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日本国内レース

  • 2015/08/07
  • S-Tai

灼熱のS耐九州でNOPROデミオSKY-Dが4位、TCRロードスターは5位

前戦の富士8時間から一ヶ月、九州は大分県のオートポリスにて3時間耐久の通常フォーマットにてスーパー耐久第4戦が開催され、ST5クラスのNOPROデミオSKY-Dが4位、ST4クラスのTCRロードスターが5位に入賞しました。

毎レースごとにタイムアップしていくNOPROデミオSKY-Dですが、予選タイムはクラストップ3台のフィット3平均タイムの約2秒落ちまで近づく5位となり、過去のレースを振り返ると上々の仕上がりになってきました。今回のレースも燃費の良さを生かした作戦により、上位に食い込む可能性が見えてきました。足回りのセットも、タイヤ磨耗とラップタイムをギリギリで両立させ、攻めの姿勢でレースに挑みます。決勝レースのスタートは谷川がディーゼルのトルクを生かし、得意のダッシュで一瞬2位までポジションアップするパフォーマンスも見せました。その後、安定したペースで50分間を走行。野上達也に変わりタイヤ交換をしてピットアウトしていきました。谷川が使用したタイヤの状況から、ラップタイム重視で走りながら、途中タイヤ交換と少量の給油をして、レース残り50分で谷川に再度ドライバー交代することに。谷川はベストタイムを出しながら残りの周回を走りきり、強敵3台のフィットに続く4位でチェッカーを受けました。

夏の九州の高温路面は、デミオSKY-Dには過酷な試練だったと言えます。ディーゼルターボが故に補記類の重量がガソリン車と比べて重く、フロントヘビーになるため特にタイヤに厳しい状況でした。チームでは今後更なる軽量化と操縦性の改善を進め、次戦に備えます。ドライバーの谷川さんは、「クルマはだいぶ速くなりました。すでに去年のSKY-Gと比べても速いくらいです。ただ、フロントが重いので、タイヤの使い方がキーとなりますね。オーナーの野上(敏彦)さんは車体側のセッティングでまだ試したいことがある、と言っています。どのようなクルマになるか、楽しみです」と語っています。

ST4クラスのTCRロードスターは、予選11位から、加藤彰彬、近藤翼、堤優威の3名が安定したラップタイムを刻み、着実に順位を上げていきました。その結果、パワーに勝るホンダ勢を抑え、4台のトヨタ86に続く5位フィニッシュを果たしたことは、特筆に値するでしょう。一方、村上モータース・ロードスターは、レース中盤に燃料系トラブルで順位を下げましたが、ピットまで戻り修復し14位で完走しました。

Photo by S. Hattori

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