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日本国内レース

  • 2019/09/17
  • OTHER(日本)

ジムカーナ PN3は天満清の駆るRFが初優勝、PN1は小林規敏が今季3勝目

9月8日(日)、福岡県のスピードパーク恋の浦で全日本ジムカーナ選手権第9戦が開催され、PN3クラスで天満清の駆るロードスターRFが優勝。ロードスターRFとして全日本戦初優勝を飾りました。また。PN1は今季2勝を挙げている小林規敏が、SA3クラスでもRX-7を駆る藤井雅裕が全日本戦初優勝を飾りました。

スピードパーク恋の浦には全87台がエントリー、内マツダ車はPN1にロードスターが12台、PN3にはロードスターRFが6台、SA3クラスにRX-7が5台の計23台が参加しました。

コースは中低速中心のトリッキーなレイアウトとなり、これに恋の浦特有の大きな高低差が加わり、ロードスターにとって攻めがいのあるものとなったようです。事実、PNクラスでは一番排気量が少なく、パワーも低いPN1のロードスターの優勝タイムが格上のPN2~4クラスの優勝タイムを上回りました。

この日の天候は晴れ、気温は34度、路面温度も47度まで上昇し、9月第2週としては異例の暑さ。午後は路面状況の悪化も重なり多くのクラスが午前の第1ヒートのタイムが勝負となりました。

PN1は本来の調子を取り戻した齋藤邦夫がトップタイムを守っていましたが、小林規敏がこれを逆転、最終走者の小俣洋平は4番手タイムに沈んだため、午後の第2ヒートでは小林のタイムをだれも破ることが出来ず、3勝目を飾りました。これで小林はシリーズランキング2位が確定しました。「午後のコンディション悪化を考えると1本目が勝負だと考えていました。昨日までの走行でよい感触はつかめていたので、本番のセットアップも微調整レベルでOKでした。パイロンタッチや脱輪などのミスにだけ気をつけて、気持ちよく走れました。トップタイムをマークできてよかったです。ですが、まだ自分自身で納得のいく走りにはなっていないので、もっと腕を磨きたいですね。最終戦もこの調子を維持して勝って終わりたいです」
4位に沈んだ小俣は「練習からギヤがうまくかみ合わない感じで、波に乗れませんでした。前戦でチャンピオンが取れたので気持ちの緩みもあったかもしれません。最終戦は気持ちを入れ替えて有終の美を飾りたいですね」最終戦はロードスタージムカーナスペシャリストによる熾烈なトップ争いが繰りひろげられそうです。

PN3はロードスターRFにスイッチして3年目となる天満清がうれしい優勝。RFにとっても全日本ジムカーナ選手権で初優勝となりました。PN3も第1ヒートで勝負が決まりました。天満は「うれしい。やっと勝てました。このRFはパワーではライバルの86/BRZには敵いませんが、トラクション面で勝っているので、その良さが活かせたと思います。今回のコースは前半パワー重視で後半がパイロンメインの操縦性とトラクションが重要となるレイアウトでしたので、前半はライバル勢に負けていましたが、後半セクションで取り返すことができました。マシンセットやタイヤとのマッチングも決まってきたので、この勢いで最終戦でも勝ちたいですね」

SA3クラスはRX-7勢が3位までを独占する強さを見せました。優勝した藤井雅裕は2016年のJAFカップSCクラスにてRX-7で優勝しているものの、全日本選手権では初優勝となります。藤井は「土曜日に走った感触がとても良かったので、これなら行けるかもと思いました。やはり優勝はうれしいですね。たくさんの方から祝福をもらいました。今年は西日本で開催された4戦しか参加できませんでしたが、来年はこのSA3かPN1のどちらかで全日本戦にフル参戦できるように準備を進めています。楽しみながらも、美しく走るを実践したいですね」と抱負を語りました。

最終戦となる第10戦は鈴鹿南コースで10月6日に開催されます。

Text by MZRacing photo by CINQ

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