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  • 2021/07/01
  • OTHER(日本)

D1GP 第3戦でRE雨宮 RX-7が追走で2位、第4戦では単走で優勝

6月26日~27日、筑波サーキットでD1 GRAND PRIX Rd.3&4 TSKUBAが開催され、4ローターターボエンジンを搭載するTeam RE雨宮 K&NのFD3S RX-7が26日の第3戦の追走で2位、27日の第4戦では単走で今季初優勝を飾りました。

この週末、特に27日の関東地方の天候は雨との予報となっていましたが、2日間ともにドライ路面で競技は開催されました。26日の第3戦、各チームとも前日までの降雨によってドライ路面でのセットアップが決まらず低調な滑り出しとなりました。
Team RE雨宮 K&Nの松井有紀夫も単走は10位と振るわなかったものの、追走では順調に勝ち進み、決勝まで駒を進めました。しかし、競技のメイン採点システムであるDOSS(D1オリジナル・スコアリング・システム) に不具合が発生したため、競技進行が大きく遅れ、規定時間までに決勝競技の終了は見込めないという事から追走の決勝は行われず、ルールに基づき単走で松井有紀夫より上位を獲っていた内海彰乃さんが優勝、松井が2位という結果になりました。

翌27日の第4戦もDOSSの不具合は復調せず、システムを使わずに競技は行われました。松井は前日の好調を維持し、単走ではキレと角度のある走りを見せて99.15の高得点をマーク。今季初優勝を飾りました。
続く追走ではベスト4進出を賭けた2回戦で横井昌志さんとの勝負となりましたが、2本ともにミスしてしまいここで無念の敗退となりました。これにより松井はシリースポイントでは単走、ドライバーズランキングは共に6位、チームランキングは8位となりました。

ドライバーの松井有紀夫は「このマシンで1年と4戦目。これまで結果を残せずみんなにつらい思いをさせてしまいましたが、ようやくメダルが獲れる位置まで来ました。いい状態にセットアップしてくれたチームスタッフに感謝です。後半戦は強いRE雨宮と松井有紀夫をどんどんとアピールしていきます。」と語っています。
また、RE雨宮代表の雨宮勇美さんは「このクルマは昨年の開幕戦から投入しました。エンジンは4ローターペリフェラルポートのターボで800馬力、トルクは80kg-mです。2019年までの20Bターボは740馬力でしたが、性格はややピーキだったので、4ローターは出力よりもトルク重視のセットアップにしてあります。ミッションやデフも高トルクに対応できる仕様でレシオチェンジも容易です。これまでなかなかクルマの調子を上げる事が出来ず、松井くんには苦労を掛けてしまいましたが、ようやく勝負ができるところまで仕上がってきました。とはいえ、軽量化を含めまだまだやるべきことはたくさんあるので、後半戦に向けてチャレンジしていきます。やっぱ、REは最高っス」と語っています。

次戦、第5/6戦は福島のEBISUサーキット南コースで8/21-22に開催されます。

Text by MZRacing Photos by N.Kaneko

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