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日本国内レース

  • 2015/07/11
  • JRC

全日本ラリー洞爺湖で寺川デミオがJN3クラス優勝

7月3~5日に北海道洞爺湖周辺で開催された全日本ラリー選手権第4戦ARKラリー洞爺(グラベル)にて、寺川和綋/石川美代子組マツダデミオがJN3クラスで優勝を飾りました。JN3クラスは出場8台中7台がデミオだったため、1〜4位までをデミオが占めることとなりました。

今回クラス優勝した寺川さんは、マツダ社員として広島県の三次試験場で社内向けドライビングスクールのインストラクターをしており、ウィメンインモータースポーツプロジェクト(MWIM)でも訓練生の先生として親しまれています。その寺川さんからラリー出場手記が届いていますのでご紹介します。
「昨年はあと一歩で優勝か、というところまでいったものの、ラスト前SSのゴール直後にコースアウトしリタイアを喫したラリー洞爺。今年は成績よりも、絶対完走を第一目標に臨みました。初日の SS1 はSSSボルケーノでした。ここは、レッキの時点で路面が荒れ始めていたため、クルマをいたわるため、少し抑え気味で走行。700mのショートSSながら2位に0.8秒勝ちという結果でした。デイ1は、昨年リタイアした林道を含む、3本の林道を2ループする設定です。”とにかく完走”という目標を常に意識して、無理なく走り切ったSS2でしたが、ゴール後にタイムを確認すると、2位に20秒近い差をつけてまさかのトップとなりました。これによって、自分の走らせ方に自信が持てました。その後も無理することなく自分のペースで走り切り、2ループ目後半は若干ペースを落として安全策をとりました。その結果、デイ1終了時点で2位に50秒近い差を付けてトップで折り返すことができたのです。最終日のデイ2は、後続とのタイム差はあるものの、デイポイントを得るために前半2本は少しプッシュ。後半2本は抑えて確実にゴールする作戦にしました。結果は、前半2本で約20秒差を広げることに成功、残り2本はあまりのプレッシャーで体が思うように動かず、抑えて走ったのに道からこぼれそうになりながら、何とか全SSをフィニッシュ。ついに念願の全日本ラリー初優勝を飾るこができました。応援いただいた皆様、サポートいただいた皆様、そしてチームの皆様にただただ感謝するばかりです。次の福島も頑張ります」

ちなみに寺川さんは新婚ホヤホヤで、嬉しさ倍増だったようです。JN3クラス2位にはMZRacingファミリーで現在チャンピオンシップランキング1位の岡田孝一さんが入り、3位にはエムスポーツの藤田幸弘さんが、4位には鷹野健太郎さんが入り、マツダデミオが1〜4位を独占しました。なお、前回若狭で3位入賞したデミオのいとうりなさんは、デイ1のSS4でコースオフしてしまい、デイ離脱となりました。次回MSCCがんばろう福島ラリー(80%グラベル)は、7月25日・26日に福島県棚倉町で開催されます。

Photo by K. Yamamoto

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