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  • 2026/06/09
  • S-Tai

富士24時間レース、マツダ車5台が表彰台を獲得

6月5〜7日、ENEOS スーパー耐久シリーズ 2026Empowered by BRIDGESTONE第3戦「NAPAC富士24時間レース」が開催され、ST-4クラスで66号車odula TONE MOTUL ROADSTER RF(猪股京介/藤原優汰/ 谷川達也/宮崎邦紘/池内比悠/武地孝幸)が2位表彰台、ST-5Fクラスで17号車DXLアラゴスタNOPRO☆DEMIO(河村恭平/小西岬/加藤芳皓/山本浩朗/野上敏彦/藤原能成)が3位表彰台、ST-5Rクラスでは88号車トレジャーワンwith 村上モータースMAZDAロードスター(村上博幸/黒沼聖那/吉田綜一郎 /太田達也)が優勝、610号車KOSHIDO RACING ロードスター(佐藤元春/柴田優作/浅井康児/山本謙悟/大宮賢人)が2位、27号車Maple Hiroshima MAZDA ROADSTER(松田利之/古谷悠河/武藤壮汰/勝木崇文/織田祥平)が3位表彰台を獲得しました。

シリーズの中でも最長となる富士24時間レースは、2018年に復活して今年で9回目を迎えます。国内唯一の24時間レースとあってその注目度は高く、今年は過去最高となるのべ6万4,900人が来場しました。中でも、自動車メーカーの開発車両が参加するST-Qクラスには、液体水素エンジンやカーボンニュートラル燃料の使用など、さまざまな技術が投入されており、マツダは昨年の最終戦で発表したCO2回収技術をさらに進化させた55号車MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept(寺川和紘/阪口良平/堤優威/川田浩史/前田育男)で参加しています。なお、マツダ車はST-Qクラスの55号車のほか、ST-4クラスに2台、実質NDロードスターのワンメイククラスとなっているST-5Rクラスには8台、ST-5Fクラスに1台の合計12台となりました。

決勝レースの行われた15時時点での天候は曇り、気温は22度、路面温度は36度というコンディションからスタート。明け方から霧雨が降ったり止んだりしたものの、多くのチームがスリックタイヤでの我慢の走りを続けます。残り1時間を切ったころに雨が本格的に降りはじめ、ホームストレートでは水煙が上がるほどとなりました。また、車両火災やト停止車両の回収によるFCY(フルコースイエロー)はあったものの、大きなアクシデントによる赤旗中断やセーフティカーの導入が一度も無い、走り続ける24時間レースとなりました。ST-5Rクラスは65号車odula TONE 制動屋 ROADSTER (伊藤裕仁/池田拓馬/稲垣知博/山市遼平/平田剛/二ノ高稿)がポールポジションからスタート。しかし、レース序盤に接触やマシントラブルによってポジションを落とします。夜間には、88号車と610号車がトップ争いを繰り広げ、明け方の時点で610号車がトップに立ちます。その後、再び88号車がトップを奪いトップチェッカーを受けています。優勝した88号車の村上博幸は、「レースウィークにエンジントラブルがあり、最後の最後まで厳しい戦いでしたが、ペナルティもなく勝つことができました。シリーズチャンピオンを獲得できるように頑張ります」、とコメントしています。

また、120号車倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(バートン・ハナ/吉田恭将/加藤達彦/山田遼/石谷豪志/三宅陽大)は、表彰台まであと1歩の4位でフィニッシュ。スタートをバートンが担当し「レースの中でクルマへの理解を深めることができました」と、石谷にバトンを繋ぎます。しかし、交代してすぐに他クラスのマシンと接触。思うように走ることができない中、今回がS耐デビューとなった三宅に繋ぎます。三宅は、「コースの状況や路面の状況によって柔軟に対応できるように準備して臨みました」、と第3スティントと朝の時間を無事に走り切ります。「刻々と変わっていくクルマの状況や路面の変化は24時間でしか経験できないことなので、すごくいい経験となりました」、とレースを振り返っています。ST-5Fクラスの17号車DE型デミオは、ライバルたちが次々と脱落していく中、日曜日にリペアエリアでのエンジン交換を実施。24時間を走りきり、3位表彰台を獲得しました。ST-4クラスの66号車は、好燃費によりライバルたちよりも少ない給油回数で走行し、2位表彰台を獲得しています。

ST-Qクラスの55号車 MAZDA SPIRIT RACING 3 Future conceptは、レース序盤に発生したブレーキの不調によってピットでの作業が続いたものの、2時間後にはコースに復帰。その後は順調に走行を続け、約15時間にわたって速いペースで安定した周回を築いたものの、明け方に燃料漏れのトラブルによって無念のリタイアとなりました。前田育男MAZDA SPIRT RACING代表は、「燃料タンク周辺からの燃料漏れの原因を追求するためには大工事が必要とわかり、乗員の安全を第一に考え、また他のエントラントにも迷惑をかけレースの進行を妨げる可能性があるため、残念ですがリタイヤ届にサインしました。必ず原因を突き止め、強くなって戻ってきます」、と語っています。一方、多くの報道陣の関心を集めた改良型CO2回収装置については、順調にCO2をタンクに回収できることが確認され、空タンクに交換して再稼働する作業は成功しています。実証実験は、次のステップに向けてさらに進化の一歩を踏み出すことができました。

次戦のスーパー耐久シリーズは7月4日〜5日に、スポーツランドSUGOで4時間レースが開催予定です。

Text and Photos by MZRacing

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