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日本国内レース

  • 2017/04/27
  • OTHER(日本)

富士チャンピオンレース開幕戦で2名が嬉しい初優勝

2017年の富士チャンピオンレースシリーズ(以下富士チャン)の開幕戦が4月15、16日に開催されました。今年もカテゴリー別の編成が改められ、ナンバー付きのロードスターカップは全世代が一堂に会する1レースに統合。伝統のロードスターN1のワンメイクは86/BRZのN1や8ビートとの混走になりました。またデミオレースはN1400などと一緒に走ることになり、それぞれ決勝レースの周回数も変更になりました。15日の土曜日に、ロードスターカップ(以下RSC)の予選・決勝がワンデーで開催。今シーズンはNAからNDまでのすべてのRSC車が全車集合してのレースとなります。

ほぼオンタイムの13時04分に8周の決勝がスタート。PP山平はクラッチミートに失敗し、NB8で予選3番手だった♯33松波太郎、同じくNB8で2番手だった♯77鈴木勇太に先行を許します。それでも山平はオープニングラップのうちにこの2台に追い付いて、2周目には鈴木をかわして2位に浮上。5周目には松波も抜き去ってトップに返り咲きます。このNB8以外の各クラスの優勝争いは、予選順位通りに決着。NB8の山平は通算3勝目ですが、NA6は辻本が参戦7年目にして、またNA8は♯39勝とう常時が参戦6 年目にして、それぞれ嬉しい初優勝を飾りました。辻本は「チェッカー直後は一瞬、目頭が熱くなりました」と喜びを語ってくれました。

またNC/NDの各クラスも前述のクラストップのドライバーたちが順当に勝利。ちなみにNCオープンの前年王者で予選でも高橋に肉薄した♯8菊池聡は、予選中のトラブルで決勝は出場を断念。その菊池が次戦以降は車高調などを外して、NCチャレンジで出場する意向を明らかにしました。このNCとNDのチャレンジクラスは、筑波やSUGOを舞台にしているパーティレースにも出られる仕様のため、今後はさらに相互交流が進みそうな予感がしています。

明けて16日の日曜日、まずは昨年までNC/NDロードスターと混走していたデミオレースが、今季はN1400などと一緒に開催。昨年王者の♯75西山隆と、♯34常盤岳史というライバルがマッチアップ。この開幕戦は予選・決勝とも西山が頭ひとつ抜けている感じで優勝。またこのレースにはN1400として♯0 RPM/Hの初代デミオが参戦し、完走を果たしています。

第2レースはシルビア、アルテッツァやMR2、VITAなどとの混走でNA1600クラスが開催されました。ここに♯77中村友己のNA6CEも参戦し、予選では1分59秒611という好タイムで2番グリッドを獲得。決勝ではポールシッターの脱落もあって、11周目のファイナルラップまでトップを走りますが、13コーナーで♯99竹内秀伸のAE86に先行を許して2位に終わりました。中村は「自分は1年半ぶり、クルマは4年ぶりにしては上出来かも。次は優勝したいですね」とコメントしました。

そして日曜日の最終レースは、ロードスターN1が86/BRZのN1や8ビートと混走で10周の決勝を戦いました。予選から好調だったのは、♯01大野俊哉と♯10雨宮惠司をはじめとするカーメイクコーンズ勢。決勝では♯4武井剛が先輩の雨宮をスタートで抜き去りますが、3周目には雨宮が逆転。このまま行けばコーンズ勢の表彰台独占化と思われた6周目、走路外走行で最後尾スタートとなった♯13三上潤が3位に浮上。デビュー2戦目でポディウムをゲットしました。

2017年の富士チャンはシリーズ全体では年6回の開催ですが、各クラスは従来同様に交代で年間4戦ずつ戦います。NA1600の次戦は5月13日、そのほかのマツダ車が参戦するカテゴリーは6月24〜25日の週末の開催となります。

Photo and Text : T. Ishida

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