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日本国内レース

  • 2023/07/02
  • JGC

JGC Rd.5 連勝のユウがPN3チャンピオンに王手

北海道砂川市郊外のオートスポーツランドスナガワジムカーナコースで全日本ジムカーナ選手権第4戦が行われた翌日の6月25日(日)に同会場で全日本ジムカーナ選手権第5戦が開催されました。PN2クラスでは第4戦2位の小野圭一(ロードスター)が今季2勝目を獲得、PN3クラスではユウ(ロードスターRF)が第4戦に続き連勝を挙げ、今シーズン4勝目を獲得するとともにPN3クラスのシリーズチャンピオンに王手をかけました。


全日本ジムカーナ選手権第4戦の翌日に行われた第5戦は、午前中から好天に恵まれ、最高気温が32度付近まで上昇。路面温度も午後には55度付近まで上昇したため、第2ヒートのタイムアップが難しい状況となり、ほとんどのクラスで第1ヒートのタイムが決勝タイムとなりました。

コースレイアウトは、前半から中盤にかけてコースセクションを走行し、後半はパイロンセクションという前日と同じ設定となりましたが、第5戦はコースセクション、パイロンセクションとも細かなターンが増え、第4戦よりもテクニカルな設定となりました。前日と同じくコースセクションの路面は粗く、パイロンセクションの路面は目が細かく滑りやすい路面のため、この大きな路面変化に対応することも必要となってきます。

出場台数は、第4戦と同じく111台。マツダ車も、第4戦と同じく全クラス合わせて17台が出場しています。


9台のロードスターが出場したPN2クラスは、第4戦ではクラス最下位に沈んだ柏昇吾が1分17秒台にタイムを乗せ、それまでのベストタイムを大きく更新してきます。その後、第4戦3位の川北忠が柏のタイムを約0.5秒更新、さらに第4戦2位の小野圭一が川北のタイムを約0.9秒更新し、ベストタイムを1分16秒台に引き上げてきます。第4戦を制した小林も1分16秒台のタイムでゴールしますが、痛恨のパイロンタッチ判定を受け下位に転落。上位陣が軒並みタイムダウンとなった第2ヒートで5位まで順位を押し上げるものの、第1ヒートのタイムで逃げ切った小野が、開幕戦もてぎラウンド以来となる今季2勝目を飾りました。2位に川北、3位には第2戦TAMADAラウンド以来の表彰台となる柏が入賞しました。


第4戦では3台のロードスターRFが表彰台を独占したPN3クラスは、第4戦を制したユウと第4戦3位の大多和健人が1分15秒台の攻防を展開しましたが、大多和に0.291秒差をつけたユウが第4戦に続き第5戦を連取。今シーズン4勝目を挙げ、早くもシリーズチャンピオンに王手をかける結果となりました。

その他、PN1クラスではMAZDA2の福田大輔がクラス3位に入賞、BC2クラスではRX-7の藤井雅裕が第2ヒートでタイムアップを果たし、2戦連続の3位入賞を果たしています。


PN2クラス優勝/小野圭一コメント

「第4戦はいろいろあって気づいたら2位でした。今日(第5戦)は意地でも勝ってやろうと思って、僕の走りを見ろや〜という感じで頑張りました。気持ち的な切り替えの方が大きかったですね。第1ヒートはまだ行けると思ったんですけど、車載を見直すと意外と悪いところがなくて、普段の僕とは違う運転のスタイルだったのですが、スナガワ特有のバンクにその走りが合っていたんだと思います」


PN2クラス2位/川北忠コメント

「2連戦は初めての経験だったのですが、僕のなかでは違和感もなく淡々と2戦分を走ったという感じです。本音を言うと、第4戦と第5戦のどちらかは勝ちたかったんですけどね。まぁ、でも勝負なのでしょうがないです。公開練習から第4戦、第5戦まで、細かい要素をまとめきれなかったのが敗因でしたね」


PN2クラス3位/柏昇吾コメント

「スナガワは初めて走るコースで、最初は全然自分の走りを出せていなかくて第4戦まで大苦戦していたのですが、第5戦でようやく自分の走りが出せたかなと思います。第4戦は惨敗だったので、第5戦は気持ちを切り替えて、抑えるところはしっかり抑えようと思って走り、そのとおりの走りができたんじゃないかと思います」


PN3クラス優勝/ユウコメント

「クルマ的に不満がなく、運転も自覚できるほどの失敗がそれほどないなかで、ライバルたちとタイム差がないというのは、けっこうしんどかったですね。次戦の久万高原も、スナガワの路面と同じ傾向なので、うかうかしていられないですね」


PN3クラス2位/大多和健人コメント

「第2ヒートは中間タイムでタイムが上がっていたらしいんですけど、終盤のサイドターンで失敗したのが悔やまれますね。ロックさせてはいけないサイドターンだったんですが、ロックさせてしまったのが痛かったです」


PN1クラス3位/福田大輔コメント

「全日本の会場のなかでスナガワが一番苦手なコースなので、3位は順当なとこじゃないですか(笑)。結果が良くても悪くても、このコースは原因が全然分からないんですよ。それで、苦手意識が全然抜けないんじゃないかと思います」


BC2クラス3位/藤井雅裕コメント

「第2ヒートはコンディション的にタイムアップが難しい状況だったのですが、第1ヒートでミスしたところをしっかり見直してタイムアップすることができました。次戦に向けて改善点も見つかったので、なんとか上位2台に食らいついていけるように頑張ります」

「自信が確信に変わった」〜小野圭一〜

2021年の全日本ジムカーナ選手権第5戦にロードスターで全日本デビュー後、22年から本格的にシリーズ参戦を始めた小野圭一。22年は第6戦岡山国際ラウンドでJG8クラス2位を獲得するほか、3戦で3位表彰台を獲得し、シリーズ5位にランキングされました。全日本チャンピオン獲得者が集まるPN2クラスのなか、シリーズのレギュラードライバーのなかでは最年少となる27歳の若手ドライバーです。

その小野が、今シーズンは開幕戦のもてぎラウンドで全日本初優勝を獲得。以降も第2戦から第4戦まで3戦連続2位に入賞し、この第5戦では今シーズン2勝目となるクラス優勝を獲得し、第5戦を終えた時点でシリーズランキングでは2番手につける川北忠に13点差をつけ、トップを快走しています。

今シーズンの快進撃に関して小野は、「今シーズンは、クルマの作りとかセッティングを理解して、走りに落とし込んでタイムに反映させるという精度が上がったと思います。昨年までは、実際に手足を動かしてクルマを運転する練習量が多かったのですが、今シーズンは実際に走らずとも、考えたことを効率的にタイムに活かすことができているんです。ドライビングの引き出しも、昨年から増えてきていると実感しています」と、その要因を語ります。全日本にデビューするまではひたすら反復練習を繰り返し、全日本デビュー後は1戦1戦得た知見やノウハウを、走りに活かすことができているということです。

「最近は、ジムカーナの練習ももちろん大事ですが、一発の集中力に体力も必要だと思い、筋トレにも取り組もうと思っています」と、フィジカル面での強化も図っています。

開幕戦の優勝について小野は、「昨年の目標は、絶対優勝というよりも、2位でも3位でもいいから常に優勝を狙える位置にいたいというのが目標でした。今年は、目標をひとつ上げて、可能な限り勝つというのが目標です。とはいっても、やっていることは昨年と大きく変えたかというとそうでもないのですが、決勝に向けた金曜日と土曜日にやっているメニューは確実に変わりました」と小野。

「昨年は、同じセットのクルマでドライバーの質を上げるというのがテーマだったんですけど、今年はドライバーが100に近い状態に置いて、クルマをそれに近付けていくという方法にトライしています」ということです。

「走りの引き出しは、確実に増えていると思います」という小野は、第5戦で「いつもはハンドルを切り込む走りが嫌いだったのですが、スナガワはバンクがついているので切った方がどんどん中に入っていってくれるんですよ。自分にとっては新しい走らせ方で、条件次第ではそういう走りもアリなんだなということに気づきました。走りの引き出しが増えました(笑)」と、2勝目とともにまた新たな走りのデータを蓄積しました。PN2クラスのなかでも群を抜く安定感は、1戦1戦から得られた経験値が大きな武器となり、快進撃を続けています。


全日本ジムカーナ選手権第6戦は、8月5日(土)から6日(日)にかけて、愛媛県上浮穴郡久万高原町のハイランドパークみかわで開催されます。



Text&Photo by CINQ LLC

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