントリー。デミオの46号車、DLリジットCUSCOe’Tuneデミオを駆る東隆弥/朴木博則組は「SS2で左フロントタイヤをぶつけてしまいました。パンクだけで済みましたが、それ以降は攻めきれませんでした」と東が語るようにクラス11番手でレグ1を終えるます。同じくデミオの41号車、AMAZEMENT∞デミオを駆る本名修也/湊比呂美組もクラス8位で競技初日をフィニッシュ。JN5クラスのマツダ車最上位はロードスターの45号車、PLUM諏訪姫D’s.GIロードスターを駆るクロエリ/明治慎太郎組で、クロエリは「マニュアルに不安があってシフトミスもありましたが、思ったよりタイムは出ていました」と語りクラス7番手でフィニッシュしました。


明けた17日のレグ2は前日深夜から未明にかけて降り続いた雨の影響によりウェットコンディションのなかでラリーはスタート。この日のオープニングステージとなるSS7はコンディションの悪化でステージキャンセルとなる一幕がありましたが、ロードスターRFの八田/加藤組は素晴らしい走りを披露、SS8でクラス5番手タイムをマークすると路面の乾き始めたSS11ではクラス3番手タイムをマーク。八田は「午前中のウエットは厳しかったけれど、午後は路面が乾いたこともあって納得のいく走りができました」と語り、八田/加藤組はJN3クラス6位入賞を果たしました。

 JN5クラスのマツダ勢もレグ2では粘り強い走りを披露。クロエリ/明治組のロードスターはマツダ勢最上位のクラス7位で完走しました。「午前中はウエットコンディションに苦戦したんですけど、午後はドライになってきて楽しく走れました」とクロエリ。東/朴木組のデミオは、「午前中はウエットだったので抑えて走りました。午後はグリップも上がってきたので気持ちよく走れました。無事に走り切れたので良かったです」と語る東はクラス9位でフィニッシュ。「午前中はウエットでリズムがうまく取れませんでした。午後はがんばったんですけど、SS11でガードレールに接触してしまいました」と語る本名/湊組のデミオはクラス10位となりマツダ勢は全車完走を果たしました。



Text&Photos by I. Hiromoto

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