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日本国内レース

  • 2016/12/12
  • OTHER(日本)

パーティレース日本一決定戦 優勝は東日本チャンピオン梅田

初の2日開催となったマツダファンフェスタの初日、12月3日(土)にロードスター・パーティレースⅢの日本一決定戦が行われました。この日の岡山国際サーキットは晴天に恵まれ、キンと冷えた絶好のレース日和に。北日本(スポーツランド SUGO)、東日本(筑波サーキット)、西日本(岡山国際サーキット)の3シリーズで上位にランクインした、19台のNDロードスターが集結しました。東日本を4戦全勝で制し、9月25日の富士特別戦でも優勝を果たした #12 梅田剛、北日本で4戦全勝の #56 鎌倉裕貴、西日本チャンピオンの #88 本多永一らが王者の座を目指します。

15分間の予選は、鎌倉が先頭でコースイン。2周目には #8 猪爪杏奈が 1分55秒807 と好タイムをマークして首位に。鎌倉、#122 八田新一らもタイムを縮めますが、なかなか56秒の壁が破れません。2周ほど遅れて梅田もコースイン。計測1周目で 1分56秒337 を出し、最後の5周目には 1分56秒190 まで迫りますが、やはり56秒の壁は厚く立ちはだかります。 結局ただひとり55秒台に入れた猪爪が、初のポールポジション。梅田、八田、鎌倉、#28連(むらじ)貴洋、#30 マツダ常務執行役員の前田育男と続きます。1分57秒386 で9番手となった本多までが従来のコースレコードを更新するハイレベルな戦いになりました。梅田は「自分としては100%の走り。参りました」と脱帽、猪爪は「思っていたよりグリップが得られた感触で、タイムにもびっくりです」とコメント。

決勝はいつもより3周多い11周。スタートからチェッカーまで、目が離せない展開となりました。ポールポジションの猪爪は緊張で足が動かず、クラッチミートに失敗。2番グリッドの梅田が楽々とトップに出ます。4番手スタートだった鎌倉も好スタートを切り、1コーナー入り口で2位に浮上。猪爪は大きく後退してしまいます。 ここから安定してリードを保った梅田に対し、鎌倉は3番手スタートの八田や、8周目で八田を抜いた連の激しい追い上げでコンマ差のバトルに。一旦落ち着いたかに見えたバトルはファイナルラップに再燃。八田が猛然と連に迫り、一時は逆転しますが、最終コーナーでスピンして万事休す。梅田を先頭に鎌倉が2位、連が3位でチェッカーを受けて、暫定のポディウムには若手ドライバーが並びました。

ところが、連がレース後の車検で車重不足のため失格に。また八田は危険行為と判断され、30秒加算のペナルティを受けて13位にポジションダウン。その結果、3位の座は #78 杉野治彦に。以下猪爪、本多、#92 吉岡卓朗までが入賞となりました。

梅田は「去年は最後に負けて悔しかったので、今年は準備万端整えてきました。予選で負けてどうしようかと思いましたし、決勝も最後まできつくてタフなレースでした」と日本一決定戦を振り返りました。鎌倉は「梅田さんと勝負したかったのですが、チーム(TERRAMOS)でワンツーという最低限の目標はクリアできました」と悔しさをにじませました。

またこの日は、来シーズンから日本でもスタートする「GLOBAL MX-5CUP」のエキシビジョンマッチも行われました。3台が参加し、NBとND合わせてこちらも3台の特別戦との混走です。エキシビジョンマッチの予選は #57 堤 優威が 1分48秒266 でポールポジションを獲得。8周の決勝レースは、エキシビションの1台とNBの1台がジャンプスタートでドライブスルーペナルティを受ける展開となりましたが、堤が順調に首位をキープしてポールtoウィン。特別戦はNBで出場した #96 小森晴夫が、東日本シリーズ開幕戦以来の優勝を飾りました。

これで、今シーズンのパーティレースⅢの戦いはすべて終了しました。各地区上位入賞者やほかのカテゴリーも含めた「マツダ・モータースポーツ表彰式」は、2017年1月13日の「東京オートサロン 2017」の初日に、幕張メッセと近隣のホテルを会場に開催されます。

Photo & Text by B-sports & MZRacing

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