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日本国内レース

  • 2023/06/23
  • JDC

JDC Rd.5 PN1クラス本道治成がホームコースで全日本初優勝

6月17日(土)〜18日(日)に石川県輪島市郊外の輪島市門前モータースポーツ公園で全日本ダートトライアル選手権第5戦「ダートスプリント in 門前」が開催されました。4年ぶりの全日本開催となる門前ラウンドは、PN1クラスにデミオ15MBで出場した本道治成が第2ヒートの逆転劇で全日本初優勝を獲得、同じくデミオ15MBで出場した2021年PN1クラスチャンピオンの太田智喜が、3位表彰台を獲得しました。

全8戦が組まれている今シーズンの全日本ダートトライアル選手権は、第2戦恋の浦ラウンドが中止となったため、1戦減った7戦でシリーズが争われることとなります。迎えた第5戦の門前ラウンドは今シーズンの4戦目となり、シリーズはこのラウンドを終えるといよいよ後半戦へと突入します。残るラウンドは、このラウンドを終えると残り3戦。ここまでの戦況は、この第5戦までに毎戦ウイナーが代わる大混戦のクラスから、前戦までに3連勝を飾る選手がシリーズを独走するクラスなど様々。ライバル勢に対し後半戦を有利に戦う上でも、この第5戦の結果が重要な1戦となってきます。

4年ぶりの全日本開催となった門前ラウンドには、全クラス合わせて148台がエントリーしました。そのうちPN1クラスには、太田智喜、本道治成、天野佳則の3台のマツダ・デミオ15MBが出場しています。

公開練習日の17日(土)と決勝日の18日(日)はともに好天に恵まれ、最高気温も27度付近まで上がり、絶好のダートトライアル日和となりました。全日本開催に向けしっかりと整備された路面は、第1ヒートを終えても大きく荒れることはなく、浮き砂利が掃けて硬質ダート路面が顔を出した第2ヒートは、各クラスでベストタイム更新が続く激戦が繰り広げられました。


PN1クラスは、太田が第1ヒートのトップを奪い、本道が0.719秒差の2番手につけ、デミオ15MB2台が上位に並びます。 硬質ダート路面となった第2ヒートは、それまで第1ヒート6番手の天野が更新したベストタイムを、第1ヒート2番手の本道が約2秒逆転する1分41秒033をたたき出し、トップを奪います。その後、3人のドライバーが1分41秒台に突入するものの、本道のタイムには届かず。地元、北陸出身でベテランの本道がそのまま逃げ切り、ホームコースの輪島市門前モータースポーツ公園で全日本初優勝を飾りました。また、第1ヒートトップの太田は、中間地点は本道を上まわるペースで駆け抜けましたが、後半セクションでわずかにタイムダウン。それでも3位入賞を果たし、シリーズランキングもひとつポジションを上げる4番手に浮上しました。

PN1クラス優勝/本道治成コメント

「第1ヒートは浮き砂利路面だったので、昔の門前の路面を思い出して、自分が楽しめればいいかなぁと思ってクルマを振り回しながら楽しんで走りました。テンション、上がりましたね(笑)。。第2ヒートは、慣熟歩行の時にこれまでの門前では経験したことがないような硬質路面になっていると判断しました。その硬質路面に対して、しっかり対応できたと思います。ホームコースでの全日本初優勝なので、喜びも2倍ですね」


PN1クラス3位/太田智喜コメント

「タイヤ選択は間違っていなかったと思うのですが、ゴール前のストレートに出る後半の左コーナーで若干アウトに膨らんだ分、タイムダウンしてしまいました。今回は、ドライバーが少し熱くなりすぎてしまったかもしれませんね。まだこのクラスは2勝目を挙げている選手がいませんので、最後まで諦めることなくベストを尽くします」


ふたつのホームコースで培った技術とノウハウ

今回、この第5戦で全日本初優勝を飾った本道は、地元のマツダ・ディーラー店に勤めるベテランドライバーです。1995年に全日本初出場を果たし、2007年を最後に競技活動を休止。活動を再開した2019年には、この門前ラウンドからふたたび全日本に出場するようになり、その復帰戦ではクラス3位に入賞を果たしています。

「ダートトライアルを始めた頃は、まだモーターパーク今庄(福井県)がなかったので、もっぱら門前を走り込んでいました。このコースは林道風でブラインドコーナーが多いことと、コーナーとコーナーの間が短いことが特徴のひとつです。このラインを走ると速いよ、といった攻略法は特にないと思いますが、とにかくたくさん走り込んでコースを体に染みこませることが大事で、僕は体が覚えたリズムを大事に走っています。たまたま若い頃からこのコースを走り込んでいたので、そういった面ではアドバンテージがあったと思いますね」と、ホームコースでの勝因を語りました。

もうひとつ、全日本初優勝の決め手となったのが、第2ヒートのタイヤ選択でした。

「門前は浮き砂利が多いので、第2ヒートもレコードラインを外すと、すぐ砂利に乗ってしまうのです。そのため、ライバル選手の多くは第2ヒートに固い路面にも砂利路面にも対応する硬質ダート路面用のタイヤを選択する選手が多かったと思いますが、僕はフロントに超硬質ダート用タイヤ、リヤに浮き砂利用タイヤという両極端な性格を持つセットを選択しました。実は福井県のオートパーク今庄も近所ということもあり得意なコースなのですが、今回の門前は今までのような砂利が多い路面ではなく、今庄のようにしっかりと土が踏み固められている路面に整備されていました。前後に異なるタイヤを履くと、極端にアンダーステアやオーバーステアになったりすることもあるのですが、デミオ15MBは操縦性が安定しているので、フロントのグリップに対してリヤの動きがナチュラルに追従してくれるんです。実はこのセットは、今庄で何度もテストをしていたので、今回の門前にも自信がありました。まぁ、他の選手からみれば、博打的なタイヤ選択だったとは思いますが」と本道。タイヤ選択は決して一か八かの選択ではなく、ふたつのホームコースで培った技術とノウハウがあったからこその選択で、初優勝を掴む大きな要因となりました。



全日本ダートトライアル第6戦は、7月15日(土)〜16日(日)に、青森県三戸郡五戸町郊外のサーキットパーク切谷内で開催されます。



Text&Photo by CINQ LLC

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