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  • 2022/06/30
  • OTHER(日本)

全日本ジムカーナ第5戦 JG6クラスのユウが5連勝、チャンピオンに王手

JAF全日本ジムカーナ選手権第5戦が、6月25日(土)〜26日(日)に北海道砂川市郊外のオートスポーツランドスナガワジムカーナコースで開催されました。ロードスターワンメイク状態となっているJG8クラスは、第2戦から3連勝を挙げている小林規敏が、第1ヒートのタイムで逃げ切り4連勝を達成。JG6クラスは、開幕4連勝中のユウが、第1ヒートはパイロンタッチのペナルティが加算され3番手でしたが、第2ヒートでリカバリーして連勝記録を5に伸ばすとともに、2年連続のシリーズチャンピオンに王手をかけました。


今シーズンは全8戦が組まれ、シリーズの後半戦突入となる第5戦は、北海道の砂川市郊外にあるオートスポーツランドスナガワジムカーナコースが舞台となります。北海道の大雪山系から石狩平野を抜け、日本海へと注ぐ石狩川の広大な河川敷を利用した同コースは、フラットな路面のカートコースにパイロンセクションを組み合わせたミックスコース。例年、カートコースの外周をふんだんに使ったハイスピードレイアウトになることが多いのですが、今回はカートコースのジャンクションを縫って走るようなテクニカルレイアウトが採用されています。エントリー台数は、併催されたJMRC北海道SPARCOアウティスタジムカーナシリーズの4クラスを含めて110台。そのうち、21台のマツダ車が出場しています。決勝日の26日(日)は、気温が27度まで上昇。タイヤへの攻撃性が高いこのコース特有の路面コンディションもあり、「第1ヒートが勝負どころ」と読むドライバーも多く、各クラスで第1ヒートから0.1秒を争う激しい戦いが展開されました。


12台のロードスターが出場したJG8クラスは、クラス先頭ゼッケンの川北忠が1分18秒291のタイムでフィニッシュするものの、パイロンタッチのペナルティが加算され、幻のベストタイムに。学生時代を北海道で過ごした小野圭一がベストタイムを更新し、第4戦は両ヒートでパイロンタッチに終わり優勝を逃した小林キュウテンが、小野のタイムを0.699秒上まわり、ベストタイムを塗り替えてきます。さらに、第2戦から3連勝中の小林規敏が、「前日の公開練習でダメだったところをうまく修復できたと思います。落ちついて走ることができました」と、小林キュウテンのタイムを0.122秒更新。第2ヒートは上位3台ともタイムダウンに終わり、第1ヒートのタイムで逃げ切った小林規敏が4連勝を達成し、自身初となる全日本チャンピオン獲得に王手をかけました。


ポイントランキング2位の野島孝宏と、同3位の大多和健人がこのラウンドをスキップしたJG6クラス。有効ポイントの関係で、開幕4連勝中のユウがこのラウンドで連勝を重ねてもチャンピオン決定とはなりませんが、逆にユウにとってはライバル不在のなかで、このラウンドで優勝を逃すわけにはいきません。そのプレッシャーからか、第1ヒートでユウは「予想以上に路面がグリップして、インに巻き込んでしまった」と痛恨のパイロンタッチ。第1ヒートのトップは梅村伸一郎が奪い、大橋政哉が0.556秒差の2番手に続きます。

第2ヒートは、ユウと同じく第1ヒートをパイロンタッチで終えた有田光徳がベストタイムを更新。さらに、テクニカルコースを得意とする佐藤宏明が有田のベストタイムを塗り替え、トップに立ちます。次々とトップが入れ替わる展開のなか、クラス最終ゼッケンのユウが、佐藤のタイムを一気に2.209秒引き離すベストタイムをマーク。ライバルを寄せつけない速さで開幕5連勝となる逆転優勝を果たし、2年連続のチャンピオン獲得に王手をかけました。


その他、JG2クラスでは、RX-7の藤井雅裕がトップと0.436秒差、2位にはわずか0.045秒差の3位に入賞。残り3戦、藤井選手のクラス優勝にも期待がかかります。


JG8クラス優勝/小林規敏選手コメント
「今回は、川北選手のタイムが良かったので、自分自身では運が良かったと思います。第1ヒートは、落ち着いて走ることができたのが勝因だったと思います。チャンピオン獲得ももちろんですが、残り3戦も自分の走りができるように頑張ります」

JG6クラス優勝/ユウ コメント
「第1ヒートは、走り的には自分でも満足のいくものだったのですが、もう少し滑るかなと思った場所が想定以上に滑らず、パイロンタッチしてしまいました。第2ヒートは、パイロンだけは触ってはいけないと思い、慎重になりすぎたかもしれません。ベストタイムは残りましたが、自分の想定タイムには届きませんでした。まだまだ自分が未熟な一面が出てしまったと思います」


JG8クラスで快進撃をみせる小林規敏

第2戦エビスから今回の第5戦スナガワまで4連勝を挙げる活躍をみせている小林規敏。広島県に在住し、今年で37歳になるドライバーは、0.1秒を競うJG8クラスのなかで、チャンピオンシップを大きくリードしています。

小林がジムカーナを始めたのは11年前、26歳の時でした。

「会社の先輩がジムカーナをやっていて、その影響もあって、社会人になってからジムカーナを始めました。それまではモータースポーツの経験がなく、スタートは遅かったかもしれませんね」という小林ですが、4年後の2014年にはJAF中国ジムカーナ選手権でチャンピオンを獲得。それと同時に全日本へのステップアップを果たし、18年にはロードスターに乗り換え、シリーズ参戦を続けています。19年の第5戦名阪で全日本初優勝を獲得。この年には年間3勝を挙げ、終盤戦までシリーズチャンピオンを戦いましたが、惜しくもシリーズ2位に終わります。その後、20年と21年はなかなか次の1勝が出ない状況が続きましたが、今シーズンは第2戦からライバルたちを圧倒する快進撃をみせています。

この快進撃を小林は「テクニック的な部分は昨シーズンである程度の自信を持つことができたのですが、今年はメンタル面でも強くなることができたと思います」と、自己分析しています。

「開幕戦の筑波は、ターンセクションで安全マージンを取りすぎ、走りが守りに入ってしまいました。このクラスは皆さん攻めてくるドライバーばかりなので、守りに入った時点で負けなんです。そのことを痛感した1戦でしたし、逆に第2戦以降の連勝に結び付いたと思います」と、第1戦の反省が、第2戦以降の快進撃に結びついたと言います。

「僕はもともとFFでジムカーナを始めたので、最初はロードスターに乗り換えた時にFFのクセが抜けず、なかなか成績を安定させることができませんでした」と小林。それが、「昨年くらいから速く走らせるためにはどういうタイミングでアクセルを開けるのか、ステアリングを切り始めるのか、という感覚をつかむことができ、それが成績に繋がっていると思います」と小林。テクニックとメンタルの融合が、自身初となる全日本チャンピオンへの原動力となっています。


JAF全日本ジムカーナ選手権第6戦「全日本ジムカーナ in 岡山国際サーキット」は、7月23日(土)〜24日(日)に、岡山県の岡山国際サーキットを舞台に開催されます。



Text & Photo by CINQ LLC

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