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日本国内レース

  • 2021/05/11
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4年連続王者の岡山マイスター、88号車の本多永一が2年ぶりに勝利の美酒

5月9日、ロードスター・パーティレースⅢの西日本シリーズが岡山国際サーキットで開幕しました。注目のNDシリーズは88号車の本多永一が、2019年の最終戦以来の優勝をポールtoウインで達成。復活の序章を感じさせました。

この日のサーキット上空には「晴れの国、岡山」を象徴する青空が広がりました。エントリーは25台。NDシリーズクラスが16台、NDクラブマンクラスが9台という内訳で、初参加がなんと9名という盛況です。残念ながら1名(原山玲)が前日に車両の不具合が発生してキャンセルとなりましたが、朝のブリーフィングでは8名のルーキーたちが先輩に挨拶。写真左から「佐藤章成→吉田和哉→水野智文→久松忠輝→三谷富晴→川田浩史→梅津大輔→岡田衛」という8選手です。
公式予選は8時55分からの15分間。気温20.6℃・路面温度23.2℃・湿度48%というコンディションですが、どんどん暑くなりそうな気配です。先ほどの原山に加えて130号車の廣瀬一郎も欠場したため、23台が出陣。アタック1周目にまず最上段に登場したのが本多で、タイムは1分58秒859。これに110号車の末金孝夫が1分58秒937で続きます。
本多は西日本シリーズ初年度の2016年から4年連続で王者となり、2年連続で日本一にも輝いた岡山マイスター。一方の末金は昨年の最終戦で2位となり、大逆転でチャンピオンを獲得しています。このまま新旧チャンピオンのフロントロー独占かと思いきや、45号車の黒原崇正が1分58秒819でトップに躍り出ます。と、すぐさま本多がアタック2周目に1分58秒665まで削って再び最上段に。
結局、58秒台は上記の3名にとどまり、4番手には67号車の鎌田昌弘でベストは1分59秒243。そしてクラブマンクラスの192号車・湯川勲が1分59秒291で、堂々の総合5番手です。さらに初参戦組の2号車・岡田衛が1分59秒564で、グリッド3列目に滑り込みました。
同じくルーキーの50号車・川田浩史が1分59秒575でシリーズクラス6位の入賞圏内につけます。さらに8番グリッドがクラブマンクラスの2番手となる58号車・山根正和。このあたりからはシリーズとクラブマンの選手たちが錯綜しているのも、決勝レースを戦う上でのポイントのひとつになるでしょう。

決勝レースの直前には気温24.7℃・路面温度38.4℃・湿度13%となり、もはや初夏を思わせます。22台がコースインする一方で、158号車のTARO KAJITANIはひとり大きく出遅れ、ピットロード出口のシグナルがレッドになってグリッドに到着できず。これでピットスタートを余儀なくされてしまいます。
予定より6分ほど遅れて13時31分にシグナルがブラックアウト。ポールの本多は早くもリードを広げる勢いですが、2番グリッドの黒原の加速は今ひとつ。末金が1コーナーまでにひとつ順位を上げます。以下、予選4位の鎌田から湯川、同6位の岡田まではグリッド通りにオープニングラップを通過。7番グリッドの川田は大きく順位を落とす一方で、その後方の山根と68号車の松原敦史、38号車の中村進、120号車の佐藤章成が順位を上げて、ここまでが総合のトップ10台です。
2周目に入っても本多がプッシュする勢いが変わらず、その後方では2番手の末金の背後に黒原が迫り、6番手の岡田と山根もテールtoノーズ状態になります。山根は早くも次の3周目に岡田をパス。さらに4周目には湯川も抜き去って、これでクラブマンクラスの首位が逆転します。
さらに5周目にはシリーズクラスの上位陣にも動きが出ます。本多は2位との差を3.9秒まで広げて、ほぼ安全圏に。一方で末金はバックストレートで黒原にロックオンされ、続くヘアピンからの攻防で行き場を失います。鎌田と山根にまで一気に抜かれて、総合5位までポジションを落としてしまいます。
ここからファイナルラップまで、3位の鎌田を先頭にした山根と末金の3台、6位の湯川を先頭にした岡田と松原の3台が、それぞれダンゴ状態でバトルを展開。ファイナルラップでは末金がやや強引にインを差した結果、鎌田に接触。弾かれた鎌田が山根にも接触してしまうアクシデントが発生。これで末金には競技結果に30秒加算のペナルティが課せられてしまいました。
6周目以降は後続との差を調整しながら、本多が2019年の最終戦以来のトップチェッカー。そして黒原が続きますが、レース後の車検で車両規定違反のために失格。シリーズクラスの2位には鎌田が、さらに3位にはデビュー戦の岡田が繰り上がります。以下も同じくルーキーの佐藤と川田が4位と5位に、中村が6位に入賞となりました。

なお、クラブマンクラスは2戦目の山根が初優勝。2位には湯川、3位に99号車・藤井善豪、4位の28号車・マツダ ニャンコネンまでが規定により入賞となりました。

シリーズクラス優勝の本多は「久しぶりの優勝で本当に嬉しいです。昨シーズンの終盤に入れ替えた車両はまだまだ本調子とは言えないのですが、そのぶん伸び代もあると思うので精進します」とコメントしました。

西日本シリーズの第2戦はここ岡山国際サーキットで、6月27日に予定されています。またパーティレースの次の戦いは早くも翌週の5月15日、宮城県のスポーツランドSUGOで北日本シリーズの第3戦が行われます。

Text by T.Ishida, Photos by B Sports

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