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日本国内レース

  • 2023/08/10
  • JGC

JGC Rd.6 全日本ジムカーナ、PN3のユウが3年連続5回目のチャンピオン確定

8月5日(土)〜6日(日)に愛媛県上浮穴郡久万高原町郊外の「ハイランドパークみかわ」で全日本ジムカーナ選手権第6戦「スーパースラローム IN 久万高原」が開催されました。今シーズン4勝を挙げているユウがタイトル獲得に王手をかけているPN3クラスは、ベテランの野島孝宏が今季初優勝。ユウも3位に入賞し、シリーズチャンピオンを確定させました。また、PN2クラスは川北忠が2勝目を挙げ、シリーズランキングトップに浮上しました。


全日本ジムカーナ選手権は2年ぶりの開催となる第6戦久万高原ラウンド。会場の「ハイランドパークみかわ」は標高約1100mに位置し、元スキー場の駐車場を利用したテクニカルなパイロンコースと、山岳地帯ならではの猫の目のように変わる天候が大きな特徴となります。

今回も、公開練習が行われた5日(土)は、ミストシャワーのような細かい霧雨が降りウエットコンディションになったと思いきや、霧雨がやみ太陽が顔を出すとあっという間にドライコンディションになるという、天候の読みとタイヤ選択が難しいコンディションとなりました。決勝ヒートが行われた6日(日)も、第1ヒートはPN3クラスが走行する頃まで霧が立ちこめ、路面はウエットコンディション。霧が晴れたあともしばらくはウエット状態が継続しましたが、第2ヒートが行われた午後は、先頭走者からドライ路面に。そのため、各クラスとも第2ヒートのタイムが決勝タイムとなりました。


シリーズに後半戦に突入した第6戦には、全クラス合わせて91台が出場。そのうちマツダ車は17台がエントリーしています。 10台のND5RC型ロードスターが出場したPN2クラスは、第1ヒートでシリーズランキングトップの小野圭一がベストタイムを刻むものの、ドライ路面となった第2ヒートでシリーズランキング2位の川北忠がベストタイムを更新して逆転優勝。2位に昨年のチャンピオンの小林規敏、3位に近畿地区のベテラン奥浩明が入賞しました。また、第1ヒートトップの小野は、中間地点を川北から0.19秒差の2番手でクリアするものの、終盤のパイロンセクションで痛恨のパイロンタッチ。ペナルティが加算され、クラス8位まで沈む結果となりました。この結果、シリーズランキングは川北が小野を4Pかわしトップに浮上。2勝ずつ挙げている川北と小野と小林が、最終戦まで激しいタイトル争いを展開することが予想されます。


第2戦から第5戦まで4連勝を挙げているNDERC型ロードスターRFを駆るユウが、今シーズンのタイトルに王手をかけているPN3クラス。第1ヒートは、そのユウが、同じくロードスターRFで出場する野島孝宏に1秒以上のタイム差をつけトップに立ち、タイトル獲得を盤石のものとします。ベストタイム更新ラッシュとなった第2ヒートは、野島がクラス唯一となる1分13秒台のタイムをたたき出し、今季初優勝を獲得。一方、ユウはパイロンターンでシフトミスを犯し失速したのが響き、クラス3位でフィニッシュしましたが、タイトルを争うライバル選手を上まわったため、3年連続5回目のシリーズチャンピオンを決めました。


PN2クラス優勝/川北忠コメント>/b>

「タイトルを獲得するためには絶対負けられない状況だったのですが、なんとか次に繋げることができました。第2ヒートはミスもあったのですが、そこに引っ張られないように気持ちを切り替えて攻めたことが良かったと思います」


PN2クラス2位/小林規敏コメント

「ドライ路面の第2ヒートは気合いが入りすぎてしまい、攻めすぎてしまいました。タイヤをうまく転がせることができなかった分、(優勝に)届きませんでした」


PN2クラス3位/奥浩明コメント

「全日本での表彰台は初めてなので、うれしいですね。ここのコースは経験が少ないんですけど、第2ヒートは思い切りよく攻めたのが良かったと思います」


PN3クラス優勝/野島孝宏コメント

「前半区間のグリップ感が低くて、そこを攻めすぎたのが悔やまれるところだったんですけど、なんとか勝つことができて良かったです。チャンピオンは決まりましたが、残り2戦も頑張ります」


PN3クラス3位(PN3クラスチャンピオン)/ユウコメント

「本当は勝って、かっこよく(チャンピオンを)決めたかったのですが、第2ヒートはパイロンターンでシフトが入らず止まってしまい、そのあと挽回できないかともがいてみましたが、優勝は叶いませんでした。残り2戦、まだ満点チャンピオンの可能性があるので、そこを目指して頑張ります」


新たな勝負へチャレンジ

2014年に当時のN1クラスでチャンピオンを獲得し、16年からはND5RC型ロードスターでPN1クラスに参戦、その後はシリーズチャンピオンこそ逃してはいるものの、毎年チャンピオン争いの一角を担ってきた箕輪雄介。今シーズンも、第3戦までは昨年までのPN1クラスからクラス名称を変更したPN2クラスに参戦してきましたが、全日本ジムカーナ選手権では初のダブルヘッダー開催となった北海道スナガワラウンドの第4戦&第5戦から、改造範囲が広いBC2クラスに移り、シリーズを追う全日本レギュラードライバーとしては異例となるシーズン途中でのクラス変更となりました。

「今シーズンからPN車両のタイヤレギュレーションが変わったのですが、3戦に出場してもっとグリップ力が高いSタイヤで走りたいという気持ちが強くなり、第4戦からBC2クラスに移ることを決意しました」と、シーズン中にクラスを替えた経緯を話す箕輪。改造範囲が広いB車両とSC車両の後輪駆動車でクラスが編成されているBC2クラスは、400馬力に迫るパワーを誇る車両も出場するクラスですが、箕輪のロードスターはタイヤ以外はPN車両のままで、車両単体の戦闘力としては決して高くはないのが実情です。それでも箕輪は、「1500ccのノーマルエンジンでも300馬力や400馬力のクルマと勝負できるのがジムカーナの面白さで、それが可能だと思わせてくれるのが、ロードスターの良いところ」と、ロードスターが持つ可能性を、新たなクラスで追求していきます。

「今年のタイヤレギュレーションが変わったことにより、PN2クラスではトップとの差が3秒近くあったんです。実は、BC2クラスでもトップの差は3秒くらい。でも、そのなかでどうやって6位以内に入賞するかというのが、大きな目標となっています。PN2クラスの時は、正直に言うと6位以下というのは自分自身ではあり得なかったし、そういう結果になった時は落ち込みました。でも、今はどうやってロードスターを動かせば6位以内に入ることができるのかが、僕の大きなモチベーションのひとつになっています」と箕輪。ダブルヘッダーの第4戦と第5戦のスナガワラウンドは、目標どおりクラス6位&5位に入賞。今回の第6戦は「ウエット路面になると思ってタイヤを選択したのですが、結果的にはそれが失敗でした」とクラス8位という結果となりましたが、それでも「残り2戦、トップとのタイム差を少しでも縮めていきたいですね」と、飽くなき挑戦が続きます。


全日本ジムカーナ選手権第7戦は、8月26日(土)〜27日(日)に宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGO国際西コースで開催されます。



Text by CINQ LLC /Photos by MZRacing & CINQ LLC

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