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  • 2022/03/16
  • OTHER(日本)

全日本ジムカーナ開幕戦 JG8は斉藤邦夫、JG6はユウが優勝

初夏を思わせる暖かな週末となった3月13日(日)、モータースポーツシーズン開幕の第1弾として全日本ジムカーナ選手権第1戦が筑波サーキットコース1000にて開催され、JG8クラスは2020年チャンピオンの斉藤邦夫が、JG6クラスは2021年チャンピオンのユウがそれぞれ優勝を飾りました。


2022年の開幕戦は新たな大きな流れが生まれました。2021年からスタートしたAT車(2ペダル車)が対象となるJG10クラスにこれまでジムカーナで21回のチャンピオンに輝いた山野哲也さんがルノーアルピーヌA110Sで参戦、更にマクラーレン600LT、ポルシェ911GT3RSといったスーパーマシン群も加わり、軽自動車のコペンからマクラーレンまで個性あふれる9台が顔を揃えました。コースはパイロンターンなどがカットされたJG10用の特別コースが設定され、ヒールアンドトゥやサイドブレーキターンなど、これまでジムカーナで必須とされていたテクニックを必要としない、新時代の幕開けを予感させる大会となりました。


今大会の参加台数は123台、JG8クラスは変わらずロードスターのワンメイクで17台、JG6は14台中8台がRF、JG2クラスは14台中RX-7が4台、ロードスター1台で計30台がマツダ車となりました。

当日の天候は暖かながら日差しは薄雲に覆われ、第1ヒートスタート時の気温は19.5度、路面温度20.5度というコンディションのなか、JG8はベテラン斎藤邦夫がトップタイムをマーク。僅差で箕輪、川北と続きました。勝負は大方第2ヒートと予想さ入れる中、上位グループでタイムアップを果たしたのは川北のみ。トップの斉藤もマシントラブルでノータイムとなるも、だれも斎藤の第1ヒートタイムを更新することできず、そのまま優勝を飾りました。斉藤は「今回はラッキーの一言でした。上位陣は第1ヒートのタイムを更新してくると思っていましたので、第2ヒートは自分も攻めましたが、ミスコースにマシントラブルと散々でした。でも皆さん私に遠慮したのか、どなたもタイムを更新されなかったので、タナボタ優勝と言っていいですね。しかし、ロードスターは運転していて本当に楽しいですね。ライバルと1/100秒を競ってドライビングしている中でも、不思議と笑顔になっているんです」と語っています。


JG6のユウも第1ヒートのトップタイムはだれにも更新される事なく優勝。これで昨年から出場した競技全戦優勝記録を5に延ばしました。ユウは「RFは2年目ですが、まだまだ自分の納得がいくセットが見つかっていません。開幕戦の前に随分とテストしたのですが、奥が深いですね。もちろんベストセットを見出して2年連続のチャンピオンを狙っていきますよ」と語っています。また、2位入賞の大多和健人はRFを駆って激戦の関東地区戦を勝ち抜いた2021年チャンピオン。並みいる全日本上位ランカーを退け、区間タイムではユウを凌ぐ速さを見せての2位は見事でした。


JG2はRX-7の藤井雅裕が3位に入賞。「ようやくタイヤサイズにマッチしたホイールが入手できたので、タイヤの性能を引き出すことができます。併せてエンジンにも手を入れました。結果は3位でしたが、優勝を狙える位置に付けたと思いますので、2戦以降もプッシュしていきます」と意気込みを見せました。


第2戦は4月17日エビスサーキット西コースで開催となります。



Text & Photos by MZRacing

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