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日本国内レース

  • 2021/05/18
  • OTHER(日本)

雨の全日本ジムカーナ第3戦、JG8は箕輪雄介が接戦を制して優勝

2021年5月16日、中国地方は例年より3週間も早い梅雨入り宣言となり、雨の中、広島県のテクニックステージタカタにて全日本ジムカーナ選手権第3戦が開催されまた。この難しいコンディションの中JG8クラスは箕輪雄介が優勝。JG6クラスは天満清が3位に入賞しました。また、全エントリー121台中マツダ車は32台でした。

エビスサーキットで開催される予定であった第2戦が延期となったため、実質的にこの大会が2戦目となります。テクニックステージタカタで全日本ジムカーナが開催されるのは2013年以来8年ぶりとなり、ミニサーキットのコース路面も再舗装されたため、地元勢有利の声が高かったようです。しかし、雨のヘビーウェットというコースコンデションに加え、通常の走行コースを逆走する形でかつハイスピードセクションとパイロンによるテクニカルセクションで構成されたコースは難易度が高く、セッティングと冷静な判断が勝負の行方を決めました。競技は広島県の緊急事態宣言発出に伴い、急遽観客とエントラントの交流を制限し、開会式やドライバースミーティングは場内放送のみ、暫定表彰式も第2ヒートの2クラスごとに走行を終えると競技を一旦止めて、すぐに表彰式を行うなどの感染予防措置が取られての開催となりました。

JG8クラスは今回も全車ロードスターで22台がエントリーし20台が出走。ヘビーウェットコンディションによって足をすくわれ、脱輪やパイロンタッチが続発するなか、第1ヒート、第2ヒートともにトップを譲らず完全優勝を果たしたのは箕輪雄介。昨シーズンは4戦中2勝を挙げシリーズ2位を獲得している箕輪は、「開幕戦はパイロンタッチのミスで2位のタイムを棒に振ったので、今回はミスなく走る事に専念しました。雨でもよいセットが出ていたので今回は行けるかなと。1本目で遅かった所を2本目でうまく修正できたところが勝因だと思います。まずは1勝できてホッとしていますが、地道にポイントを稼いでいこうと思います」と語っています。2位の川北忠は、「8年前も走っているし、ここは嫌いなコースではありません。チャレンジングなコースレイアウトも好みです。1本目はパイロンタッチというミスをしてしまいましたが、自分の走りが出来ていたので、2本目に賭けたのですが、ちょっと守りの走りになってしまった所もあってあと1歩及ばすでした。早く1勝目が欲しいですね」と意気込みを語っています。

JG6クラスも86/BRZ勢対ロードスターRFの図式に変わりなく、全16中6台がロードスターRF。開幕戦で1-3位を独占したRFでしたが、今回は雨と難コースに翻弄され、天満清の3位が最上位でした。天満清は「この状況なのでパイロンタッチなどのミスを避け、スムースに確実な走りを実践しました。2戦連続の3位なので流れは悪くありません。次回はトップを取ってまずはポイントリーダーになります」と闘志をあらわにしています。

JG2クラスはエントリー11台中FD3S RX-7が4台、他はホンダのシビック、CR-X、インテグラ、シティ、S2000とロータスエキシージという顔ぶれ。RX-7勢は6位が最上位でした。今回8位の藤井雅裕は「この雨の中ではFF勢が速いので、FRでトップは難しいと思っていましたが、エキシージとS2000が1,2位でしたのでちょっとびっくりしています。あきらめてはダメですね。自分のRX-7はまだ2戦目なのでいろいろと手を加えてセットアップを進める必要があります。もちろん自分自身のドライビングスキルのアップも必須ですが。次の名阪は地元でもあるので上位入賞を目指します」と語っています。

第4戦は6月6日に名阪スポーツランドにて開催されます。

Text by MZRacing, Photos by S.Aso

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