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日本国内レース

  • 2020/10/23
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参戦1年目の23歳、石谷豪志がパーティレースⅢの交流戦で初優勝!

10月18日、静岡県の富士スピードウェイでロードスター・パーティレースⅢの交流戦「Friendly Match」が開催され、1号車の石谷豪志が予選4位からジャンプアップして初優勝を果たしました。

いつもはスポーツランドSUGOと筑波サーキット、岡山国際サーキットを舞台に、北日本/東日本/西日本の3シリーズに分かれてしのぎを削っている全国のパーティレーサーたち。それが年に1回、ここ富士スピードウェイで一堂に会して事実上の日本一決定戦として行われるのが交流戦「Friendly Match」です。2016年は“統一戦”として岡山で開催されましたが、2017年からは富士での“交流戦”に名を改め、今年で4回目を迎えました。

NDシリーズクラスに限定される交流戦には35台のエントリーでしたが、8時25分から20分間の公式予選には2台が欠場。心配された空模様ですが、予選開始の頃には太陽も顔をのぞかせます。気温は11℃、湿度は87%で、路面はまだ前日の雨で濡れた状態でのコースインになりました。

記録上は2周目となるアタック1周目のベストは77号車・野島俊也の2分20秒205。続いてアタック2周目には61号車の杉野治彦が2分18秒台に入れ、3周目には野島が2分17秒380、4周目には1号車の石谷豪志が2分16秒280と、レコードラインが次第に乾いていくとともにタイムアップします。
こうなると、チェッカーフラッグが振られる最終ラップでミスなくまとめることが大切になってきます。そのアタック8周目に2分15秒409を叩き出してポールポジションを獲得したのは、179号車の佐藤和徳。今年はシリーズ戦にこそ出ていませんが、ここ富士が大雪に見舞われた3月のエキシビションマッチで予選トップを獲得し、決勝(セーフティカー先導の1ラップで終了)でも優勝を果たした実力者です。
予選2番手は東日本シリーズでランキング4位につける121号車の河村恭平で、タイムは2分15秒637。以下、西日本2位の杉野と東日本5位の石谷がグリッド2列目からのスタート。さらに先日の東日本第2戦でデビューしたばかりの20号車・吉田隆ノ介と、3年連続の全国王者である88号車・本多永一がグリッド3列目からのスタートとなりました。 なお、北日本シリーズでチャンピオンを確定させた48号車のニノ高橋は7番グリッド、東日本シリーズで2連勝中の63号車・荒牧和敬は9番グリッドから決勝をスタートします。ちなみに西日本シリーズのポイントリーダー、46号車の長田茂久は今回エントリーしていません。

今年の交流戦は、ライブも披露した田川ヒロアキ氏のギターによる国歌演奏からスタート前のセレモニーを開始。決勝は予定よりわずかに遅れて11時24分にローリングスタートで始まりました。気温は15℃まで上がり、路面はドライに回復しています。予選後の車検で車両規定違反(キャンバー角)が判明した25号車・大崎悠悟は再車検をクリアできず、残念ながら32台でのレースとなりました。

2列の隊列を組んだ状態からシグナルがグリーンに変わり、1コーナーに先頭で飛び込んだのはポールシッターの佐藤ですが、早くも2番グリッドの河村が横並びに持ち込んでパッシングに成功。ところがそれが災いの元になってしまいます。やや出遅れた3番グリッドの杉野のマシンが、ダンロップコーナー進入でコントロールを失ってイン側をショートカット。芝生の上を滑るようにして河村のマシンの右リアに激突してしまい、2台ともリタイアになりました。

このアクシデントの影響もあり、オープニングラップは4番グリッドだった石谷、5番グリッドの本多、6番グリッドの吉田の順で通過。さらに8番グリッドだった野島、ポールの佐藤、7番グリッドの高橋というのがトップ6です。約1.5kmの長い直線でスリップストリームも有効なため、毎周どこかで順位が入れ替わる展開です。 序盤から快進撃を見せたのが野島。2周目に1台を抜いて3位で通過し、3周目には吉田をとらえて2番手に。さらにストレートエンドでは石谷も抜き去って、4周目から6周目終了までトップの座をキープします。その後方では北日本チャンピオンの高橋も輝いていました。2周目は5位、4周目は4位に上がり、6周目には一気に2位まで浮上します。この6周終了時点では野島→高橋が 0.194秒差、高橋→石谷のギャップも0.279秒という上位3台がまさにダンゴ状態でした。

しかし、終盤の7周目に入って一段ギアを上げる余裕が残っていたのは、一度は3位に落ちた石谷でした。巧みにスリップを使って7周目の1コーナー進入で一気に先頭に立ち、このラップだけで2位の野島に1.225秒とリードを広げ、そのまま8周終了のトップチェッカーを受けます。あと1ラップあると勘違いしていた高橋は野島にわずか及びませんでしたが、2年連続の表彰台獲得です。以下は吉田、予選11位から追い上げた16号車の上田純司、ポールスタートの佐藤と続いて、ここまでが規定により入賞と思いきや、野島と吉田が終了後の再車検で最低重量違反となり失格。高橋が2位、上田が3位、佐藤が4位にそれぞれ順位が繰り上がり、5位には28号車の石井達也、6位には本多が入賞となりました。

初優勝を果たした石谷は23歳になったばかり。カートやフォーミュラの経験はありますが、パーティレースには今年から参戦を開始したルーキーです。「富士は昨日ウエットで30分走ったのみで、勝てるとは思っていなかったです。中盤に一度抜かれた時に自分のブレーキングポイントの間違いに気づいて修正できたのと、野島さんのタイヤがきつそうなのを見てチャンスがあるかもしれないと思っていました。来週(の筑波)も頑張ります」とコメントしました。

Text & Photos by B-Sports

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