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  • 2016/10/23
  • OTHER(日本)

全日本ラリー選手権第6戦モントレーin嬬恋で畑野 賢明RX-8が優勝!第6~第8戦レポート

第7戦、第8戦は南野 保と島田 章のデミオがそれぞれ2位入賞

10月15-16日に岐阜県高山市を舞台に全日本ラリー選手権第8戦「ラリーハイランドマスターズ」が開催されました。今回はまだお伝えできていない第6戦から第8戦までをダイジェストでお伝えします。

8月27-28日に開催された第6戦は群馬県嬬恋村が舞台となります。このラリーの特徴は何と言ってもターマック最速のラリーと超ハイスピードのコースが待っています。このラリーのJN3クラスに3台のRX-8と1台のデミオが、JN-1クラスには2台のデミオが挑みました。

雨のためウェットコンデションとなったDAY1のリザルトはチャンピオンに王手をかけていた天野智之のヴィッツを3番手に追いやりRX-8のAki HATANO/鷹巣恵鈴組がトップ、その僅か0.6秒差の2番手にデミオの内藤学武/小藤桂一組という大接戦となりました。翌28日のDAY2は天候も回復、ドライコンディションの中、セッティングを変えパワーで勝るRX-8のメリットを活かしたHATANOがそのまま逃げ切り全日本戦初優勝を飾りました。「ハイスピードのコースが1本キャンセルとなったので辛かったのですが、なんとか勝てました。今年はスポット参戦でモントレーだけですが良いデータが取れたので、来年はターマックを中心に参戦します」と期待の出来るコメントを残してくれました。2番手の内藤は守りの走りに入ったのか天野に逆転され3位に終わりました。JN-1では伊藤隆晃/大高徹也組のデミオが2位入賞を果たしました。

続く第7戦は9月23-25日に開催されたアジアパシィフックラリー選手権と併催の「ラリー北海道」です。全日本戦の中でも一番走行距離が長くタフなラリーとなります。このラリーにはJN3クラスにRX-8とデミオが各2台ずつ、JN-1クラスに1台の新型デミオ15MBがエントリーしました。そのJN-1の松原久/和田善明組デミオはSS7まで2位以下を大きく離してトップをキープしていましたが、SS8でコースアウトし残念ながらリタイヤとなりました。JN-3で活躍したのは2年ぶりにラリーに参戦した南野保/ポール サント組のデミオです。初日ではまだ走りのカンが取り戻せないようでしたが、徐々にタイムアップを図り2位でフィニッシュ。DAY2は「ラリーを楽しむ事を心がけて走ります」とのコメント通り、スティディな走りをみせそのまま2位でゴールしました。またRX-8の中西昌人/豊田智孝組が3位でフィニッシュし、ポディウムを獲得しました。

そして第8戦は44回の歴史を誇る「M.C.S.ラリーハイランドマスターズ2016」となります。このラリーにはJN-3クラスに4台のデミオと2台のRX-8が、JN-1クラスには15MBのデミオがエントリーし、計7台のマツダ車が出場しました。優勝は天野が獲得しましたが、2位にはDAY1で3番手だった島田章/内藤雄樹組デミオがDAY2で唐釜真一郎/松浦俊朗組デミオを逆転して入賞となりました。「SS1は得意なコースだったのですが、思うようにタイムが出ず苦労しました。なんとかDAY2の最初で逆転できて良かったです。最終戦に向けてのセッティングの見直しもできました」と晴れやかな表情でコメント。一方、逆転された唐釜は表彰式ではその表情に悔しさがにじみ出ていたようです。 JN-1クラスの松原久/和田善明組デミオ15MBはラリー北海道でリタイヤしているためか、今回は抑えて丁寧に走りきり5位で完走しました。

最終戦は11月5-6日に愛知県新城市で開催される「新城ラリー2016」です。ここ数年は延べ5万人ものギャラリーが訪れる一大イベントです。そこでも活躍するマツダ車の選手に応援をよろしくお願いします。

最後に第5戦のアクシデントで戦列を離れている岡田孝一さんの情報をお伝えします。10月5日に退院され現在自宅療養されています。「最終戦のラリー参戦はとても厳しいですが、来年は開幕戦に間に合うようリハビリ頑張ってまいります」とのコメントを頂きました。来年は新型デミオ15MBでの勇姿が見られることでしょう。

Photo and Text by T.Yamaguchi

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