- 2017/03/14
GLOBAL MX-5 CUP JAPAN公式テストデーに10台が参加
3月11日(土)、宮城県のスポーツランドSUGOにてGLOBAL MX-5 CUP JAPANの公式テストが行われ、10台のMX-5カップカーが2時間の走行枠を使ってたっぷり周回。いよいよ迎える開幕に向け、それぞれ準備を進めました。
この日のSUGO国際レーシングコースは晴れでドライ路面となりましたが、気温2〜3℃と肌寒い中、10台の各チームは朝早くからピットガレージでマシンの整備に余念がありません。コースのランオフエリアには前夜降った雪が残っていたものの、陽が昇るにつれて自然に消えていきました。タイヤを供給するBFグッドリッチは、親会社のミシュランのサポート部隊が国内シリーズに対応。タイヤガレージの準備も万端です。10台の中には、スーパー耐久でもND型ロードスターを走らせている村上モータースの村上博幸、CABANAレーシングからは山野直也の代役として実兄であり全日本ジムカーナチャンピオンの山野哲也、KIMInternationalからは今村大輔、ニルズレーシングはDAISUKEと神取彦一郎の2台がエントリー。有限会社フジイ商會の2台には、高田匠と吉本晶哉が、SUPER GTドライバーの佐々木孝太率いるKOTA RACING(ドライバーは佐々木自身とワッパヤ)も2台体制です。また、メディア枠として開幕戦に出場する予定のTeam Be a racing driverには、ベストカー誌チームの大井貴之とティーポ編集長の佐藤考洋とプロドライバーの壺林貴也が広報車両のMX-5カップカーに乗ります。
走行セッションが始まる前に行われたブリーフィングでは、初めて顔を合わせるドライバー同士が自己紹介し、一年間の健闘を誓いました。中には、「もちろん世界一を目指します」、「楽しく、しかも真剣に戦いましょう」と語る人や、「世界一決定戦では日本人ドライバーのレベルの高さをライバルたちに見せつけましょう」、「はっきり言って、チャンピオンとなってマツダレースウェイ・ラグナセカに行くことが目標です」などと、威勢の良い所信表明が続きましたが、中には「スキルアップの場として活用したい」というチームも。個性豊かな顔ぶれを見渡しただけでも、初年度シーズンから中身が濃いものになりそうです。主催者からアドバイザーに指名されたターザン山田ことプロドライバーの山田英二は、「クルマはかっちり作ってあり、操って楽しい仕様となっています。コースによってはピーキーな特性をうまく抑えて走る必要があるかもしれません。サスペンションセッティングや走らせかたで不明点や相談があれば、なんでも聞いてください。でも実は私もこのシリーズにはドライバーとして参加したかったんです・・」と語り、場を和ませました。
午前1時間、午後1時間の走行セッションでは、各ドライバーはマシンのセットアップと慣熟を目的とした走行を繰り返しました。それぞれ合計30周から多いチームで60周近くを走り、左ハンドル仕様のMX-5カップカーにも慣れてきたようです。2時間のセッションを通じてトップタイムを記録した佐々木孝太は、「やっぱりスリックタイヤのレースカーは楽しいです。山野さんも大井さんも本気で走っていましたが、僕も全力で走ったのでトップタイムを守れてとても嬉しいですね。僕自身もこのレースを楽しみたいと思っていますが、他のレースとの兼ね合いもあり、出場できて1戦か2戦かもしれません。それ以外は、若手ドライバーの育成、ジェントルマンドライバーのスキルアップの場としてこの2台を活用するつもりです。やるからにはチーム一丸となってチャンピオンを狙います」と語っていました。
徳島からやってきた高田匠は、「これまではポルシェカップに出場したりしていましたし、昨年はウェストヴィータでチャンピオンを獲ることができました。皆さんにご迷惑をかけないように楽しみたいと思います」と少し控えめな感想を述べていました。
大井貴之は、「メディア枠は毎戦2台ずつが出場し、10組の中から世界一決定戦に行ける1名を選出すると聞いています。なんとしても僕がその座を射止めて世界にチャレンジしたいですね」と話していました。
待ちに待った4月第2週の開幕戦まで1ヶ月を切りました。各チームともこの日の経験やデータをもとに、しっかり準備して決勝レースではグッドファイトを見せてくれることでしょう。お楽しみに。
Text and Photos : MZRacing
この日のSUGO国際レーシングコースは晴れでドライ路面となりましたが、気温2〜3℃と肌寒い中、10台の各チームは朝早くからピットガレージでマシンの整備に余念がありません。コースのランオフエリアには前夜降った雪が残っていたものの、陽が昇るにつれて自然に消えていきました。タイヤを供給するBFグッドリッチは、親会社のミシュランのサポート部隊が国内シリーズに対応。タイヤガレージの準備も万端です。10台の中には、スーパー耐久でもND型ロードスターを走らせている村上モータースの村上博幸、CABANAレーシングからは山野直也の代役として実兄であり全日本ジムカーナチャンピオンの山野哲也、KIMInternationalからは今村大輔、ニルズレーシングはDAISUKEと神取彦一郎の2台がエントリー。有限会社フジイ商會の2台には、高田匠と吉本晶哉が、SUPER GTドライバーの佐々木孝太率いるKOTA RACING(ドライバーは佐々木自身とワッパヤ)も2台体制です。また、メディア枠として開幕戦に出場する予定のTeam Be a racing driverには、ベストカー誌チームの大井貴之とティーポ編集長の佐藤考洋とプロドライバーの壺林貴也が広報車両のMX-5カップカーに乗ります。
走行セッションが始まる前に行われたブリーフィングでは、初めて顔を合わせるドライバー同士が自己紹介し、一年間の健闘を誓いました。中には、「もちろん世界一を目指します」、「楽しく、しかも真剣に戦いましょう」と語る人や、「世界一決定戦では日本人ドライバーのレベルの高さをライバルたちに見せつけましょう」、「はっきり言って、チャンピオンとなってマツダレースウェイ・ラグナセカに行くことが目標です」などと、威勢の良い所信表明が続きましたが、中には「スキルアップの場として活用したい」というチームも。個性豊かな顔ぶれを見渡しただけでも、初年度シーズンから中身が濃いものになりそうです。主催者からアドバイザーに指名されたターザン山田ことプロドライバーの山田英二は、「クルマはかっちり作ってあり、操って楽しい仕様となっています。コースによってはピーキーな特性をうまく抑えて走る必要があるかもしれません。サスペンションセッティングや走らせかたで不明点や相談があれば、なんでも聞いてください。でも実は私もこのシリーズにはドライバーとして参加したかったんです・・」と語り、場を和ませました。
午前1時間、午後1時間の走行セッションでは、各ドライバーはマシンのセットアップと慣熟を目的とした走行を繰り返しました。それぞれ合計30周から多いチームで60周近くを走り、左ハンドル仕様のMX-5カップカーにも慣れてきたようです。2時間のセッションを通じてトップタイムを記録した佐々木孝太は、「やっぱりスリックタイヤのレースカーは楽しいです。山野さんも大井さんも本気で走っていましたが、僕も全力で走ったのでトップタイムを守れてとても嬉しいですね。僕自身もこのレースを楽しみたいと思っていますが、他のレースとの兼ね合いもあり、出場できて1戦か2戦かもしれません。それ以外は、若手ドライバーの育成、ジェントルマンドライバーのスキルアップの場としてこの2台を活用するつもりです。やるからにはチーム一丸となってチャンピオンを狙います」と語っていました。
徳島からやってきた高田匠は、「これまではポルシェカップに出場したりしていましたし、昨年はウェストヴィータでチャンピオンを獲ることができました。皆さんにご迷惑をかけないように楽しみたいと思います」と少し控えめな感想を述べていました。
大井貴之は、「メディア枠は毎戦2台ずつが出場し、10組の中から世界一決定戦に行ける1名を選出すると聞いています。なんとしても僕がその座を射止めて世界にチャレンジしたいですね」と話していました。
待ちに待った4月第2週の開幕戦まで1ヶ月を切りました。各チームともこの日の経験やデータをもとに、しっかり準備して決勝レースではグッドファイトを見せてくれることでしょう。お楽しみに。
Text and Photos : MZRacing
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