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日本国内レース

  • 2018/05/23
  • JRC

岡田デミオ、JRC久万高原で僅差の4位

5月19日(土)・20日(日)、愛媛県久万高原町で開催された全日本ラリー選手権第4戦「久万高原ラリー」に7台のマツダ車がエントリーし、岡田孝一/多比羅二三男組のDE型デミオがJN3クラス4位に入賞。ポディウムフィニッシュまで0.2秒という僅差の4位でした。

2年前の事故で負傷していた岡田は、本年第2戦唐津ラリーから全日本ラリー選手権に復帰しており、今回が復帰3戦目となりました。新たに仕立てたDJ型デミオ15MBをラリー仕様に仕立て、走らせながら競争力を高めていく計画を立てていましたが、前戦の第3戦ラリー丹後のレッキ中にアクシデントでマシンを壊してしまい、不出走となっていました。修理に出すものの車両ダメージは大きく、今回はレンタルマシンのDE型デミオでの参戦となりました。岡田は、「セッティングも出来ていない急造のDEデミオではありましたが、何とかスタートラインには間に合わせることができました。今年の久万高原ラリーは4年ぶりグラベル(未舗装路)イベントで、定評ある悪路で復帰後初のダートラリーとなりました。怪我をした骨盤よ!尾骶骨よ!もってくれーっ、と心の中で叫びながらスタートしました」と話していました。SS1は悪路(固い岩盤の上に砂利層が覆っている)の大野ヶ原で、前夜の雨で濡れているところもありましたが、2位の車両から0.6秒遅れの3番時計を記録します。続くSS2はきつい上りのターマックを約2km走り、ダートインして下る大谷支線の9.61km。ここの上りで大きく遅れて5番手となります。「遅れた要因のひとつは、今回提供されたニュータイヤでした。私たちのDEデミオには、外径がデカ過ぎて本当に上っていかなかったのです」と岡田。続くSS3ギャラリーステージも前半はターマックの上り、下りのスキー場はフルスロットルで攻め3番手タイムとなっています。

30分のサービスを終えて、初日の2ループ目に入ります。最初のSS4は唯一外形の大きなタイヤを有効に使える悪路があり、全開で攻めてトップタイムでしたが、何とキャンセルに。全車に同一タイムを与えられます。SS5大谷支線も上りがきついので、下りのダートを目いっぱい攻め、SS6ともに3番時計で1日目を3.1秒遅れの3位でフィニッシュしました。翌2日目は、大谷リバースと安田そしてスキー場の2ループ。1ループ目で2位の車両を2秒追い上げて1秒差に、2ループの1本目のSS10で8.5秒上回るタイムを出して7.5差をつけるクラス2番手に浮上。しかし、続くSS11安田で完走を意識しすぎ、最遅タイムで3位の車両に22.9秒差をつけられ、続く4位車両にも抜かれ、0.1秒差の4位に落ちてしまいます。残すは最終SSのギャラリーステージであるスキー場。「最後も全力で攻めましたが、0.1秒負けて0.2秒差の4位となってしまいました。敗因は、まだまだ勝負どころで攻めきれない自分の弱さにあったと思います」と岡田は語っています。

岡田の他にJN3クラスに出走したDEデミオの藤田幸弘/藤田彩子組が3位、同じくDEデミオの南野保/新井祐一が5位に入り、6位はDJデミオ、7位にもDEデミオが入りました。また、改造範囲が少ないJN1クラスには松原久/和田善明のDJデミオ15MBがエントリーしましたが、SS1を通過後リタイヤとなりました。

次戦は6月7〜10日の全日本ラリー選手権第5戦モントレー(群馬県)。首都圏エリアの開催であり、多数のマツダ車エントリーが期待されます。また、観戦ポイントも充実していますので、お近くの方はぜひマツダ勢の応援にお越しください。

Text by MZRacing. Photos by T. Nakajima, K.Okada +1

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