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日本国内レース

  • 2019/04/08
  • OTHER(日本)

ジムカーナ第2戦 PN1クラスは小俣洋平が2連勝

3月31日(日)、ツインリンクもてぎ南コースにて2019年全日本ジムカーナ選手権第2戦が開催されロードスターのワンメイクとなっているPN1クラスは開幕戦に続き小俣洋平が2連勝を飾りました。また、PN3クラスでもロードスターRFを駆る磯野剛治が3位に入賞。86/BRZ勢が大多数を占める同クラスでRFの存在をアピールしました。

前夜から降り続いていた雨は明け方には止んだものの、開会式前に実施された慣熟歩行時間ではコースはフルウェット状態、気温も4度と開幕戦のつくばとほぼ同じ難しい条件となりました。第1ヒートは9時スタート。最初に走るPN1クラスは降雨こそないもののコース状況は変わらずのウェット状態で競技開始となりました。当日の天気は午後に向けて徐々に回復し、気温も上昇するとの予報であり、全エントラントともに勝負は第2ヒートと踏んでいました。そんな中、第1ヒート1分31秒884でトップタイムをマークしたのはPN1クラス最終走者の小俣洋平、この後に走るPN2クラスのトップタイムをも上回る圧倒的なタイムでした。そして勝負となる第2ヒート、11:50から始まったこの日2回目の慣熟歩行開始直後に突然の強い降雨に見舞われ、路面はあっという間にフルウェット状態に。雨は20分ほどで納まり、その後急激に天候は回復、青空が広がり気温も急上昇しました。これに混乱したのは13:00スタートの第2ヒートを最初に走るPN1クラスのエントラント。この豪雨により急遽ドライセットからウェットセットに変更したものの、その後の天候回復と気温上昇により路面から水蒸気が上がるほどに。第2ヒートスタート時の路面状況は予想しにくいものとなり、ドライかウェットのセッティングはまさに「賭け」となりました。

その第2ヒート、PN1クラスのスタート時点では路面はまだフルウェット状態ながら、路面を照りつける日射しにより路面温度は上昇、これでタイヤのグリップ力がアップしたため各車ともタイムアップ。第1ヒートトップの小俣洋平もタイムを更新する完全優勝で開幕2連勝を飾りました。「セットはドライに賭けました。それが吉と出ました。もちろんプレッシャーもあり、第2ヒートではいくつかミスをしてしまいましたが、何とか踏ん張れてよかったです。」と語っていました。2位には昨季シリーズ5位の小林規敏、3位は同6位の上野健司となりました。

一方のPN3クラス。今回、RFは2台のみ参加とやや寂しい感もありましたが、磯野剛治がチャンスを物にして3位入賞を果たしました。「ライバルの86/BRZに対するアドバンテージは軽さとそれに伴う操安性の高さです。今回はそのメリットを十分に生かすことができました」と語っています。SA3クラスは今回唯一のRX-7となった葛西悠治が5位入賞を果たしました。

第2戦のPN1クラスには11台のロードスターが参加。全日本戦を追うレギュラー陣に交じって、各地方選手権を舞台に活躍しつつ、諸条件が整った場合のみ全日本戦に参加する方も多くいます。今回7位入賞のした杉谷伸夫もその一人。「とても楽しいクルマ、ジムカーナ競技でも、この先クルマがどんな挙動を示すかが予想できて、その通りの動きをする。サスペンションの出来が本当に素晴らしい。人馬一体のコンセプト通りのクルマですね。地方選手権のジムカーナもロードスターとともに盛り上げていきたいです」

同5位入賞で北海道から参加の米澤匠は「NAからNB、そしてNDとロードスターを乗り継いでジムカーナに参加してきました。このNDを駆って全日本戦で活躍できる事がうれしくてしかたありません。自分にとって100点満点のクルマです。ジムカーナに限って言えば、参戦に必要な備品類がNA/NBよりも積めなくなってしまったのがちょっとつらいですね」ロードスター愛に溢れたお二人のコメントでした。

 Text & photo by MZRacing

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