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  • 2022/03/24
  • OTHER(日本)

全日本ダートトライアル選手権第1戦 JD9クラスは太田智喜が優勝

3月20日(日)、京都市右京区の「京都コスモスパーク」で2022年全日本ダートトライアル選手権第1戦が開催され、JD9クラスで昨年同クラスチャンピオンの太田智喜(デミオ)が優勝を飾りました。


全エントリー134台中、マツダ車はデミオが2台 アクセラが1台、マツダ2が1台の合計4台が参加しました。決勝のコースレイアウトは、前半は中速コーナーを中心として、後半は外周路のストレートを生かした高速セクションから成り、比較的速度域の高いレイアウトが採用されました。

当日の天候は晴れ時々曇りながら、一時雨が降りだす不安定な状況に加え、前日の降雨により第1ヒートの路面はセミウェット状態となりました。しかし第2ヒートでは路面も乾き、第1ヒートの走行で浮き砂利も掃けたため、各車ともにタイムアップ。勝負は第2ヒートに集約されました。


JD9クラスには全18台が参加。JD4クラスと並ぶ最大参加台数の人気クラスです。太田智喜は前日の公開練習では今季コスモスパーク初走行ながらセミウエット路面で3番手タイムとまずまずの順位を記録。決勝では第1ヒートを前半のタイトコーナーでインに乗り上げてタイムロス、1分52秒333とトップから3秒146遅れの7番手となりました。ドライ路面となった第2ヒートは予想通りJD9クラス全車が自己タイムをアップする中、太田も果敢に攻めて第1ヒートの自己タイムを7秒も縮める1分45秒060をマーク。2位に0秒557の差をつけての見事な逆転優勝、また太田にとってコスモパーク初優勝となりました。

太田智喜は「マシンは昨年から主な変更はダンパーのOHぐらいで、基本的にリフレッシュメンテのみでした。 コスモスに向けて、マシンの力が100%出せるように普段通りしっかりメンテしました。第2ヒートは路面がドライとなったとは言え完全に乾き切っていないようなので、第1、2ヒートともウェットタイヤを履きうまく乗り切りました。路面変化には空気圧調整で対応しました。コース後半の高速設定は車両的には厳しい面も多いかと思っていましたが、コスモスパークはまだ優勝経験がないとは言え去年は2位に入ったりと、成績が上げられるようになってきています。車速を落とさず如何にコーナリングするかを考えてアタックすれば、車両の苦手部分を補えると思い、アタックしました。今年もチャンピオン獲得出来るよう、一戦一戦確実に勝ちとっていきたいと思います」と語っています。

なお、JD9クラスの本道治成(デミオ)はクラス12位、JD1クラスの河内渉(マツダ2)はクラス12位、JD3クラスにアクセラで参加の昨年チャンピオン坂田一也はクラス6位となりました。


2022年の全日本ダートトライアル選手権はこの開幕戦を皮切りに、全7戦が開催されます。
次戦第2戦は4月10日(日)福岡県福津市「スピードパーク恋の浦」で開催されます。


Text by K.SUGA & MZRacing  Photo by K.SUGA

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