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日本国内レース

  • 2020/08/25
  • OTHER(日本)

全日本ジムカーナ開幕PN1は斉藤邦夫、PN3はRFの松本悟が優勝

全日本ジムカーナ選手権もコロナ禍によって開催スケジュールの大幅な変更を余儀なくされ、4戦までは中止となり、この北海道オートスポーツランドスナガワでの第5戦が実質的な開幕戦となります。今大会の総エントリー台数は90台、うちマツダ車はPN1のロードスターが9台でこれまで同様、NDロードスターのワンメイククラスとなっています。また、PN3クラスには5台のRFが出場、同クラスは総数19台の最激戦クラスとなっていました。そしてSA/SAX3クラスにはFD型RX-7が4台、R-ECOクラスにNDロードスターが1台の計19台となりました。

決勝日の8月23日、朝の気温は19度と肌寒く長袖が必要なほどで天候はくもり。コースはこれまでのスナガワでのレイアウトに比べると、タイトコーナが多く1速を使うほどの低速コーナーもいくつか設定されるローアベレージコースとなりました。PN1クラスのスタートは8:30と早めの時間。屋外でのイベントとは言え、密を避けるため、主催者は練習走行や車検なども含め、余裕を持たせたタイムテーブルとしたため、おのずとスタート時間も早まる事になったようです。

PN1の第1ヒートトップタイムはベテラン斉藤邦夫さん、唯一1分37秒台をマークする俊足ぶりを披露、2番手に米澤 匠さん、3番手に小林規敏さんと続きました。第2ヒートは日射しも強くなり、気温、路面温度も上昇したため、全車ともタイムアップは叶わず、そのまま斉藤邦夫さんが優勝となりました。斉藤さんは「コロナによって今季に予定していたことはすべて変更せざるを得なくなりましたが、ここで勝ててよかったです。残りは3戦と超短期決戦のシーズンとなりますので、取りこぼしは絶対に避けなければならないと肝に銘じています。マシンもタイヤも調子はいいですし、残りの九州、名阪、富山は自分にとってはゲンのいい場所です。決して楽ではありませんが、このままチャンピオンを獲得できるようにガンバリます」と語っています。

PN3は86/BRZ勢が多数を占め、ロードスターRFは少数派という状況は変わりませんが、今回はRF勢が上位3位を独占するという快挙を見せました。こちらも第1ヒートのタイムがそのまま最終順位となり、優勝は松本悟さんでタイムは1分38秒691、2位松本敏さん、3位天満清さんという結果でした。松本悟さんはこれまでシビックでジムカーナに参戦していましたが、2019年にロードスターRFにスイッチ、同年関東地方選手権PN3クラスチャンピオンを獲得しています。「今回RFでの全日本デビュー戦となりましたが、幸先良く優勝することができました。望外の結果です。昨年は参加台数が格段に多い関東地方選手権PN3クラスに参戦して揉まれてきました。ここで様々なコースにおいてもRFは競争力があることを確認できました。一方で、全日本では車速レンジも上がり、状況が異なるコースに加え、強力なライバルに対し競争力が確保できるかどうかが最大の関心事項でした。これまでのセッティングの方向性を信じ、RFの良さと、YHタイヤの良さをしっかり活かす事が勝ちに繋ったと思います。まだまだ満足の行く走らせ方、クルマの動きにはなっていないので、全日本を通してRFをより理解したいと思います」と語っています。
また、SA/SAX3クラスでも安部洋一さんのRX-7が3位表彰台を獲得しました。

次戦は9/12-13、福岡県のスピードパーク恋の浦で開催されます。

text:MZRacing photo:I Hiromoto

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