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日本国内レース

  • 2014/04/23
  • OTHER(日本)

富士チャンピオンレース開幕戦はマツダ車56台がバトルを展開

2014年の富士チャンピオンレースシリーズ第1戦が4月19日(土)と20日(日)のウイークエンドに、静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されました。今シーズンの開幕戦も全世代のロードスターと新旧デミオ合計56台が、5レース10カテゴリーにわたって参戦。多くのマツダフリークたちで賑わいました。

昨年からの変更では、ロードスターカップNCが2クラスに別れたことが最大の注目でした。今回は6台がより改造範囲の広いオープンクラスにエントリー。翌週に東北シリーズの初開催を控えた♯0 小原健一が、ビジター向けに用意したレンタカーの「わ」ナンバーで参戦してポールtoウイン。さすがにS耐エースドライバー(2013年NOPROデミオ)の貫禄を見せつけてくれました。

またチャレンジクラスでは、筑波を主戦場とするパーティレースから♯20田原大助と♯71登坂 紀という2選手がタイヤをYHに履き替えてのデビューを果たしました。迎え撃つのも、じつは元パーティレーサーの♯18ランマン。3台の同窓会バトルでしたが、結果は昨年のパーティレースNC2シリーズ3位の登坂が、同じくNC1チャンピオンの田原を押さえての初優勝となりました。

このNCと混走となったナンバー付きのデミオレースは4台での争い。ディフェンディングチャンピオンの♯75西山 隆が2位に17秒もの大差を付けての圧勝劇で、昨年からの連勝記録をさらに伸ばしています。またN1マシンの初代デミオで争うクラスは2台がエントリー。こちらも2013年チャンピオンの♯103 R.P.M/Hが、順当に開幕戦を勝利で飾りました。

NA6が8台、NA8が7台、そしてNB8が12台という合計27台がエントリーして混走で争ったロードスターカップは、各クラスの実力者たちが勝利を収めました。NA6は♯7 茂木文明が5連勝、NA8が♯1山形 卓が3連勝、NB8は♯11戸田裕一 が4連勝と、なんと3名全員が昨年からの連勝記録を伸ばす結果に…。とくに茂木は決勝中にコースレコードの2分6秒998を樹立。NA8とNB8勢でこれより速いファステストを刻んだのは山形のみというのは、まさに驚異と言うしかありません。第2戦以降、ライバルたちの意地と雪辱にも期待しましょう。

N1規定のロードスターで争うワンメイクレースは、「富士フレッシュマン」時代の1992年からの伝統を誇っています。今シーズンからは3代目NCの参戦も可能になりましたが、残念ながらエントリーはありませんでした。しかしながら、久しぶりに2代目NBで♯41奥田祐輔が出場。決勝中には2分13秒313というコースレコードを記録して、次戦以降への期待が高まりました。そして激戦のNA6CEは11台がエントリー。じつは3年連続チャンピオンの♯1雨宮恵司が金曜日の練習中のアクシデントで急遽別のマシンに乗り換えたために、展開が読めない状況でした。

しかしながら、雨宮のカーメイクコーンズ勢のチームメイトである♯2大野俊哉が、昨年の最終戦に続く2連勝を達成。予選から2番手以下を引き離し、決勝でもコースレコード(2分8秒429)をマークする余裕の勝利でした。とはいえ、このレースにはもうひとりのコーンズ勢である♯24田辺良輔や、復活を果たしたベテランの♯11八田新一、また昨年一度勝っている♯43大井正伸に雨宮などなど、まさに実力者がひしめき合っています。

最後に、自然吸気1.6リットル車で争うNA1600にも、NAとNBの2台のロードスターが参戦しました。♯73小宮伸介のNA6Cが、まさによきライバルの♯37秋元優範AE86とデッドヒートを演じた末、惜しくも0.2秒差の2位でフィニッシュしました。

富士チャンピオンレースシリーズの第2戦は6月21日(土)・22日(日)に開催予定で、今回の全カテゴリーも行われます。マツダファンのあなたなら、ぜひ一度、観戦されてはいかがでしょう?

●富士チャンピオンレース
http://www.fsw.tv/1ch/1_5original/index.html

Photo and Text by T. Ishida

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