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日本国内レース

  • 2023/10/18
  • JRC

JRC.Rd8ハイランド 河本拓哉/有川大輔がJN-5クラス3位に入賞

2023年の全日本ラリー選手権最終戦となる「第50回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2023 supported by KYB」が10月13日(金)〜15日(日)にかけて岐阜県高山市周辺で開催され、JN-5クラスにマツダ・デミオ15MBで出場した河本拓哉/有川大輔が、ドライ&ウエットという難しいコンディションのラリーでクラス3位表彰台を獲得。本格的なシリーズ参戦1年目ながらも、シリーズランキング4位で今シーズンを終えました。


今年で50回目の開催となるラリーハイランドマスターズは、全日本ラリー選手権のなかで最も長い歴史を持つ1戦です。全日本ラリー選手権がスタートした1979年から2007年まではグラベルラリーとして開催され、2日間に渡り約500kmの荒れた山岳路を走破するカーブレイクラリーとして知られていました。ターマックラリーとして開催されるようになった2008年からは一変、比較的距離の短いSSで0.1秒を競うスプリントラリーとして現在も開催されています。50回記念となる今回は、2日間にわたり12SS(SS総距離78.50km)が設定されました。そのなかには、グラベルラリー時代にも名勝負が繰り広げられていたSS駄吉下りが5年ぶりに復活。林道が舗装化された以降もターマックSSとして2018年までSSに設定されていましたが、大雨の影響による土砂崩れや法面の崩落などが発生したため通行不能となっていました。その改修工事が含み、グラベルラリー時代から歴史を刻んできた名SSが、50回記念のメモリアル大会で復活を果たします。

気になる天候は、ラリー初日の14日(土)は時折陽が差す穏やかな天候となり、路面コンディションはドライ。ところがラリー最終日となる15日(日)は未明から雨が降り続き、ウエットコンディションに。5年ぶりに復活した駄吉下りも砂利や山肌から流れ落ちた泥が路面に散乱する攻略が難しいコンディションとなり、選手たちを苦しめました。

オープンクラスを含め75台がエントリーした今大会には、JN-5クラスに河本拓哉/有川大輔とRina Ito/松浦俊朗の2台のマツダ・デミオが出場。今シーズン、第4戦久万高原で全日本初優勝を飾った河本/有川は、初日のSS1からコンスタントにクラス3番手タイムを刻み、SS3では2番手、初日の最終SSとなるSS6ではベストタイムをマークし、トップと15.4秒差のクラス3番手で折り返します。

ところが、ウエットコンディションとなった2日目は苦戦。SS11では6番手タイムとなり、初日を終えた時点では20.9秒あったクラス4番手の選手に、12.9秒差まで詰め寄られます。それでも、最終SSとなるSS12では3番手タイムでフィニッシュし、4番手の選手に12.9秒差をつけ、クラス3位表彰台を獲得しました。また、Ito/松浦は、攻略が難しいステージに苦戦を強いられるものの、ポイント獲得まであと一歩のクラス9位で完走を果たしています。


■JN-5クラス3位 河本拓哉コメント

「ラリー北海道をスキップしたので約3カ月ぶりのラリーとなり、2日目は4番手の選手に追い上げられましたが、なんとか逃げ切ることができました。今シーズンは優勝を経験することができましたが、点数をつけるとすれば50点くらいかなと思います。やはり、上位2選手とのタイム差を詰めることができなかったのが悔やまれますね。来シーズンは、少しでも上位の選手とのタイム差を詰めることができるよう、シーズンオフもしっかりと準備して挑めるように頑張ります」


壁を乗り越える

2011年から全日本ラリーに参戦しているいとう りな。これまでに4台のデミオを乗り継ぎ、全日本のキャリアのほとんどをデミオで戦ってきたドライバーのひとりです。2019年には新城、モントレー、横手の3戦でクラス2位に入賞するほか、まだラリー経験が浅い2013年のラリーハイランドマスターズでは、雨の駄吉下りで当時の最高峰クラスのJN-4クラスでも3番手に相当するタイムをデミオでたたき出した経験も持っています。

レースやカートの活動も行っているいとうは、ここ近年は全日本ラリーにはスポット参戦という状態が続き、今回のラリーハイランドでもタイムが安定せず、クラス9位という結果に終わりました。

「ラリーに出場する機会が少なくなり、狭い林道の走り方を思い出すのに、少し時間がかかってしまっています」と言ういとうですが、今シーズンは「走らせ方を変えようと意識してラリーに挑んでいます」というシーズンでもあったといいます。

「今まで、勢いだけで走っていたことが多かったのですが、今年は順位よりもしっかりと丁寧にクルマを操作して走ることを意識して走っています。でも、丁寧に走ろうとするとスピードが足りなくなってしまい、なかなか思うように走ることができていないというのが現状です」と言ういとう。今年の第2戦新城では、高速SSでクラッシュを経験したことも、走らせ方の意識を変えようと思ったきっかけのひとつとなりました。

「今は丁寧=ゆっくりの状態。どう走れば丁寧=速いのか、答えが見つからないまま、シーズンが終わってしまった感じです。それでも、勢いだけで走っていたらクルマが何台あっても足りないですし(苦笑)、この壁を乗り越えて、来シーズンもラリーに挑みたいですね」と、抱負を語ってくれました。韋駄天系女性ドライバーの復活に期待したい。



Text&Photo by CINQ LLC

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