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日本国内レース

  • 2017/10/10
  • OTHER(日本)

ジムカーナ第8戦、PN1はNDの斎藤邦夫が、SA3はFDの小俣洋平がチャンピオン獲得

10月1日鈴鹿サーキット国際南コースにてJAF全日本ジムカーナ選手権の最終戦第8戦が開催されました。F1GPを翌週に控え130R手前のストレート南側に位置する国際南コース周辺ではF1GP に向けた改装工事の真只中、秋晴れの好天のもとシリーズタイトル争いを含めた多くのマツダ車が熱い戦いを繰り広げました。

 

今回のマツダ車のエントリーはPN1クラスにNDロードスターが村里早織、亀山伸一、内田敦、米澤匠、中村伸造、喜多治人、大井貴之、向井秀和、稲木亨、小林キュウテン、上野健司、深川敬暢、福田大輔、斎藤邦夫の14台、PN3クラスにロードスターRFが陰地哲雄、印南靖志、有田光徳、難波眞、天満清の5台、SA3クラスにRX7で小澤忠司、大橋政哉、鰐部光二、葛西悠治、小俣洋平の5台、計24台の参加となりました。

 

PN1クラス

斉藤と福田のタイトル争いが大詰めです。シリーズトップの斉藤は4位以上でタイトル確定、対するランキング2位福田は優勝し且つ斉藤が5位以下というのがタイトル確定の条件。そして今回注目を集めたのは小林とダブルエントリーという形で各方面で活躍するプロドライバー大井貴之がエントリーしてきました。1本目トップに立ったのはシリーズランキング3番手の深川、2位に斉藤、福田は痛恨のパイロンペナルティー。勝負の2本目、誰も深川のタイムを更新出来ずタイトル獲得に向け勝つしかない福田もタイムアップするもののトップ深川にコンマ2届かずの2位、斉藤はきっちりと走り3位入賞でタイトル確定、4位小林、6位上野が入賞しました。今シーズンからロードスターに乗り代え、前日練習などでは速い所をみせていた第3の男深川が嬉しい全日本初優勝を飾りました。シリーズ通してロードスター旋風が吹き荒れたこのクラス、NDロードスターの初代シリーズチャンピオンは年間通しスピード安定感共に際立っていたベテラン斉藤が獲得、その斉藤と最終戦までタイトルを争った福田がシリーズ2位、3位に深川という年間ランキングとなりました。

 

PN3クラス

2戦連続3位入賞の好調難波のチームの先輩である有田が3位入賞、4位に難波、9位に天満が入賞しました。3位入賞の有田は「鈴鹿南は長いストレートもあってパワーの要求されるコースなので86/BRZに対して厳しい戦いを予想してきたけど、ロードスターのバランスの良いコーナリング性能がS字区間やコーナー立ち上がりでの高い脱出スピードにつながり、何とか入賞することが出来ました。それとチームメイト難波のシリーズ5位獲得の援護が出来て今日は満足です」というコメント。

シリーズランキングは一年通して安定していた天満が4位、後半追い上げた難波が5位を獲得しました。熟成された86/BRZに対しデビューイヤーながら上位争いを繰り広げバランスの良いロードスターの高いポテンシャルを発揮したデビューシーズンだったと思います。

 

SA3クラス

小俣とNSX西森選手がお互い3勝同士でポイントスタンディングは全く同点、シリーズタイトルは勝った方が勝つ展開のこのクラス。第1ヒート、両ドライバーにミスがあり開幕戦で優勝している実力者NSXの渡辺選手が暫定トップ。第2ヒート前走のNSX西森選手が渡辺選手を交わしトップタイム更新、そして後走の小俣がさらにその西森選手をかわし優勝してシリーズタイトルを獲得しました。平成の初めの頃からの色々な所で争われてきた国産ピュアスポーツNo1決定戦、2017年全日本ジムカーナ版はRX-7が奪取しました。

詳細はMZRacingの「特集」にて。

 

Text by 小俣洋平

Photo by CINQ

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