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  • 2026/09/30
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デビュー3戦目の山田修宇が成長を見せて初優勝

9月27日、茨城県の筑波サーキットでロードスター・パーティレースⅢ東日本シリーズの第3戦が行われました。チャンピオンを争うNDシリーズクラスを制したのは167号車の山田修宇。今年5月にデビューした27歳の若者が予選からライバルを圧倒。前年王者かつ第2戦ウイナーの上田純司を従えての堂々の逃走劇で、初優勝を達成しました。

エントリーはNDクラブマンクラスが34台、NDシリーズクラスが19台。筑波サーキットのフルグリッドは30台ですので、8月の第2戦と同様にクラブマンは予選を2組に分けて行います。そして決勝も「ボーナス」と「ファイナル」の2レースに分割して開催。各組の上位10台ずつが「ファイナル」に進みます。
ドライバーズブリーフィングもクラブマンクラスが8時から、シリーズクラスが9時からと別々に開催されました。今回もクラブマンに102号車の鶴岡嵩政と162号車の木村航洋が初参加。鶴岡は「スーパーFJで2回参戦していますが、パーティレースは初なのでよろしくお願いします」と、また木村は「今回が初めての公式戦です。ノーペナルティで完走を目指します」と挨拶。先輩たちから温かい拍手で歓迎されました。また今回、新たに車検サポート業務などを担当する田中健太テクニカルアドバイザーも紹介されました。

さて、ここからはシリーズクラスを中心にお届けします。公式予選は9時45分からの15分間。9時30分時点でのコンディションは気温21.7℃/湿度89%/路面温度24.5℃でした。朝一番は前日の雨の影響でウエットだった筑波ですが、公式発表でセミウェットまで回復。実際にはほぼドライ路面でのアタックになりました。
開始直後に暫定トップに立ったのは山田で、タイムは1分10秒391。ライバルたちも続々と1分10秒台を記録して、上位陣は僅差での争いになりました。約5分が経過した頃、第2戦のウイナー、16号車の上田純司がアタックしたタイムが1分10秒221。一緒に走った41号車の的場雅仁も1分10秒290で続きました。ところが6分過ぎに再びアタックに入った山田が1分10秒177を叩き出してトップの座を奪還。これでポールポジションを獲得し、トップ3は山田→上田→的場という順になりました。
以下は28号車の高坂洸貴、91号車の沢崎祐一、168号車の森本進一と続いています。ちなみに山田は最後にもう一度アタックして1分10秒211を記録。ベスト更新こそなりませんでしたが、このセカンドベストでもポール獲得という強さを感じさせる予選になりました。

NDシリーズクラスの決勝はほぼオンタイムの14時44分に開始となりました。14時30分時点でのコンディションは気温25.9℃/湿度70%/路面温度が36.0℃となり、天候は曇り。路面は公式発表でもドライに回復しています。
ポールシッターの山田はホイールスピンで加速は今ひとつ。一方で3番グリッドだった的場は抜群のダッシュで、まずはフロントローの2台の間に割って入ろうとします。ところが2番グリッドの上田の前にノーズを入れるのは無理と判断したのか、イン側に進路を変えて1コーナーに進入。これが山田にとって吉と出たようで、先頭の座は変わりません。結局4番グリッドの高坂までは、順位の変動なくオープニングラップを戻ってきました。
上位陣では唯一、森本が沢崎を第1ヘアピンの攻防を制して逆転し、5位と6位が入れ替わりました。また後方で勢いがよかったのが9番グリッドだった133号車の辻田佳典。1周目に1台、2周目にも1台を抜いて7位までジャンプアップ。その後も沢崎の背後に張り付いて、ほぼ毎周0.2〜0.3秒差というロックオン状態。ところが7月のSUGO(パーティレーサーズカップ東北シリーズ)でキャリア初優勝を果たした沢崎も負けていません。鉄壁の走りで立ちはだかりました。
話を戻します。3周目ぐらいから山田と上田の2台と、的場を先頭にする高坂と森本の3台というふたつのグループに分かれました。6周目からはトップ2台のギャップが1秒以上に広がります。逆に3位を争う3台は一触即発状態となり、7周目の1コーナーでドラマが起きました。4位だった高坂が的場と0.000秒差(同タイム)でコントロールラインを通過した勢いで、インから抜きにかかります。ところが、さらにそのインにノーズを差し込んできたのが森本。結局、森本→高坂→的場という順になり、一瞬の隙を突いた森本のファインプレーと言えるでしょう。
15周を終えて、先頭でチェッカーを受けたのは今年デビューして3戦目の山田。前年王者で2連勝を狙った上田を従えての殊勲の初優勝でしょう。2戦連続で3位の森本までがポディウムに登壇。以下は4位の高坂、5位の的場、6位の沢崎までが入賞です。27歳の山田は富士スピードウェイのロードスターカップにも参戦中で、7月の第3戦では1.5チャレンジクラスで優勝しています。「パーティレースは8月の第2戦で下位に沈んだばかりか、接触してペナルティも受けてしまいました。なんとかリベンジしたいと思っていたので嬉しいです」と笑顔で語りました。

ちなみに第3戦を終えてリーダーの座にいるのは56ポイントの上田。ランキング2位の森本が34ポイントなので、上田が2年連続のチャンピオンに限りなく近づいたことは確かです。ただし、仮に上田が最終戦でノーポイントだった場合、森本が優勝すれば逆転という可能性は残されました。

さて今回、クラブマンの「ボーナス」と「ファイナル」の2レースでも見どころ満載の決勝が展開されました。出走12台の「ボーナス」では2番グリッドから出た23号車の荒川 豊のスタートダッシュが圧巻。そのまま逃げ切りました。2位の160号車・ネルソン ジャスティンと3位の62号車・平塚寛人はファイナルラップまで抜いて、抜かれてというバトルを展開。この上位3名にトロフィーが授与されました。
一方、出走20台の「ファイナル」でも、2番グリッドからスタートした6号車・SATOSHIがホールショットを奪ってトップチェッカー。第2戦に続く連勝を狙った169号車の國井宏樹は届かずの2位。217号車の森田正穂までがポディウムに登壇しました。以下は4位に12号車の梶 忠光、5位に181号車の横田大樹、6位に77号車のテツ・パチーノが入賞となりました。
なお正式表彰式では今回、公道車検などのサポートで来場されていた株式会社関東マツダのネットワーク・サービス改革グループの関井 岳チームリーダーに、プレゼンターとして各種トロフィーを授与していただきました。

ロードスター・パーティレースⅢの次なる戦いは10月11日の日曜日に、岡山国際サーキットで西日本シリーズの第2戦が予定されています。また東日本シリーズの最終戦はここ筑波サーキットで、11月15日の日曜日に行われます。


Text by T.Ishida
Photos by B-Sports

MAZDA MOTORSPORTS ロードスター・パーティレースⅢ

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