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  • 2018/08/21
  • OTHER(日本)

佐々木孝太の鮮やかにポールトゥーウィン、広島からの大応援団が拍手喝采

GLOBAL MX-5 CUP JAPAN(GMCJ)の今季第4戦が岡山国際サーキットで開催され、広島マツダを母体とするHM RACERSが参戦2年目で初優勝。チームのエース、85号車の佐々木孝太が6回目の挑戦で成し遂げた勝利に、200人の大応援団から歓喜の拍手喝采が送られました。

8月19日、8時50分から30分間行われた公式予選は“晴れ時々曇り”で微風、気温27.5℃、路面温度38.8℃という絶好のコンディションに恵まれました。今回はグローバルクラスに8台、エンブレムクラスに1台の合計9台がエントリー。すでにご報告した通り、T by TWO CABANA Racingが走らせる1号車のドライバーが今回に限り堤優威から山野直也に代わったほかは、各チームのメンバーが勢ぞろいしています。

前回の鈴鹿の予選は15分過ぎまでピットで待機するドライバーが多かったのですが、今回は涼しいうちにタイムを出そうということで、寺田陽次郎監督率いるTEAM TERRAMOSの12号車・梅田剛もいつもの宮本武蔵流を封印。7台が続々とコースインし、佐々木と84号車・吉田綜一郎のHM RACERSの2台だけが半周ほど遅れてアタックに入ります。
グローバルクラスの各車は、他のマシンの背後でスリップストリームを得ようと、複数台で連なって走ります。つまりライバルにあえて進路を譲って、前を走ってもらおうというわけです。今回、このメリットが大きかったのが、88号車・村上博幸とランデブー走行をしていた梅田。「たぶんコンマ3秒は速く走れました」と、1分48秒171で3番グリッドをゲット。対する村上は1分48秒943で予選4番手となりました。
予選のハイライトは、HM RACERSの見事なチームワークでした。交代でスリップストリームを分け合って、吉田がアタック3周目に1分48秒108。そして佐々木は終了間近のアタック9周目に、1分47秒881のスーパーラップを叩き出します。予選5番手には、前日に急遽交換したミッションの渋さに悩みつつも山野が1分48秒996で滑り込みます。
と、ここまでが昨年7月に記録されたコースレコード、1分49秒034を更新。タイヤは昨年とまったく同じスペックで、各チームのセッティングの熟成と同時に、8月半ばとは思えない過ごしやすいコンディションが大きく味方したと言っていいでしょう。

昼過ぎから強い日差しが途切れなくなったサーキットですが、湿度が比較的低く、そよ風も吹いて、観戦には最高の1日となりました。決勝はほぼオンタイムの14時18分にローリングスタートが切られ、45分先のチェッカーフラッグを目指します。
フロントローから出たHM RACERSの2台は、明暗が分かれます。ポールポジションの佐々木は好ダッシュ。オープニングラップで1.5秒の差を付けて、早くも先行逃げ切りの気配を見せます。一方の吉田は4位または5位あたりまで一度ポジションダウン。
吉田同様に3番グリッドだった梅田もスタートに失敗。これで予選4位の村上、同じく5位の山野が加わった計4台が2番手グループを形成して、抜きつ抜かれつのバトルが始まります。これをミラーで見ながら、佐々木は5周目で3.0秒、10周目終了時点で4.6秒と、リードを確実に広げていきます。
2番手集団はその後、吉田と梅田、村上と山野の2台ずつに分かれます。バックストレートからヘアピンにかけて、何度か順位を入れ替えながらの接近戦が続きますが、18周目に入ってすぐに村上のマシンに5速固着となるトラブルが発生してリタイアを決断。山野が単独4位の走行に切り替わります。
レースも終盤戦に入り、23周目に吉田が梅田を抜き返して2位に浮上。これでHM RACERSのワンツー・フィニッシュかと思われましたが、ファイナルラップとなる25周目のヘアピンで最後のドラマが待っていました。ストレートの速さに勝る梅田が、アウトから抜き去って2位の座を奪還します。
結局、佐々木は11秒余りにまでリードを広げて堂々のトップチェッカー。自身にとっても、チームにとっても初優勝となりました。5位と6位には最後まで競り合った86号車・TOMISANと6号車・小原健一の順で入賞。7位に58号車の梶谷太郎と続きました。またエンブレムクラスは古希を迎えても元気一杯の33号車・加藤仁が、鈴鹿に続いて交代なしで完走し、クラス優勝となりました。

佐々木は「今日はスタートも上手くいって、自分らしい速さを見せられたと思います。次の富士ではチームでワンツーを狙いますが、もちろん先にゴールするのは僕ですよ(笑)」と本当に嬉しそうでした。梅田は「今回はストレート重視のセットにしたのが最後は生きましたが、トップは遠かったです。チャンスは残ったので次こそ優勝を目指します」とコメント。また加藤は「ピットインしてから上手く力が抜けてタイムも上がり、楽しいレースでした」と笑顔でサーキットを後にしました。

なお第4戦の結果により、1号車で開幕3連勝を果たした堤優威の今年度のシリーズチャンピオンが確定しました。最終戦は残る1枚の「世界一決定戦へのチケット」を賭けて、吉田と梅田の戦いにも注目が集まります。今シーズンを締めくくるGLOBAL MX-5 CUP JAPANの最終戦は9月24日(月/祝)、静岡県の富士スピードウェイで開催されます。

Photos and Text by B-Sports

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