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日本国内レース

  • 2014/09/10
  • OTHER(日本)

記念すべき第25回メディア対抗ロードスター4耐レース、盛大に行われる

9月6日(土)に筑波サーキットにて第25回メディア対抗ロードスター4時間耐久レースが開催され、昨年比1.5倍にあたる約2,700名の来場者が一日を楽しみました。

このイベントは、1989年に初代ロードスターが誕生した際に第一回が企画され、その後途切れることなく毎年開催されてきました。その間に、世の中は様々な変化を遂げてきました。ロードスターも、初代のNA型から、NB型、NC型へと形を変え、成長を遂げてきました。あれから四半世紀が経過した今年、マツダは来年発売する新型ロードスターを発表。他に先駆け、伝統のメディア4耐レースの会場で一般のお客様向けお披露目を行うことになりました。この日、筑波サーキットのパドックには仮設の新型ロードスター展示ブースが置かれ、ソウルレッドのプロトタイプが1台展示されました。晴天に恵まれたためサーキットの気温は30度近くとなりましたが、展示ブース内は完全空調コントロールのもと、ファンの皆様は涼しい環境の中でじっくりと新型NDロードスターを見ることができました。そして、この日のメインイベントである4時間耐久レースのドライバー紹介がステージでスタートすると、展示ブースは閉鎖され中では何やら作業が始まりました。

詳しいアナウンスはありませんでしたが、周囲の観客は雰囲気を察し、パドックに人垣で花道を作っています。熱心なファンの皆さんが心待ちにする中、いよいよ新型ロードスターが姿を現しました。運転席にはロードスターの開発主査である山本修弘さんが乗り、この日ドライバーとして4時間レースに出場する藤原清志常務執行役員(開発担当)、毛籠勝弘常務執行役員(マーケティングおよびセールス担当)、前田育男執行役員(デザイン本部長)が車体を押して花道を歩きました。隊列がピットエンドにたどり着き、山本さんがエンジンに火を入れると、回りからは「おぉーっ」と声が上がりました。山本さんは、「このような舞台は夢のようです。このクルマは、我が子のよう、いや私の人生そのもののような気がします」と語っていました。4耐に出場する23台のマシンを率いてコースを一周し、サプライズのパレードランはフィニッシュしました。

ロードスター4耐レースは、ドライバー4人以上がひと組となり、4時間を戦うタイムレースです。使用できる燃料と、ドライバーの最大運転時間が定められており、速いだけでは好成績を残すことはできません。今年は終盤にコース上にストップしたマシンがあったためセーフティカーが入る波乱もあり、いくつかのドラマを経て、J-WAVEチームが初優勝しました。昨年まで2連覇を遂げていたTIPOチームは、予想外のガス欠リタイヤとなっています。前出の藤原、毛籠、前田、山本の4名に加え、マツダドライビングスクールの中元章博さんを加えたマツダチームは、課題だった燃費走行を全員がクリアし、外部やプロドライバーのアシストを求めることなく、9位完走を果たすことができました。会社の舵取りの責任がある執行役員達が、多忙な時間を縫ってドライビングの特訓を受け、真剣にレースに立ち向かっているって凄いことだと思いませんか?

この日は、これらのイベントの他、ロードスター・パーティレースII、マツダファン・サーキットトライアル、100台ほどの各世代ロードスターが集まり、レーシングコースを走行するパレードランなど、イベントは盛りだくさんでした。来年の4耐は新型ロードスターで行われるとのこと。今から楽しみですね。



Photo by Mazda & MZRacing

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