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日本国内レース

  • 2020/10/05
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北日本NDシリーズ第3戦&第4戦は横田と上田が初優勝。チャンピオンは高橋に決定!

10月3日、宮城県のスポーツランドSUGOでロードスター・パーティレースⅢの北日本NDシリーズ第3戦と第4戦が開催されました。第3戦は32号車の横田剛、第4戦は16号車の上田純司が優勝。また2戦連続で2位となった48号車・ニノ高橋がシリーズチャンピオンを獲得しました。

北日本シリーズは8月22日の第1戦と第2戦に続いて、ワンデー&ダブルヘッダーでの開催です。今回はNDシリーズに13台のエントリーがありましたが、NDクラブマンとNCシリーズは不成立。東北ロードスターカップは6台のエントリーということで、予選は混走で行いますが、決勝レースは別にスケジュールが組まれました。予選のベストタイムで第3戦のグリッドが決まり、セカンドベストで第4戦のグリッドが決まるレギュレーションは前回同様です。
本日のSUGOの天候は曇り。車検場にある温度計は17℃を表示しており、絶好のコンディションと言っていいでしょう。40号車の梅下隆一(マツダ執行役員)がレース前日のアクシデントで欠場を余儀なくされ、8時から15分間の公式予選には12台が出場しました。 パーティレース勢の先頭で入ったのは開幕2連勝を飾った48号車・ニノ高橋。1周目のタイムは1分47秒772 で、続いて2周目に47秒157を記録します。同じアタック1周目では28号車の石井達也が1分47秒028で高橋を上回り、さらに16号車の上田純司が1分46秒645という好タイムをマーク。これで第3戦のポールポジションが決まりました。
この上田の前を走っていた32号車の横田剛は、アタック2周目に1分46秒966を記録。結局、47秒を切れたのはこのふたりのみでした。以下、タイム順では石井、高橋と続いたのですが、予選後の車検で2台ともに最低重量違反が判明。さらに暫定6位だった23号車の菊池仁のマシンも同様の判定を受けて、3名には第3戦の決勝グリッド降格のペナルティが課されます。 その結果、2列目の3番グリッドには4号車の佐藤朱伊、4番グリッドには91号車の沢崎祐一が並びます。続いて5番グリッドには82号車の兼原洋治、6番グリッドには112号車の丸山友輝が繰り上がりました。

気温18℃というコンディションで、第3戦の決勝はほぼオンタイムの10時56分にスタートしました。最前列の上田と横田は順位を守りますが、3番グリッドの佐藤は激しくホイールスピンして大きく出遅れてしまいます。 後方では10番グリッドに降格した高橋がまさにロケットスタート。オープニングラップは4位で通過し、早くも3位の沢崎を0.589秒差という射程圏内に捉えます。その勢いは止まらず、2周目が終了するホームストレートでは高橋が楽々と先行し、3周目からは徐々にこの2台の差が広がっていきます。 上田と横田のトップ争いは4周目にドラマが起きました。バックストレートの加速で勝った横田が馬の背コーナーでアウトからの横並びに成功すると、次のSPインで上田は横田のためにスペースを残します。もちろん上田も諦めず、0.1秒から0.2秒の僅差で横田に追いすがりますが、7周目あたりからは高橋が背後に迫ってきてトップグループが3台となり、再度の逆転はかないませんでした。 さて、沢崎の後方では丸山とスタートの失敗から挽回してきた佐藤、さらに兼原と最後尾から追い上げた石井の4台によるバトルが中盤以降にヒートアップ。6周目からはこの集団が沢崎に追いついて5台という大きな塊になりましたが、ここはベテランの沢崎が粘って先着します。そしてチェッカーの後、さらに事件がふたつも起きてしまいます。
ひとつは上田が最後、高橋の追撃を受けた際に危険行為を犯したという判定です。上田にはこれで35秒加算というペナルティが課されてしまいました。もうひとつは佐藤の4号車と丸山の112号車に車両規定違反(キャンバー角)が発覚。こちらは残念ながら失格という処分です。 その結果、優勝は横田で変わりませんが、2位には高橋、3位には沢崎が繰り上がりました。同様に4位には石井、5位には兼原、6位には52号車の古田孝一が入賞となりました。沢崎は2017年の東日本第1戦と第3戦、さらに北日本の第2戦と第4戦で4位に計4回も入賞していますが、JAFからのメダルがもらえる3位入賞は初めてとのこと。また今年から参戦の古田は嬉しい初入賞です。 キャリア豊富なベテランですが、パーティレースには参戦3戦目での初優勝となった横田は「SUGOはパッシングが難しいことはわかっているので、ワンチャンスを狙っていました。並んだ時にスペースを残していただいたので感謝ですね」と語りました。

第4戦のグリッドは、第3戦のように最低重量違反によるグリッド降格はありません。また第3戦で失格となった4号車と112号車も決勝前の再車検に合格して出走が認められました。ポールは上田、2番グリッドは石井、以下は高橋、横田、佐藤、菊池という順番です。 そして、ほぼオンタイムの15時21分にスタート。心配された雨は落ちて来ず、気温も20℃近くまで上昇しました。ポールの上田はポジションを守りますが、2番グリッドの石井は位置どりも含めて失敗。高橋に加えて横田にも抜かれてしまい、4位でオープニングラップを通過。この上位4台が次第に5位以下を引き離す展開になります。
その5位を争うのは菊池をはじめ、沢崎、またしても出遅れた佐藤、そして丸山で、この4台はファイナルラップまで約2秒の間で接近戦を演じます。ただし順位の入れ替えは、5周目に佐藤が沢崎をかわして入賞圏内の6位に浮上したのみとなりました。 一方でトップ争いは3周目までは0.8秒台でしたが、4周目と5周目には0.561秒から0.453秒というテールtoノーズ状態に。ただ、今回はそこから上田がギアを1段上げた印象で、6周目と7周目には1秒と少しのアドバンテージを確保。最後は高橋に0.422秒差まで詰め寄られましたが、余裕を残してのトップチェッカーとなりました。 横田と石井の3位争いは4周目から白熱します。勢いに勝っていたのは石井で、6周目の1コーナー進入から2コーナー脱出で一度前に出ます。ところが、バックストレートの後の馬の背コーナーで痛恨のコースアウト。せっかく抜いた横田は労せずして3位に復帰します。 改めて最終の第4戦の結果を整理すると、優勝は上田。参戦3年目での嬉しい初優勝です。2位は高橋で、3位には第3戦のウイナーである横田が粘りきりました。以下、石井が悔しい2戦連続の4位、菊池はNDに乗り換えてからは初の入賞。さらに佐藤の6位までが表彰の対象となりました。 上田は「やっと勝てました。落ち着いてミスなくを心がけて、なんとか2レース目で実践できましたね。途中、少し差が縮まった時も冷静に対応できました」と嬉しそうです。

今回、第3戦と第4戦のダブルヘッダーと、慌ただしいスケジュールでしたが、これで2020年のロードスター・パーティレースⅢの北日本シリーズは無事に全日程を終えました。最終のランキングは10月18日の交流戦(富士スピードウェイ)でのポイントが有効のため確定しませんが、48号車のニノ高橋がすでに獲得した80ポイントを誰も上回れないため、北日本シリーズのチャンピオンは彼に決まりました。第3戦の終盤、レインボーコーナーでの上田のブロックをグラベルに飛び出して回避した高橋の冷静な対応がなければ、この日にチャンピオンが決まることはなかったかもしれません。 高橋は「今日は2戦とも勝てませんでしたが、目標にしていたチャンピオンが決まったのはよかったです。2位だった昨年の交流戦は優勝した冨林さんだけが輝く展開だったので、リベンジしたいです」と、早くも“日本一”のタイトルがかかる次の戦いを見据えていました。

ロードスター・パーティレースⅢの次の戦いは、10月18日に富士スピードウェイで行われる交流戦となっています。

Text & Photos by B-Sports

MAZDA MOTORSPORTS ロードスター・パーティレースⅢ

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