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日本国内レース

  • 2017/04/14
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NDシリーズ八田が開幕連勝。RSパーティレースIII北日本第2戦

4月9 日、前日に続いてロードスター・パーティレースiiiの北日本シリーズの第2戦がスポーツランドSUGOで行われました。パーティレース史上初のダブルヘッダーです。上空は厚い雲に覆われ、時折雨粒を感じるほどですが、路面は乾いています。公式予選は8時から20分間です。善日より2台多い12台が出場したNDシリーズは、第1戦で逆転優勝を飾った122号車の八田新一が終盤に1分46秒181を出してトップとなりました。2番手は前日2位の82号車の兼原洋治で1分46秒820、3番手には第1戦では惜しくも表彰台を逃した91号車の沢崎祐一が1分47秒085で続きました。この第2戦から参加したのは、117号車の小松寛子と184号車の佐藤曜平です。小松は昨年の北日本NCシリーズで2回の優勝を誇る実力者ですが、NDに乗り換えた今回は予選クラス9番手(決勝は同8位)に終わりました。また佐藤は今回がデビュー戦でした。

ウエットで始まった前日の予選に比べると、各車3〜6秒ほどタイムを刻んできました。唯一、NDのクラブマンクラスで出場の8 号車・中村寛は1分54秒190でした。一方、NCシリーズの出場は5台で、第1戦優勝の1号車、丹羽英司が1分44秒104でトップ。総合でも3番手に入る好タイムです。続いて64号車の森山晃正が1分45秒577、3番手は前日3位の7号車の佐久間行雄で1分46秒100でした。今回も東北ロードスターカップの6台とも混走で、総合のポールポジションは0号車の川崎俊英(NA6)が1分41秒561のコースレコード更新で獲得しています。

北日本シリーズの第2戦決勝は予定より約10分遅れて10時56分に始まりました。相変わらずの曇り空で、いつ雨が落ちてきてもおかしくない状況です。競技長の判断で幌を閉めることが許されて(ただしオープンのままでもOK)、8周先のチェッカーフラッグを目指します。スタートで飛び出したのはNDシリーズトップの八田。総合で9番手から6番手まで順位を上げ、さらにNCシリーズの1台も抜いて、総合5番手で悠々と開幕2連覇を果たしました。2位は兼原で、こちらも予選のポジションを守りました。激しかったのはこのクラスの3位争いです。予選4位の28号車・伊藤善博が7周目で予選3位の沢崎をかわし、さらに兼原にも0.128秒差にまで迫って3位を獲得。終わってみればポディウムに上がったのは、昨日の開幕戦と同じ顔ぶれとなりました。沢崎に続く5位は20号車の五賀貴男、6位は58号車の梶谷太郎でした。五賀は管理人の知る限り、今年初めてパーティレースに出場し、2戦目にしての初入賞です。

八田さんは、「この2日間でかなりSUGOにも慣れてきました。今日は孤独な戦いだったので、次はバトルを楽しみたいです。鎌倉選手、出てきませんか(笑)」と前年王者の名前を出し、余裕の表情で語りました。またNDのクラブマンクラスに唯一出場の中村は走るたびに自己ベストを更新。この決勝でも1分50秒703を記録し、総合でも順位をひとつ上げました。NCシリーズは総合3番手からスタートの1号車、丹羽英司が第2戦も危なげなく優勝。こちらも2連勝で、年4戦のシリーズで大きなアドバンテージを築きました。予選2番手の森山が順位を守って2位。前日の最下位からV字回復し、第3戦以降の巻き返しに弾みをつけました。3番手の佐久間も東北ロードスターカップの2台と絡んでいるうちに、86号車の小林学に0.717秒差にまで迫られますが、ここで前年王者の意地を見せ、逃げ切って2日連続の表彰台を果たしています。

丹羽さんは、「予選でまた自己ベストを更新できたのはいいのですが、少しタイヤを消耗しすぎたかなと反省し、決勝は途中からセーブしました。もちろんチャンピオンを目指します」と、力強く宣言しました。

ロードスター・パーティレースの北日本シリーズ第3戦も同じスポーツランドSUGOで、7月9日の日曜日に開催されます。

Text and Photos by B-Sports

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