MZRacing マツダモータースポーツ情報サイト

日本国内レース

  • 2024/03/29
  • RPR

RPR西第1戦 「雨なら必勝」を有言実行。有岡綾平の逃走劇

3月24日、岡山国際サーキットでロードスター・パーティレースⅢ西日本シリーズが開幕しました。出走24台の激戦区となったNDシリーズクラスを制したのは59号車の有岡綾平。予選でポールポジションを獲得し、決勝でもスタートからぶっちぎりの逃走劇を見せつけての、鮮やかなデビューウインを果たしました。


今年もロードスター・パーティレースⅢの開幕戦は、ここ岡山国際サーキットの西日本シリーズとなりました。エントリーは31台でNDシリーズクラスが24台、NDクラブマンクラスが7台という内訳でしたが、クラブマンの1台が欠場となり、30台が戦いに臨みました。

朝一番のブリーフィングではマツダのブランド体験推進本部ブランド体験ビジネス企画部モータースポーツ体験グループの久松忠輝マネージャーが挨拶。「あいにくのコンディションですが、存分に楽しんでください」と、選手の皆さんにエールを送りました。

今回も初参加のメンバーが目白押し。写真左から順に25号車・遠藤健太郎/281号車・太田 楽/57号車・菊川和真/194号車・タクボアツシ/272号車・吉田郷史/59号車・有岡綾平/239号車・今村俊之/68号車・三差康弘という8名が新たなパーティの仲間に加わりました。このうち、シリーズクラスは遠藤と菊川を除く6名となっています。


公式予選は9時からの15分間。本日のサーキットは先ほどの久松マネージャーの挨拶の通り、あいにくの空模様で、コースの一部には水たまりもできるウエットコンディション。気温10.8℃、路面温度10.1℃で、手元の湿度計は100%近くまで振り切れて計測不能でした。

先頭を切ってコースインしたのは、4月5日の合同テストでも好調でした37号車の菅田政宏。2周目に2分18秒377を記録すると、周回のたびに17秒424から16秒537と削り込み、最後は2分16秒023まで削ってチェッカーを受けました。この菅田に挑んだのが有岡綾平です。パーティレースには初参加ですが、スーパー耐久では村上モータースのロードスターで活躍中。しかも岡山は走り慣れたホームコースということで、3周目から2分16秒台を連発し、最後の最後に2分15秒697というスーパーラップを叩き出して逆転に成功。これで最前列の2台が決まりました。

3番手には2号車の関 豊が2分18秒193、さらに108号車の米川直宏が2分18秒291で続き、ルーキーの吉田郷史が2分18秒320で大健闘の5番グリッドを獲得。さらに67号車の鎌田昌弘が2分18秒762で入賞圏内となりましたが、過去6回もチャンピオンに輝いている88号車の本多永一は2分19秒193で、なんと7番手に沈みました。どうやら本多が今回持ち込んだタイヤはドライ想定のユーズドのみとのこと。さすがに苦しい戦いは否めないでしょう。

予選後の有岡は「最後のひとつ前の周で14秒台が出ると思ったのですが、前が詰まってしましました。このウエットのままなら、決勝も1周で1秒くらいは引き離してみせたいです」と高い目標を語りました。


決勝レース直前のコンディションは、気温12.2℃で路面温度もほぼ同じ12.1℃。湿度は相変わらずMAXで100%近く、もちろん路面はフルウエットのまま。予定よりわずかに遅れて、11時34分にオールレッドの5連シグナルが消えてスタートしました。

ポールシッターの有岡は鋭いダッシュを決めますが、2番グリッドの菅田は激しくホイールスピンさせてしまい、1コーナーまでに少なくとも3台に抜かれてしまいます。さらにオープニングラップには2コーナーで横を向いてドリフト状態になるマシンがいれば、アトウッドでスピンなどのアクシデントも発生。そして有岡が先頭で戻ってきますと、2位に浮上した関に対して4.045秒というギャップを築いていました。

さらに2周目を終えた有岡のリードは8.817秒に、3周目には11.603秒にまで拡大。その後も1周あたり約3秒のペースで後続とのギャップを広げていくぶっちぎり状態となりました。一方で2番手となった関を追いかけて迫ってきたのは、オープニングで横を向きかけた米川と、ホイールスピンのロスを徐々に挽回した菅田でした。4周目には菅田が米川をパスして3位まで順位を戻し、6周目には関の後方0.580秒まで超接近。ここは明らかに逆転の匂いが漂ってきました。

ところが、有岡が6周目を終えて7周目に入ったころ、アトウッドとヘアピンでコースアウトした車両2台がスタック。その救出のためにセーフティカーが導入され、全コースで追い越し禁止となったまま、決勝レースは8ラップを走りきって終了となりました。もちろん先頭でチェッカーを受けたのは有岡で、鮮やかにデビュー戦を優勝で飾りました。2位はスーパー耐久ではマツダのワークスチームの一員である関。そして3位には予選で輝いた菅田が挽回して、シリーズクラスでは初のポディウムに立りました。以下、4位が米川、5位が鎌田、6位が本多となり、ここまでが入賞です。


有岡は「宣言した以上のペースで逃げられたのはよかったです。86の(クラブマン)レースに比べると、このロードスターとタイヤの組み合わせが絶妙で、ドライでもウエットでも楽しめました。第2戦以降もできれば出たいと思っています」とコメントしました。

なお、出走6台のNDクラブマンクラスを制したのは57号車の菊川和真。予選からクラストップを獲得し、決勝でもこの日が公式戦デビューとは思えないパフォーマンスを見せての、堂々たる優勝でした。


西日本シリーズの第2戦はここ岡山で、6月9日の日曜日に開催予定。またパーティレースの次の戦いの舞台は、4月6日と7日の週末に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される「MAZDA FAN FESTA 2024 IN TOHOKU」です。ここでは北日本シリーズの開幕戦と第2戦が連日のダブルヘッダーで組まれると同時に、後者は2024年ジャパンツアーシリーズの第1戦とダブルタイトルマッチになっています。



Text by T.Ishida, Photos by B Sports

MAZDA MOTORSPORTS ロードスター・パーティレースⅢ

PAGE TOP

©  MZRacing. All Right Reserved.

サイトマップ