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日本国内レース

  • 2020/07/06
  • OTHER(日本)

インタープロトデビューの寺川、驚異の開幕連勝を果たす

7月4日(土)、富士スピードウェイでワンデイイベントとして開催された本年のインタープロトシリーズ第1戦・第2戦において、55号車「マツダ人馬一体アカデミー」号を駆るマツダの寺川和紘が、2戦共にジェントルマンクラスの優勝を飾りました。

 インタープロトシリーズは、本来であれば5月第2週に開幕する予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大抑止のため延期となっていました。2ヶ月の自粛期間を経て関係者の努力が実り、他の国内モータースポーツ競技に先駆け、7月4日のワンデイ開催が実現しています。そして今回、人馬一体号には初代の佐藤政宏、2代目の虫谷泰典に続く、3代目のマツダ開発ドライバーとして指名された寺川和紘が今回実戦デビュー。寺川は、車両開発本部自動車試験場付けの開発ドライバーで、社員向けのドライビングスクールのインストラクターなどを務める傍ら、趣味で全日本ラリーなどに出場した実績もあり、またメディア対抗ロードスター4時間耐久レースの選抜ドライバーとしてマツダ人馬一体号をドライブした経験をもっています。寺川とコンビを組むプロドライバーは、SUPER GTやスーパーフォーミュラなどで活躍する関口雄飛です。

 7月4日の富士スピードウェイは、梅雨前線が静岡県東部に停滞する中開催されました。朝から時折強く降る雨の中、寺川が出場するジェントルマン/エキスパートレースは、10台が予選に出走。寺川は、居並ぶエキスパートドライバーの中に割って入り、昨年のシリーズチャンピオンであるエキスパートドライバーの永井秀貴に0.5秒差の2位タイムを記録。デビューレースをフロントロウからスタートすることになりました。決勝レース第1戦は、強い雨のため2周のフォーメーションラップののち、周回を短縮して実施されることになりました。ライトがグリーンとなったとたん、寺川はフレッシュマンらしからぬファイトを見せ、第1コーナーに向けて猛ダッシュ。「スタートダッシュで1番を狙っていた」と寺川はのちに語っていましたがそれは叶わず、レースリーダーの永井の背後からチャンスをうかがいながら、周回を重ね総合2位、ジェントルマンクラス首位でレースを終えました。また、第2レースは、スタートで出遅れるものの、すぐに追いつき、さらにトップの山口達雄(エキスパート)の背後に迫りました。しかし、2周目のダンロップコーナーに流れていたオイルに乗ってハーフスピン。ここで痛恨のタイムロスを喫します。その後も果敢に上位を攻めますが、後方スタートの永井に先行を許し、総合3位ジェントルマンクラス首位でフィニッシュしました。ジェントルマンドライバー登録ながら、総合でも表彰台に登り、デビュー戦から連続でクラス優勝を果たすのは簡単なことではありません。寺川は、今年のこのシリーズの台風の目となる可能性もあるでしょう。

 寺川は、「やるからには総合トップを狙っていました。さらに雨量が増えれば、チャンスはあったと思います。第2レースは、第3セクターでオイルに乗ってコースオフ。そこでリズムを乱してしまったのが、敗因です。経験が不足しているせいだと思います。まだまだ、自分の引き出しの中身が少ないことを痛感しました。嬉し悔しでとても濃いデビュー戦となりました。今後も貪欲に挑んでいきたいと思います」と語っています。

 55号車でプロクラスに出場した関口は、第1レースの5位走行中に他車と接触してサスペンションアームを曲げてピットイン。応急処置を施すものの、第2レースは出走ならずでレースを終えています。

Text by MZRacing Photos by IPS officeial and Terakawa

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