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日本国内レース

  • 2021/06/08
  • OTHER(日本)

気まぐれな天候に各車翻弄 JG8は箕輪雄介が2連勝、JG6は松本敏がRFで初優勝

6月6日、奈良県の名阪スポーツランドにて全日本ジムカーナ選手権第4戦「まほろば決戦」が開催され、JG8クラスは箕輪雄介が前戦タカタに続いて2連勝、JG6クラスはロードスターRFを駆る松本敏がRFでの初優勝を飾りました。また、JG2クラスはRX-7を駆る藤井雅裕が5位入賞し、マツダ車は参加全クラスで表彰台に上がりました。また、全出場台数126台中31台のマツダ車が参加しました。

もてぎでの開幕戦とタカタでの第3戦と決勝日は雨に見舞われ、今年は2ヒートともドライでの競技が出来ていない状況でしたが、第4戦は金曜日までは雨ながら週末は回復するとの予報で、今季初めて2本ともドライ路面での競技が期待されました。土曜日の公開練習はドライで各車決勝に向けてのセットアップを進めている中、午後になると日曜日の予報は午前中70%の降水確率へと変わり、予断を許さない状況に。特に出走順の早いJG8やJG6クラスは少なくとも第1ヒートはウェットとなる公算が高く、勝負は午後の第2ヒートに絞られるだろうと予測されました。決勝当日は予報とおりの雨となり、第1ヒートのJG5クラスまではウェットコンデションながら、その後急速に天候は回復し、JG4クラス以降はほぼドライでの走行となりました。コースレイアウトはCコースの絶妙な位置にパイロンが設置され、ハイスピード&テクニカルセクションが適度に織り交ざり、エントラントから好評を得ていました。
そんな中、JG8クラスでは公開練習、決勝第1ヒートまで上位に名を連ねることが無かった箕輪雄介がドライとなった第2ヒートで渾身の走りを見せてタカタに続く2連勝を飾りました。「金曜日の公開練習から決勝の第1ヒートまで波に乗れませんでしたが、動画やデータで自分の走りを分析してクルマのセットやドライビングの修正すべき点を洗い出して、第2ヒートに臨みました。うまく結果につながってよかったです。2連勝とはいえ開幕戦はノーポイントだったので、まだどうなるか判りませんが、確実にポイントを重ねていきたいです」と語っています。2位は3戦続けて2位となった川北忠、3位はRX-7からスイッチしてきた鰐部光二(ワニベ コウジ)となりました。JG8クラスは他に今回第1ヒートまでトップタイムをマークし続けた小林規敏をはじめ、昨年チャンピオンの斉藤邦夫ら名うてのロードスター使いが多数割拠しており、ロードスター同士の1/100秒を争う熾烈な戦いが必須となるクラスです。

ロードスターRFが参加するJG6クラスは86/BRZ勢との争いとなります。今回は全17台中5台のRFが参加し、松本敏が今季初優勝を飾りました。松本敏は開幕戦5位、第3戦4位と上位に名を連ね今回の優勝でシリーズポイントはトップとなりました。「昨年からRFにスイッチしましたが、大会は中止が相次ぎセットアップを進めるどころではありませんでした。今年からようやくいろいろなコマを進められるといった感じですね。今回はセットアップがピタリと決まり、自分の思い通りに走る事ができました。仕上げてくれたメカさんに感謝です。RFはエンジンも気持ちよく回るし、車体もコンパクトで何よりも操縦性が素直なところが気にいています」と語っています。3位は3戦連続の3位の天満清、4位に梅村伸一郎、5位に野島考宏が入り、RFは1、3、4、5位に入賞しました。

JG2クラスはチューニングされた2輪駆動車によって争われるクラスでFFにシビック、CR-X、シティ。FRにRX-7、NDロードスター、ホンダS2000。MRがロータスエキシージとホンダNSXとバラエティーに富んだクラスながら、14台中5台がマツダ車となっています。今回5位入賞の藤井雅裕は「名阪は学生時代から走りこんでいるコースなのでなんとしてでも入賞したかったです。RX-7は今年から導入したマシンなのでまだまだセットアップが必要ですが、ハイパワーをハイグリップタイヤでコントロールする醍醐味は最高ですね」と語っています。

次の第5戦は6/27に北海道のオートスポーツランドスナガワのジムカーナコースで開催されます。

Text & Photos by MZRacing

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