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日本国内レース

  • 2023/08/16
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JT第5戦 箕輪卓也がポールtoウインでV2に王手

ロードスター・パーティレースⅢのジャパンツアーシリーズは、第4戦の北海道・十勝スピードウェイから一気に日本列島を南下。8月13日に大分県のオートポリスで第5戦が開催されました。NDシリーズクラスを制したのは35号車の箕輪卓也。前戦の十勝はスキップしましたが、これで開幕3連勝に続く4勝目となり、2年連続の王座に大きく前進しました。


NDシリーズのエントリーは10台。少数精鋭ではありますが、シリーズポイントの上位ランカーは全員が揃っての戦いとなりました。阿蘇の山並みを望むサーキットですが、本日は暑い1日になりそうな気配。公式予選は9時20分から15分間で行われましたが、日陰のピットでも気温24.5℃・湿度68%・路面温度36.2℃を計測。実際のコース上では、もっと数字が上に跳ね上がると思われます。

開始早々モニター最上段に躍り出たのは63号車の吉田恭将で、タイムは2分23秒753。3週間前の十勝の第4戦でもポールを獲得した調子を維持している様子です。2分23秒776でこれに続いたのが、171号車の野村 充。このふたりは続けてアタックした結果、野村が2分23秒403で逆転。吉田も2分23秒715まで削りましたが及びません。

ところが7分過ぎ、少し時間をずらしてアタックを始めた14号車の菊池崚斗が、2分23秒127をいきなりマーク。一気にトップに躍り出ました。そしてようやく、今年のジャパンツアーシリーズで開幕から3連勝を飾り、十勝は欠場した35号車・箕輪卓也がアタックを開始。 予選開始から約12分という押し迫ったタイミングで、記録したタイムが2分23秒127。わずか0.085秒という僅差ながら、昨年のオートポリス・ラウンド同様にポールポジションを獲得しました。

結局、2分23秒台はここまでの4名。箕輪と菊池が最前列、野村と吉田が2列目から決勝をスタートします。以下、88号車の本多永一が2分24秒421で続き、6番グリッドにはクラブマンクラスの山根正和が2分24秒829で滑り込みました。ちょっと意外だったのが十勝で初優勝を飾った81号車・滝口智弘と、昨年の東日本チャンピオンの16号車・上田純司。山根の後方の4列目からのスタートとなりました。


決勝は12時39分にローリングスタートが切られました。日陰のピットで計測した気温は28.6℃、湿度は58%、そして路面温度は56℃まで上昇。ドライバーはもちろん、マシンやタイヤにも厳しいコンディションとなりました。

写真を見てもわかるように、上位陣ではアウト側の2台が加速では勝っていました。つまり2番グリッドの菊池と4番グリッドの吉田です。しかしながら1コーナーでは順位変動が起こらず、ポールシッターの箕輪が先頭で通過。続いて菊池、野村、吉田というグリッド順通り。ところがこの1コーナーで、箕輪のイン側をサイドbyサイドに近い状態で窮屈になった菊池の立ち上がりが苦しくなりました。逆にその後方で吉田に並びかけられながらも、アウト側を回った野村の加速が勝ってパッシング。さらに次のコーナーでは吉田も菊池を捉えて3番手に浮上します。

2周目に入ってもドラマは起こりました。順位を2つ落としてしまった菊池ですが、100Rで少しもたついた吉田を射程に捉えて第2ヘアピンで抜き返します。またグリッド順通りの5位で戻ってきた本多ですが、1コーナーでオーバーラン。どうやらブレーキに不具合が出たようで、その後もコーナーを大回りして順位を落とすシーンが見られました。なお、3周目からは5位争いの2台も白熱。滝口と9番グリッドから追い上げてきた33号車の恵木勇哉が、ファイナルラップまで密着状態だったことを付け加えておきます。

トップ争いに話を戻します。序盤はオープニングラップで2位に浮上した野村の方に勢いがありました。箕輪とのギャップは0.569秒→0.423秒→0.210秒となり、4周目こそ0.407秒と少し広がりますが、5周目には再び0.237秒と超接近。次の1コーナー進入では箕輪が明らかに防御優先のライン取りを強いられました。ただ、その最終コーナーで野村にわずかにミスがあったのか、6周目終了時点で0.443秒と差を広げた状態で入っていったことで、決着はほぼついた印象です。

一方で3位争いはファイナルラップの1コーナーで事件が勃発。吉田の激しいプッシュもあって、菊池が立ち上がりで痛恨のオーバーラン。すぐに復帰するも、ここで易々と吉田が先行しました。整理すると優勝が箕輪で、これで今季参戦した4戦すべてで勝利したことになりました。野村と吉田が表彰台を獲得し、菊池は少し悔しい4位。さらに5位の滝口までが規定により入賞となりました。


箕輪は「昨年に続いてここで勝つことができましたが、追われている感じが強くなりました。改善すべき課題も見つかったので、また練習して次に臨みたいです」と謙虚に語りました。


なお、NDクラブマンクラスを制したのは194号車の山根正和。ご子息の125号車・山根 涼と初めてのマッチアップでしたが、父の威厳を見せつけるかのように予選から頭ひとつ抜けだしての完勝でした。


ジャパンツアーシリーズの第6戦は9月24日に、静岡県の富士スピードウェイにて開催。またパーティレースの次の戦いは今回も次の週末で、8月20日に岡山国際サーキットで西日本シリーズの第3戦が予定されています。



Text by T.Ishida, Photos by B Sports

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