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日本国内レース

  • 2020/09/07
  • S-Tai

富士24時間、チームNOPROデミオSKY-Dが初制覇

 9月5日(土)〜6日(日)に富士スピードウェイにおいて、スーパー耐久シリーズ2020の開幕戦、「NAPAC 富士 SUPRER TEC24時間レース」が開催されました。コロナ禍においても主催者、関係者の懸命な努力とチーム関係者の理解と協力によって、観客を入れての24時間レースが実現。各チームともに今年初レースが24時間というプレッシャーの中、それでも新型コロナに屈しないという強い気持ちをもって、総台数45台、9台のマツダ車チームが果敢にチャレンジしました。

 マツダ勢の予選結果

 9月3日木曜日の練習走行では雨となりましたが、4日の予選日は一転して好天に恵まれました。強い日差しが降り注ぎ、予選スタート時の気温は30度、路面温度は53度のドライコンディションです。マツダ勢は、ST-2クラス1台、ST-5クラス8台の計9台が出走しました。このうち88号車の村上モータースロードスター(村上博幸/雨宮恵司/中島保典/山谷直樹/谷川達也)がST-5クラスのポールポジションを獲得し、3連覇に向けての幸先の良いスタートを切りました。2番手グリッドには#50 LOVE DRIVE RACINGロードスター(山西康司/筒井克彦/佐藤朱伊/山内正義/木村貴洋)、3番手グリッドには#456 OVER DRIVEロードスター(橋本陸/太田達也/小原康二/草野貴哉/カルロス本田/妹尾智充)と上位をロードスター勢が占めました。

 4時間半の中断、10回のSC導入。波乱の決勝
 前日の天気予報で雨が心配されていましたが、気温が30度まで上昇する予想外の天候となりました。しかし、スタート直前なって小雨が降り始めるという波乱のレースを予感させる展開に。

 予定通り15時にグリーンシグナルが点灯しレースがスタート。序盤はポールポジションを獲得していた#88と、好スタートを見せた#50、#456 の3台のロードスターがトップ争いを繰り広げます。そして20周目時点で、初参戦の#456がトップとなります。しかし、50分が経過したところで、アドバンコーナーで#88がスロー走行。なんとか自力でピットへと戻ることができ、すぐさま修理を受けます。この頃から雨が降り始め路面はウェットに変わります。その後も、雨の勢いは一気に強くなり、他クラスのマシンのアクシデントもあったため、長時間のSC(セーフティカー)先導での周回となります。この頃、#456、#66 OVER DRIVEロードスター(武地孝之/金森成泰/冨田自然/橋本悠亮/外園秋一郎/塚本奈々美)の2台はともにトラブルにより緊急ピットイン、その修復作業により大きく順位を落としてしまいました。

 レースはSC中に日没を迎え、雨足もさらに強くなったため、レース開始3時間が経過した時点で赤旗が掲示され、レースは一時中断となりました。マシンはホ-ムストレート上に並べられたまま、ドライバーは降車が許可されました。このタイミングで給油をしていた#78は、ピットレーンにてレース再開を待ちます。しかし、その後も天候は回復せず4時間半にわたってレースは中断となりました。22時30分にレースはSC先導で再開、30分以上のSCランが続いた後、グリーンシグナルとなりますが、15分後には雷鳴と強い雨により再びSCが導入されます。この間に#50には接触が引き起こしたマシントラブルが発生。懸命な修復が行われましたが再スタートは叶いませんでした。

 その後も天候不順により、6日朝までにSCが10回入る波乱の展開となりましたが、夜明け直前にSCが一時解除となると、コース上では各マシンの激しいバトルが繰り広げられます。ST-5クラスは6時30分時点でノートラブルで着実に走行を重ねた#37 NOPROデミオSKY-D(井尻薫/吉岡一成/関豊/上松淳一/加藤芳皓)がトップ、2番手に#102 H.M.RACERSマツダ2(佐々木孝太/吉田綜一郎/大崎悠悟/加藤潤平/吉田隆之介)とデミオ/マツダ2勢が上位をキープしています。7時45分に10回目のSCが解除されるとその後は天候も回復し気温も上昇。短時間でコースはドライコンディションとなりました。#102は駆動系に不安を抱えながらの我慢の走りが続きました。一方、#69のフィットとトップを争う#37は、それぞれのピットインタイミングで順位が入れ替わる僅差の展開を繰り広げてていましたが、燃費で有利な#37は着実に周回を続け、フィットが最終ピットから出た時点で約50秒のアドバンテージを得てトップを走行します。

 そして15時、ついに#37は念願の富士24時間レースをクラストップでチェッカーを受けます。初めての24時間レース制覇と、2年連続で開幕戦を制したNOPROピットは歓喜に包まれました。また、#102は終盤での絶妙なタイミングのピット作業が功を奏し、3位でチェッカーを受けます。#88も序盤のトラブル後は着実な走りを見せ6位入賞となりました。

 #37 チーム代表野上敏彦さんのコメント

「不安定な天候はドライバーやメカニックにとって、負担の大きい大変なレースでした。長時間の赤旗中断とSC導入は、燃費で勝るディーゼルデミオにはプラス要素とはなりませんが、給油タイミングやタイヤ選択などでチャレンジングな決断を随所で実行していった結果、なんとか優勝できました。これはチームスタッフやドライバーをはじめチームが一丸となってつかめたものです。チーム代表としてみんなに感謝します」と語りました。

「2020年S耐開幕戦富士24時間レース」記録動画 (YouTube 4’59”)

Text & Photos by MZRacing

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