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  • 2023/04/28
  • RPR

RPR北日本開幕戦 スリーワイドに再車検 でも波乱最後に笑ったのは箕輪卓也

4月23日、ロードスター・パーティレースⅢの北日本シリーズが宮城県のスポーツランドSUGOで開幕しました。昨年同様、全国を転戦する「ジャパンツアーシリーズ」の第1戦とのダブルタイトルでの開催です。NDシリーズクラスには21台がエントリー。クラブマンクラスとの混走で大盛況となりました。決勝は上位4台による熱いバトルに場内も大興奮。さらにチェッカー後にもドラマが起こり、最後は若き前年王者、箕輪卓也の優勝で幕を閉じました。


この週末のSUGOでは、「MAZDA FAN MOTORSPORTS 2023 OPENING IN TOHOKU」として、マツダ車関連ミーティングやパレードも同日開催。多くのファンがモータースポーツシーズンの開幕を満喫しました。

今回初参加のルーキーは、234号車・小林 良/238号車・宮應政宗/4号車・渡邊敏康/280号車・久米田昴、後列左から51号車・鈴木幸尚/142号車・石井和仁/28号車・普勝 峻/37号車・石塚崇宣の8選手です。

公式予選は8時50分からの20分間。気温9℃・湿度41%・路面22.6℃というコンディションで走行が始まりました。じつは本日の北日本シリーズは第2戦とのダブルヘッダー。当然、決勝レースは2回行われますが、予選は1回のみ。各自のベストラップで第1戦のグリッドを決定し、セカンドベストで第2戦のスタート順を決めるというルールです。


モニター上段には前日の合同テストでトップを争った16号車・上田純司と34号車・菊池 仁、35号車・箕輪卓也が登場してきますが、アタック2周目に63号車の吉田恭将が1分46秒584でトップを奪いました。そして予選開始から8分が過ぎた頃、105号車の菅原達也が3コーナーで挙動を乱してスポンジバリアにクラッシュ。ここで赤旗中断となりました。この時点では吉田がトップ。以下は箕輪、上田、菊池の順となり、ここまでが1分46秒台を記録していました。

結局、再開後の予選は5分という短期決戦となりましたが、ここで輝いたのが菊池。なんとわずか2周のアタックでしたが、1分46秒369を叩き出して逆転のポールポジション。以下、吉田が2番グリッドを獲得し、箕輪と上田が2列目からのスタートになりました。さらに3列目には171号車の野村 充と33号車の恵木勇哉という若手同士、逆に4列目には81号車の瀧口智弘と91号車の沢崎祐一という熟年のふたり、5列目には若手ながら入賞経験者同士、6列目にはルーキーのコンビという組み合わせとなりました。



本日のSUGOは風が強く、肌寒さすら感じるほど。決勝直前のコンディションは気温12℃・湿度30%・路面31.2℃に変わりました。スタート前には田川ヒロアキ氏による国歌演奏とパーティレースの新テーマ曲「翔KAKERU」が披露。レースマシンが整列したグリッドの間を通過するバスツアーも行われ、華やかなムードに会場が包まれる中、決勝レースは11時13分にスタートが切られました。ジャパンツアーシリーズではいつものパーティレースとは異なり、ローリングスタートを採用。奇数グリッドがイン側となり、偶数グリッドがアウト側の2列を形成して、スタートに臨みます。

ポールポジションの菊池は先頭をキープしたまま1コーナーをクリアしていきますが、これに続いたのは3番グリッドでした箕輪。2番グリッドの吉田はひとつポジションを落としてしまいました。

そのほかの上位陣での順位変動は第3列の野村と恵木で、恵木が野村をパッシングして5位に浮上。そして後方では10番グリッドでした47号車の岩崎 魁が3コーナーで単独スピンを犯して、ボディ左側を損傷。なんとか自力で戻ってきますが、レース続行は断念しました。そのポジションには12番グリッドでしたルーキーの280号車・久米田昴がジャンプアップしました。

スタートでは3番手に落ちた吉田ですが、序盤のペースでは明らかにトップ2台を上回っていました。2周目の1コーナーから2コーナーにかけて、クロスラインで箕輪を鮮やかにパッシング。さらに先頭を走る菊池を追い詰めます。3周目と4周目終了時点では0.2秒台、5周目と6周目終了時点では0.1秒台と、ほぼテールtoノーズ状態。ただ、こうしてトップ2台がバトルしていると、一時は1秒以上離された3位の箕輪もしだいに差を詰めてきます。

そして7周目の最終コーナーの進入で吉田がアウトから菊地に並びます。箕輪もその背後に迫り、ストレートでは、このトップ3台が横一線に並ぶ“スリーワイド”という熱いバトルに発展。菊池はイン側を牽制する動きが箕輪のマシンとの接触を招き、それでリズムを崩したのか、2コーナーで単独スピンを喫して10番手まで後退。このエキサイティングな攻防の結果、吉田が再び先頭となり、箕輪が2位に浮上しました。

まだまだ戦いは続きます。一時は抜け出した吉田と箕輪に続いて、上田もトップ争いに追い付いてファイナルラップに突入。今度はハイポイントからレインボーでインを差そうとした箕輪ですが、これは吉田が縁石を飛び越える“八双飛び”を見せつつ、トップの座を守ってチェッカーフラッグを先頭で受けました。2番手は上田の猛追を0.193秒だけしのいだ箕輪で、この3名が暫定表彰式に登壇しました。

ところが残念なことに、再車検で吉田のマシンにキャンバー角の規定違反が判明して、失格の処分となりました。この結果、シリーズクラスの優勝は箕輪。2位に上田、3位に恵木がそれぞれ繰り上がりました。以下、4位には7周目に野村をかわした瀧口、5位にはその野村、そして6位にはベテランの沢崎が入賞となりました。


箕輪は「昨日のテストでミラーを壊してしまうなど、この週末は何かが少し足りていない感触でした。予選でも46秒7が出て、これでポールかなと思ったのも甘かったです。スリーワイドになった後の吉田さんの立て直しにも勉強させられましたね。フルポイントが取れたことは素直に喜びつつ、次の筑波に向けて準備したいです」とコメントしました。


なお、混走で行われたNDクラブマンクラスには11台がエントリー。予選クラス2番手のポジションから、スタートダッシュで抜け出した、石塚崇宣が鮮やかにデビューウイン。初優勝を狙った古田孝一は過去最高と同じ2位。最後は古田を0.6秒差まで追い詰めた荒川 豊が3位でポディウムに登壇しました。



Text by T.Ishida, Photos by B Sports

MAZDA MOTORSPORTS ロードスター・パーティレースⅢ

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