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  • 2026/09/08
  • OTHER(日本)

XCR RALLY HOKKAIDOでCX-60がクラス優勝

9月4日(金)〜6日(日)に北海道の十勝・帯広管内でXCR SPRINT CUPシリーズ第6戦RALLY HOKKAIDO(以下ラリー北海道)が開催され、TCP MAGICチームから新設のXC-2Sクラス(気筒容積2,000cc以上のモノコックSUV)にエントリーした寺川和紘/石川美代子組の「MAGIC TY MAZDA CX-60」は、二日間合計14箇所のスペシャルステージ中13箇所でトップタイムを記録し、念願のクラス優勝を達成しました。

昨年まで北海道内だけで開催されていたこのXCR SPRINT CUPシリーズは、本年岩手と群馬でも開催されることとなり、これまでピックアップトラックなどのクロスカントリー車と同一クラスで混走となっていたSUV車両が独立したクラスとして新設されました。今回のラリー北海道にはそのXC-2SクラスにMAZDA CX-60のほか、スバルフォレスター、同クロストレック、三菱アウトランダーなど合計6台が出場し、XCRシリーズ全体の合計台数は21台となっています。コースは、帯広市郊外の北愛国交流広場を起点とし、5日土曜日は足寄・陸別地域の8ステージを走り、翌6日の日曜日は池田町、音更町の6ステージを巡る総走行距離が665kmにも及ぶ国内最大級のクロスカントリーラリーです。そのうち、スペシャルステージ(SS)合計は116.6kmで、高速ステージのパウセカムイ(SS1/4/7)、多くの観戦客で賑わうリクベツ(SS2/5/8)、ラフロードが続く最長23kmオーバーのヤムワッカ(SS3/6)、野球場跡地を走るスーパースペシャルステージのイケダ(SS9/12)、新設のハイスピード林道ステージのトカチガワ(SS10/13)、ツイスティな林道を駆け抜けるオトフケ(SS11/14)で構成されています。

寺川/石川組の114号車CX-60 XD-HYBRID AWDは、前年の同ラリーではクロスカントリー車に混じって総合2位に入賞しており、新設クラスにエントリーとなった本年はクラス優勝を目標に掲げていました。また、チームとしてこのラリーに出場するのは2024年以来3年連続3回目となります。さらに、本年は117号車としてもう1台CX-60 XDが参加しています。ドライバーの北島広実さんは、千葉県市原市のマツダオートザム市原北の代表者です。北島さんは、「昨年のラリー北海道で走るCX-60の姿を見て、なんとか自分も参加したいと思うようになりました、今年は寺川さんと石川さんのCX-60と一緒に走れるのでとても光栄に感じています」、と語っていました。

2日水曜日から降り続いた雨は金曜日の午後には止み、夕方からJR帯広駅北の広場で行われたラリーショウは時折日差しがのぞく空模様の下で盛大に行われました。自衛隊音楽隊やロックバンドの演奏やダンスチームのパフォーマンスを経て、17時過ぎからセレモニアルスタートが始まりました。併催の全日本ラリー選手権(JRC)車両を合わせた合計70台以上がスタートランプに上がり、それぞれ意気込みを語ったのち走り出していきました。114号車の寺川は、「2024年(CX-5 XDで出場)、2025年と2年連続で2位だったので、今年はなんとしてもクラス優勝を達成したいですね。頑張りまーす」、と語っていました。

競技初日の5日土曜日、サービスパークの北愛国交流広場近辺は朝靄に霞んでおり、気温は12℃でした。6時過ぎにサービスパークを後にしたXCR一行は、約100km離れた足寄町方面に向かいます。寺川が「CX-60にとって最適」というパウセカムイに到着する頃には空は晴れ上がり、気温は20℃近くに上昇しています。パウセカムイは、しまったフラットな路面が特徴で、場所によっては車速が100kim/h以上になることもあるようです。この最初のSSで114号車は、2番手に8秒差をつけてトップフィニッシュ。続くSS2リクベツではさらに7秒差を追加しました。悪路の上に雨でぬかるんだSS3ヤムワッカは、XC-2Sクラスの車列を苦しめます。114号車はなんとかここだけで1分以上を引渡し、さらにSS2とSS3の再走ステージを経て1分40秒ものマージンを築きました。しかし、続くSS6ヤムワッカは1回目以上に路面が悪化。114号車はオーバーシュートしてタイムロスした上、路面にボディ下面を強打した場面以降、加速時にエンジンが吹けにくくなるトラブルが発生。SS7はトップタイムで切り抜けるものの、SS8リクベツではトップに4秒遅れの3位でフィニッシュしています。リエゾン区間を経てサービスパークに戻ると、エンジニアがトラブルの原因を特定し修理を終え流ことができました。寺川・石川クルーをはじめチームは胸を撫で下ろします。

二日目はイケダのスーパーSSで始まりました。雨によって路面はまさにヌタヌタの泥濘路となっています。フルターンのセクションではスタビリティコントロールが介入するため寺川は苦戦しますが、それでもトップタイムで通過することができました。つづく、SS10は新設のトカチガワステージです。締まった路面が続くこのスリリングなハイスピード林道では、2番手の117号車CX-60に6秒差のトップフィニッシュを果たしています。SS11も他を寄せ付けず、2番手の115号車アウトランダーに合計2分37秒もの大差をつけて、最後の3ステージに向かいました。ここまでで大勢は決していますが、114号車寺川はさらに攻め続け、SS14終了時点で115号車に2分47秒6差をつけてXC-2Sクラス優勝を決定づけました。また、初出場の117号車CX-60の北島/鈴木クルーは、115号車に続くクラス3位に入賞し、表彰台の一角を占めることができています。

川戸泰介チーム代表のコメント
「最高の結果でした。XCRラリー北海道3年目にして、念願のクラス優勝を手に入れることができました。クルーをはじめ、チームのみんなが力を合わせた結果だと思います。来年のことはまだ未定ですが、出場できるならさらに上を目指したいと思います」

ドライバー寺川和紘のコメント
「いろんなことが起きた二日間でしたが、チーム力でそれを克服し初のクラス優勝を得られたことはとてもよかったです。勝因は、なんといってもCX-60の素性の良さに尽きると思います。それを今回証明できたことが何よりも嬉しいです。また、CX-60を使っていただける仲間が増えたことも嬉しいですね」

コ・ドライバー石川美代子のコメント
「タフなラリーでしたが、なんとか二日間を走り切ることができました。途中制御のトラブルに悩まされましたが、解消することができて、最後は気持ちよくラリーを終えることができました。ありがとうございました」

なお、この度二日間のラリーにチームの一員として帯同した北海道マツダの藤木龍志さんと奥谷淳志さんの二人は、「初めての経験でしたが、チームに少しでも貢献できたとしたらとても光栄です。陸別のリモートサービスでは、20分間で色んな作業を終えないとならず、プレッシャーを感じましたが、なんとかやり遂げられました。とても良い経験になりました」、と口を揃えました。


Text and Photos by MZRacing

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