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  • 2019/06/25
  • OTHER(日本)

ジムカーナ第6戦 PN1は昨季チャンプの斎藤邦夫が今季初優勝

 全日本ジムカーナ選手権も折り返しとなる第6戦が6月23日、北海道のオートスポーツランド砂川で開催され、PN1クラスは昨季PN1クラスチャンピオンの斎藤邦夫が今季初優勝を飾りました。ポイントリーダーの小俣洋平は4位入賞でシリーズ首位を堅守しています。PN3クラスではロードスターRFを駆る天満清が4位でポディウムフィニッシュを飾りました。


 第6戦の舞台は石狩川の河川敷を利用したフラットなコースに前半を高速セクション、後半にパイロンを使ったテクニカルセクションといった比較的オーソドックスなコースレイアウト。天候は22日の公開練習日が終日強い雨に見舞われましたが、23日は回復。第1ヒートはクラスによってはところどころにウェットパッチが残ったものの、第2ヒートは完全にドライコンディションとなりました。気温も午前中が19度、午後は23度まで上がり、多くのエントラントは路面温度が上がり、ダストが飛んだ第2ヒートにベストタイムを記録していました。


 PN1クラスは11台のロードスターがエントリー。第1ヒートは、小林規敏がトップタイムをマークするも、第2ヒートで斉藤邦夫が自身の第1ヒートタイムを約1.5秒短縮する素晴らしい走りを披露して逆転優勝。小林規敏は第1ヒートのタイム更新が叶わず2位。コンスタントに上位入賞を続けている福田大輔は今回の3位入賞でシリーズポイントを61に伸ばし、シリーズ単独2位へと浮上しました。小俣洋平は第1ヒートをパイロンタッチによるペナルティで下位に沈みましたが、第2ヒートでは4番手タイムを記録、シリーズポイントを105として首位を守っています。


 斉藤は「ようやく勝てたというところですね。これまでは天候や路面にタイヤがなかなかマッチせず、苦しい状況でしたので。ここにきてやっと自分の走りができました。砂川は長めのコース設定といい、路面といい自分が好きなコースですし、これまで相性も良かったので、ここで勝てたのは気分がいいですね。後半戦は相性のいいコースが続きますので、前半戦の遅れを取り戻したいですね。開幕から4勝に2位、4位と好成績を上げている小俣さんには届かないかもしれませんが、一つでも上のポジション目指してフルアタックしていきます」

 今回4位の小俣は「今回はやってはいけないミスが出てしまいました。年間10戦あると毎年どこかでそれが出てしまうのですが、それが今回だったという事ですね。次戦の四国は正直なところ得意ではなく、むしろ苦手と言えるコースですが、このままで終わるつもりはないので、クルマのセッティングと自分自身のメンタル部分を含め見直してみようと思います」とそれぞれ語っていました。

 PN3には15台中5台のロードスターRFがエントリー、今季はいまひとつ調子に乗れていなかった天満清が4位で今季初ポディウム入賞。RFに最も早くスイッチし、多くのセットアップノウハウを得ているベテラン、天満清の後半戦の活躍に期待です。


今回PN1優勝の斎藤邦夫にロードスターについて聞くと「だれもが楽しめるスポーツカーですね。例えば交差点を普通に曲がっただけでもその素性の良さが体感できると思います。ジムカーナも競技ですからスポンサーさんや応援してくれている方々に報いるために勝つことが必須です。でもロードスターは勝つという要素以外に、ドライビングしていて面白くて楽しいと言えるクルマだと思います。皆さんがよく言っている言葉だと思いますが、自分のドライビング操作に忠実であらゆる部分で最適なバランスの取れたクルマです」斉藤さんありがとうございました。



 Text by MZRacing photo by CINQ

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