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  • 2019/03/05
  • OTHER(日本)

ジムカーナ開幕戦 PN1クラスは小俣洋平が優勝

3月3日(日)、筑波サーキットコース1000にて2019年全日本ジムカーナ選手権が開幕。全国から121台のジムカーナスペシャリストが集合し、熱戦を繰り広げました。結果的にロードスターのワンメイクとなったPN1クラスは、昨年FD3SでSA3クラスチャンピオンを獲得した小俣洋平が、PN1クラスデビュー戦で並みいるロードスター使いをしり目に開幕戦で優勝を飾りました。

当日の降水確率は90%で、開会式までは天気は持ちましたが、PN1クラスのマシンがスタートする頃には路面はハーフウェット状態となり、4度という低い気温と相まってセッティングの難しいコンデションとなりました。PN1クラスは、「まだまだセッティング途中で、まずはクルマに慣れることが先決」と言う小俣洋平が1ヒートで1分25秒034をマークしてトップに立つと、雨足が強くなった2ヒートでも1ヒートの僅か0.4秒落ちでただ一人2本とも25秒台を記録する速さを見せ、PN1クラスデビューウィンを飾りました。
「勝ててホッとしました。もちろん、これまで通り毎戦勝つつもりで参加していますが、今回はニューマシンでセットアップも完全でない状況でしたので、恵みの雨となったのかもしれません。FD3Sからドライビングスタイルは大きく変えていません。それを受け止めてくれる寛容なシャーシ性能にも助けられた感じです。とは言えロードスターマイスターがひしめくPN1で勝てたことは自信にもつながりますね」と語っていました。2位には昨年シリーズ2位の福田大輔、3位に同シリーズ3位の深川敬暢となりました。

参加クラスが10以上あるジムカーナでも1、2を争うエントリー台数を誇るPN3クラス。大多数は86/BRZとなっていますが、ロードスターRFも4台が参加、86/BRZと覇を競っています。昨年のマイナーチェンジでパワーアップが図られたRFは戦闘力の向上が期待されましたが、開幕戦ではウェットコンデションに足をすくわれ、上位入賞とはなりませんでした。

RX-7、NSX、ロータスエキシージの三つ巴の争いとなるSA3クラスは各車3台ずつで9台のエントリー。昨年、小俣洋平とタイトルを争ったNSXを駆る西村顕さんが優勝。RX-7勢は葛西悠治が2ヒートでミスコースしノータイムとなるも、1ヒートのタイムで4位入賞を飾りました。

今回、ロードスターで参加しているドライバーに話を聞いてみたところ、全員がマシンバランスの良さ、意のままに操れる楽しさ、懐の深さ、たとえ競技中であっても余計に介在してこない電子デバイスなど全てにおいてライトウェイトスポーツカーのお手本となる要素を持っていると絶賛していました。特にパワーだけが勝負のカギとはならないジムカーナ競技は、ロードスターが意図した設計思想にもっと適している競技のようです。数あるモータースポーツ競技の中でも、最も気軽に参加が可能なジムカーナ。全国各地で練習会や初心者向けの競技会が開催されていますので、ロードスターオーナーの方は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。 Text by MZRacing Photo by CINQ&MZRacing

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