MZRacing マツダモータースポーツ情報サイト

日本国内レース

  • 2016/08/07
  • RPR

西日本シリーズは本多が3連勝し、猪爪がMWIM最高の2位に入賞

ロードスターNR-Aによる「パーティレースⅢ 西日本シリーズ」の第3戦が7月31日、岡山国際サーキットで行われました。今回のエントリーは10台と、西日本シリーズでは初めて2桁に乗りました。5月10日の合同テストに当時の愛車 Sグレードで参加していた ♯78 大前博路は、新たに購入し直した NR-Aが間に合って今回がレース初参戦。さらに東日本シリーズ第2戦で3位に入賞した ♯92 吉岡卓朗と、北日本シリーズの第2戦と第3戦で連続して3位に入賞したMazda Women in Motorsport(MWIM)プロジェクトの ♯40 北平絵奈美のふたりは、西日本シリーズは初めての参戦となります。

公式予選は 9時10分からの 15分間で行われましたが、いきなり事件が起こります。ここまで2戦連続2位でシリーズ2位につける「魂動デザイン」のリーダー、マツダ常務執行役員の ♯30 前田育男がアタック1周目のダブルヘアピンで、ガス欠症状のためストップ。ピットクルーに聞くと「前戦より2kg軽い車重で臨んだので、燃料は約3ℓだけ少ないという計算なのですが…。僕のミスです」とのこと。ただ岡山ではコースインするラップでのタイムも計測されていて、130%ルールもクリアしていたため、最後尾スタートとなりました。

ポールポジションを獲得したのは、開幕2連勝中でポイントリーダーの ♯88 本多永一。アタック2周目で 1分58秒575 を計測すると、前戦同様に待機に入る余裕を見せます。そしてGENROQ編集部員の吉岡が、1分59秒464 で続きました。吉岡は昨年、ホンダ N ONE のワンメイクレースに参戦して全国の主要サーキットを経験済み。今回も木曜から岡山入りして、入念に準備を進めた成果を見せます。激しかったのは、この後ろの3番手争いです。北平と同じMWIMの女性ドライバー ♯41 猪爪杏奈と ♯4 岩岡万梨恵、「ちーむ時間割」の♯66 松原敦史と♯67 安達晋吾という、計4人の順位が周回ごとに入れ替わります。結局、猪爪が 2分00秒079、岩岡が 2分00秒227、松原が 2分00秒252、安達が 2分00秒524 と、わずか 0.5秒弱に4人がひしめき合う結果に。決勝のポディウムを賭けた争いは激戦が必至です。さらに北平、大前、2戦目の ♯34 金田道英と続きました。

14時25分から8周で行われた決勝レースでは、まずオープニングラップで大きな順位変動がありました。ジャンプアップしたのは、予選7番手だった北平と最後尾10番グリッドの前田。北平は「ちーむ時間 割」の安達と松原をヘアピンまでにかわして、チームメートの岩岡と猪爪に続いて、3台での3位争い集団を形成。一方の前田も金田と大前、さらに安達までも同じく1周目のヘアピンまでに抜き去って7位に浮上します。 ところが、1 周目が終わったところで、2番手の吉岡と6番手走行中の松原に、フライングスタートによるドライブスルーペナルティの裁定が出ます。吉岡は4周目にペナルティを消化して順位を大きくドロップさせますが、松原はオフィシャルの指示を見落として走行を続けたため残念ながら失格に。

こうして、さらに走り続ける松原をはさんで、前に岩岡/猪爪/北平のMWIM勢、後ろに追い上げてきた前田の5台がほとんどひとかたまりで、激しい2位争いのバトルを繰り広げます。そして、猪爪がバックストレートで失速気味となった岩岡を抜いたあとの7周目のリボルバーコーナーで、もうひとつの大きなドラマが待っていました。姿勢を乱した北平が右側にコースアウトしてストップ。それにつられるように岩岡が左側に大きくテールを滑らせたところを間一髪、松原と前田、さらに後続の安達の3台がすり抜けます。終わってみれば、スタートから独走した本多は後方の騒ぎをよそにマージンを着々と広げ、13秒差をつけての3連覇を達成。そして前回は(予選3位からミスを重ねてポジションを落として)悔し涙にくれた猪爪と、今回まさかの予選最下位から巻き返した前田がポディウムに上がりました。

本多は「3度目のレースで少し落ち着いて走れました。ただし、まだ乗りこなせているとは言い難く、このままでは北日本と東日本シリーズでトップのテラモスさんのふたりとは勝負にならないと思うので、さらに精進します」と、3連勝でも謙虚に語ります。一方、指導する井原慶子プロジェクトリーダーにも祝福され、うれし涙が止まらない猪爪は、MWIMとしてのエントリーでは過去最高の2位に。「今日もスタートに失敗してしまいましたが、まだ8周あると自分に言い聞かせて、立ち上がり重視の走りができたのがよかったです」と振り返りました。大逆転の前田は「人生で一番タフなレースだったかもしれないね」と、コメントしました。

ロードスター・パーティレースⅢ西日本シリーズの第4戦は10月22日に行われます。また東日本シリーズの第3戦は9月3日に茨城県の筑波サーキットで、北日本シリーズの次戦は9月10日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催予定です。なお各地のNDシリーズの上位ランキングに入ったドライバーには、12月3日の岡山国際サーキットにおける「日本一決定戦」への出場権が与えられます。

Photo & Text by B-sports

PAGE TOP

©  MZRacing. All Right Reserved.

サイトマップ