MZRacing マツダモータースポーツ情報サイト

日本国内レース

  • 2019/11/28
  • RPR

PR3西のフィナーレ 本多永一が西日本V4と2年連続マツダカップを獲得

今年のロードスター・パーティレースⅢもいよいよ走り納め。11月23日、西日本シリーズの最終となる第4戦が岡山国際サーキットで行われました。NDシリーズは88号車の本多永一が今季3勝目。2016年から始まった西日本シリーズで初年度から4年連続チャンピオンという偉業を達成すると同時に、全国シリーズのランキングでも2年連続で首位を確定して「マツダカップ」を獲得しました。

この日のサーキットは「晴れの国」にふさわしい快晴に恵まれました。午前8時30分過ぎの気温は7.6度、路面温度は9.6度で絶好のコンディションと言いたいところですが、タイヤが温まるのにいつもより時間がかかりそうです。エントリーはNDシリーズ17台、NDクラブマン9台の計26台で最多台数を更新。今回は33号車の中原憲行が初めてパーティの仲間に加わってくれました。

9時15分から15分間の予定で始まった公式予選は、いきなりドラマが起きます。前戦3位の最速のマツダ常務執行役員、30号車の前田育男がアウトラップのアトウッドでハーフスピン。グラベルにはまってレスキューを待つアクシデントです。さらに前戦のウイナー、61号車の杉野治彦が2周目のパイパーコーナーでスピンしてウォールにヒット。赤旗が提示されます。
6分間の中断の後、残り11分20秒で戦闘再開。先頭でアタックに入ったのが50号車の山下昌樹で、ポイントリーダーの本多がピタリと背後につきます。第2戦、初参戦で2位となった山下は今回も速さを見せてくれましたが、そのスリップの恩恵を受けた本多は2周連続のアタックで1分56秒415まで削って堂々のポール獲得。山下は最後までアタックを続けてベストを更新しますが、1分56秒671でわずかに届きません。そして第2戦のポールシッター、46号車の長田茂久が1分56秒796で続いて、ここまでが57秒を切りました。
以下は応急修理してコースに復帰した杉野、82号車の兼原洋治、155号車の寺川和紘とシリーズクラスの実力者たちが続きます。そして総合7位となる1分57秒953を記録したのはクラブマンクラスの前戦ウイナー、70号車の構井将文でした。クラブマンクラスの予選2位(総合9位)には28号車の丸山友輝が続き、デビュー戦の中原はクラブマンクラス3位(総合11位)という健闘を見せました。

決勝は11時58分にオールレッドのシグナルがブラックアウト。8ラップ先のチェッカーを目指します。フロントローの本多と山下は順位をキープしますが、4番グリッドの杉野が3番グリッドの長田を逆転。兼原の5番手は変わりませんが、そこに続いたのはクラブマンクラスの構井。前をいくシリーズクラスの寺川をかわして総合6位に浮上します。
オープニングラップの勢いは追いかける山下と杉野の方にありました。2周目のバックストレートでは3ワイドでほぼ横並びのバトルを展開。この後のヘアピンからリボルバーは、本多→杉野→山下の順で通過しますが、最終コーナーからホームストレートでは杉野が本多をロックオン。3周目の1コーナー進入で鮮やかにインを差して先頭に躍り出ます。
ところが、杉野は4周目のバックストレートで3速からのシフトアップを2速に入れてしまう痛恨のミス。本多が労せずして首位に返り咲きます。と、このあたりで序盤少し出遅れていた長田がトップグループに追いついて、4台での集団に発展。前を追うだけでなく、背後のライバルにも常に脅かされる厳しい状況になります。逆に先頭を走る本多のタイヤのコンディションに一日の長が感じられました。
結局、1.600秒のマージンを築いた本多が今季3勝目。西日本シリーズで4年連続のチャンピオンを決めるとともに、昨年に続いて全国シリーズも制して「マツダカップ」を手にすることになりました。2位の杉野と3位の山下のギャップは0.122秒、さらに山下と4位の長田も0.271秒という接近戦です。長田は今シーズン3度目の4位という悔しい結果に終わりましたが、1分57秒468でファステストラップを記録。きっと来シーズンは表彰台に上がってくれることでしょう。
少し離れた5位争いも白熱していました。オープニングラップで6位に浮上した構井が、ベテランの兼原とテールtoノーズやサイドbyサイドのバトルを展開。3周目に前に出ますが、4周目には抜き返され、さらにファイナルラップに逆転というパッシング合戦で、最後はクラブマンクラスの構井が総合5位で先着します。シリーズクラスは兼原が5位、6号車の松原敦史が6位となり、ここまでが入賞。一方のクラブマンクラスはデビュー戦の33号車・中原憲行が2位、2戦目の111号車・長谷川順一が3位で表彰台に上がり、規定により4位の192号車・湯川勲までが入賞しました。

本多は「じつは朝から吐きそうなくらいでした。決勝もスタート直後はタイヤのグリップが感じられなくて、厳しいと思っていました。でも今日は自分にツキがあったと思います。予選では山下さん、決勝では杉野さんにアシストしてもらった感じです。トップに戻ってからはミスしないことだけに集中しました」と振り返りました。構井は「前戦は無我夢中でしたが、今日は頑張ったかなと思います。兼原さんはどんな場面でもフェアな方ですね。本当に尊敬します。おかげで優勝できました」とライバルを讃えていました。

これでロードスター・パーティレースⅢの2019年の戦いは終了しました。各地区の上位入賞者を招いての表彰式は、2020年1月10日に予定されています。

Photos by B-Sports

MAZDA MOTORSPORTS ロードスター・パーティレースⅢ

PAGE TOP

©  MZRacing. All Right Reserved.

サイトマップ