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日本国内レース

  • 2020/12/09
  • JRC

全日本ラリー最終戦でデミオ15MBが3位表彰台

11月27日(金)~28日(土)に、2020年JAF全日本ラリー選手権第4戦「Sammy ツール・ド・九州2020in 唐津」が佐賀県唐津市・伊万里市周辺で開催されました。今回もJN5クラスにデミオ15MBでエントリーしている、MZRacingファミリーの岡田孝一さんから、レポートが届きましたのでお伝えします。

2020年全日本ラリー選手権は、コロナの影響により年間10戦から4戦に縮減され、11月27日から28日にかけて佐賀県唐津市を中心に開催された「第4戦 Sammy ツール・ド・九州2020 in 唐津」がシーズン最終戦となりました。

今大会も無観客は勿論、大会関係者は全員2週間前からの検温結果報告と問診票の提出義務付け、ラリー期間中も会場入場時の検温・消毒実施、マスク着用等という厳戒態勢の中、53台のマシンが集結。我々15MBデミオ(ドライバー岡田孝一/コドライバー石田一輝ペア)が戦うJN-5クラス(排気量1,500cc以下、前輪駆動クラス)は13台のエントリーと全クラスで最多。その内マツダ車はデミオ、RX-8など6台で挑むかたちで、今回も激戦が予想されました。
今回のラリーは全面舗装路(ターマック)で、1日目にSANPOUという九州の名物SS(11km)を夕方と夜に1回ずつの計2回、2日目は早朝から昼にかけて4km〜7kmの様々なSSを9回、合わせて約70kmの山道を走行。最近では珍しくなったナイトステージが設定された内容でした。
11月27日午後からDay1。Sammy ツール・ド・九州 in 唐津は、いつもならスタート前に関係者全員で唐津市の唐津神社を参拝し、神主様よりお祓いをうけてスタートしていましたが、今回はこういった恒例行事も無し…やはりいつもと違う寂しさはありますが、この情勢下、そもそも当ラリー開催までに至る主催者・関係者の皆様の努力と、地域の方々のラリーに対する深い理解に感謝しながらラリーに出場できる喜びを噛み締めていました。
陽が沈みかかった16時頃にSSスタート。今大会に向け足回り等のセッティングを見直した結果、ドライバーの思う通りの動きをしてくれてSS1本目はクラス2番手タイム。15MBデミオのポテンシャルには驚かされるばかり。このまま次のナイトステージも3番手タイムでフィニッシュ。クラス2位で1日目を終えました。15MBデミオは好調でしたが、暗いナイトステージはランプポッドをつけても目が見えづらいです。
28日Day2は9本のSSをこなすタフな一日。中速低速カーブが入り混じるテクニカルなSSが連続し、タイヤをいたわりながらも攻めた走りをしなければライバルに置いて行かれるという難しい展開の中、途中のSSでは何かの拍子で道に出てきた岩をギリギリのところで避けたり、カーブのイン側に引っかかって片輪走行したり、あわや転倒・クラッシュかと思われるシーンもしばしばありましたが、最終的に3位でラリーをフィニッシュ、15MBデミオは今回もノートラブルで私たちをゴールまで導いてくれました。
そして先述の通りこれにて全日本ラリー選手権2020年シリーズは終了。コロナの影響を踏まえ、一部の大会については参戦を取りやめたものの、年間シリーズを4位で終えることができました。このリザルトは偏に皆さまの熱い応援、15MBの総合力、チームのサポートのおかげです。ありがとうございました。

マツダ車の結果は、キーストーンナビゲーターDLデミオ (岡田孝一/石田一輝)が3位、AMAZEMENT ∞ デミオ (本名修也/湊比呂美)が6位、YH・WM・KYB・SPMくまモンRX-8 (中西昌人/竹尾真理華)が8位、アストラルDLワコーズitzzRX-8 (鷲尾俊一/井上草汰)が10位完走しています。これで全日本ラリー選手権は2020年シーズンが終了となりました。2021シーズンは、2月4日〜7日に行われるRally of Tsumagoiが開幕戦となります。

Text by K. Okada Photos by I. Hiromoto

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