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日本国内レース

  • 2026/07/17
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JT第5戦 オープニングラップの3ワイドを凌いだ橋本に一日の長

静岡県の富士スピードウェイで7月12日、ロードスター・パーティレースⅢジャパンツアーシリーズの第5戦が行われました。エントリー24台のNDシリーズを制したのは、ポイントリーダーとして臨んだ157車の橋本 隼。ポールポジションからスタートしたオープニングラップの攻防で首位の座をキープすると、2番手に浮上してきたのは後輩の152号車・瀬川彰斗。チームにとって初めてのワンツ―・フィニッシュを達成しました。


今年のシリーズは6月の第3戦と第4戦が2週連続となったのに続いて、折り返してのここ富士ラウンドまでが少しタイトで、まさに勝負の初夏となっています。今回は「GTワールドチャレンジ・アジア+ジャパンカップ」というインターナショナルな大会に組み込まれていて、パドックにもフェラーリやポルシェなどが目白押し。華やかな雰囲気に包まれています。

エントリーはNDシリーズが24台、NDクラブマンが28台の計52台。当初は定員45台で募集しましたが、すぐに満員御礼に。調整の結果、希望したパーティレーサー全員の願いが叶えられました。また今回は多くのルーキーを迎えました。7時45分からのブリーフィングでは恒例により、ひとりずつマイクを持って挨拶。シリーズクラスの初参加は左から29号車・古谷祥吾、33号車・後藤 満、153号車・梅村悠貴の3名。クラブマンは前列左から2号車・甘利玲音、36号車・野島 偉、45号車・西村京夏、後列左から81号車・白田 悠、246号車・鈴木雄大、283号車・鈴木皐起というメンバーです。なお127号車の石丸卓哉もこのレースでデビューを果たしました。


公式予選は8時40分からの20分間。クラブマンとシリーズに各1台ずつ欠場があり、合計で50台がコースインします。上空は雲に覆われていますが、雨の心配はありません。ピットで計測した気温は24℃で湿度は60%。混み合う序盤を避けようとしたのか、第4戦終了時点でランキングトップの橋本、4位タイの186号車・伊藤 駿、6位の147号車・石塚崇宣などは、半ばを過ぎるまでピットで待機してタイミングを窺っています。そんな中、105号車の市原拓真が2分13秒916をアタック1周目で記録して暫定トップに立ちますが、7分過ぎから一気に上位陣の動きが激しくなりました。

もうひとりのランキング4位の瀬川彰斗が2分13秒434、同じく3位の35号車・深川英寿が2分13秒557、そして204号車の武藤亘輝が2分13秒753でモニター上段が入れ替わります。そして前述のピット待機組がタイムを出しはじめたのが14分過ぎ。まずは橋本が2分13秒493から連続アタックで2分13秒093まで削り込んで最上段に。続いて石塚が2分13秒592から2分13秒582を記録。さらに伊藤は18分が経過した頃に2分13秒126を叩き出しますが、続いてのアタックでは2分13秒586で更新できませんでした。

整理すると、ポールポジションは橋本が獲得。これに伊藤が続き、2列目は瀬川と深川。さらに石塚と武藤までが入賞圏内で決勝をスタートします。以下は市原と193号車の佐藤真太朗までが2分13秒台。ランキング2位の普勝 崚は9番手、同じく7位の上田純司は10番手という不本意な結果となりました。


日差しのない本日のスピードウェイですが、午後になって蒸し暑さを感じるようになりました。決勝前の気温は27℃ですが湿度は79%まで上昇し、計測した路面温度は38.9℃。10ラップの戦いは13時39分に、ポールシッターの橋本がスタートラインを通過して始まりました。

ダッシュが鋭かったのが、3番グリッドだった瀬川。1コーナー進入時に橋本のイン側に並びかけ、アウト側の2番グリッドだった伊藤とスリーワイド状態となります。ここは橋本が先頭を守りますが、今度は瀬川と伊藤が横並びとなり、ADVANコーナーでイン側に飛び込んだ瀬川が前に出ます。つまり2位と3位が逆転します。

その後方では4番グリッドだった深川と、5番グリッドだった石塚も入れ替わりました。さらに6位には7番グリッドだった市原、7位には9番グリッドだった普勝がジャンプアップ。普勝は2周目に市原もパスして6位となり、すぐに深川もロックオン状態にする勢いを見せました。

次に仕掛けたのはオープニングラップで4位に浮上した石塚。4周目の1コーナー進入でスリップから抜け出して、思いきりイン側に飛び込みます。その時点では一気に2台を抜き去ったように見えましたが、本人曰く「痛恨のシフトミス」があって、結局は石塚と伊藤の3位と4位が逆転ということになりました。トップグループは次第にこの4台に集約され、深川と普勝は少し離れての5位争いという展開になっていきます。

実は終盤の走りで一番勢いが感じられたのは瀬川ですが、1コーナーが落下物のため黄旗区間で追い越し禁止となった不運もありました。整理するとシリーズクラスは橋本が第4戦のもてぎラウンドに続いての優勝となり、これで今シーズン3勝目。同じチームの瀬川が2位で、石塚も3位で開幕戦以来の表彰台獲得となりました。以下、4位の伊藤、5位の深川、6位の普勝までが入賞です。

ポイントリーダーとしてリードを広げた橋本は「富士はホームコースということでプレッシャーがきつかったのですが、チームとして初めてワンツーが達成できてホッとしています。セクター3で少し自分に速さがあったことが、一番の勝因かなと思います」とコメントしました。


27台で争われたクラブマンクラスは前日のロードスターカップにも参戦した47号車の鷹尾一成が予選でトップを獲得。決勝でもシリーズクラスの皆さんとクリーンなバトルで初優勝を果たしました。続く2位にも102号車の安西柊馬が入賞してポディウムに登壇。ただ、以下は複数の選手がペナルティを受けることになり、順位の繰り上がりがありました。3位となったのは181号車の横田大樹で、同様に4位に191号車の神谷 誠、5位に36号車の野島 偉、6位に246号車の鈴木雄大が入賞となりました。


パーティレースの次の戦いもジャパンツアーシリーズで、8月2日に北海道の十勝スピードウェイで開催される第6戦となります。また直近の土曜日、7月18日に宮城県のスポーツランドSUGOで「ロードスター・パーティレーサーズカップ 東北シリーズ第2戦」が開催されます。


Text by T.Ishida

Photos by B-Sports

MAZDA MOTORSPORTS ロードスター・パーティレースⅢ

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