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  • 2017/12/07
  • OTHER(日本)

人馬一体アカデミー佐藤、年間3位でインタープロト今季を終える

 12月最初の週末に今シーズン最終戦を迎えたインタープロトシリーズ。今年は天候に恵まれずにウェットコンディションの開催が多く、前回は台風で中止になったほどでしたが、この週末は天候に恵まれ、ドライコンディションで行われました。この二日間の結果で、マツダ人馬一体ドライビングアカデミーの佐藤政宏はジェントルマンクリスのシリーズ3位を受賞しました。なお、プロクラスの山下健太はシリーズ2位となっています。

 12/2土曜日は明るい曇り空のもと、ジェントルマンクラス予選で#55 マツダ人馬一体ドライビングアカデミーの佐藤政宏は、4番手タイムとなり2列目スタートを得ました。直後に行なわれたプロフェッショナルクラス予選では、佐藤のパートナーである#55 人馬一体ドライビングアカデミーの山下健太が3番手タイムをマークし、こちらも2列目からのスタートとなりました。両クラスとも好ポジションからのスタートで決勝が楽しみになってきます。

 土曜日13:00にスタートしたジェントルマンクラス決勝レース1ではローリングスタートで出来上がった隊列のまま綺麗に1コーナーに各マシンは消えて行きました。上位4台がほぼ等間隔で周回を重ねてゆきますが、12周目には55 佐藤が3番手に浮上。そのままチェッカーを受けることができました。表彰台に上った55佐藤は、「この2年間の集大成のつもりで挑みました。山下さんから走りのアドバイス、チームからはセッティングも上手くやってもらってこの結果が出せて嬉しいです」と話しています。12/3日曜日早朝8:00よりスタートしたジェントルマンクラス決勝レース2では、55 佐藤は3番グリッドにつけています。スタート直後にアクシデントがあり、佐藤は上手く切り抜けるも順位をひとつ落として4位に。その後は3番手のマシンに何度も並びかけるが、どうしても前へは出られず。12周のレースは、コンマ差の4位という結果になりました。

 プロフェッショナルクラスの決勝は、12台中11台の予選タイムが1秒以内に並ぶ激戦の予感。決勝レース1ではスタート直後になんと55 山下が前を行く中山雄一のマシンにヒットしてしまい、中山がコースオフ。山下はそのままコースにとどまったものの、関口雄飛が2番手、坪井翔が3番手となり、山下は4位のポジションへ。その後トップを走る平川亮がスローダウン。関口、坪井、山下、石浦宏明の4台が0.1秒差の団子状態でバトルを繰り広げながら周回を重ね、8周の決勝は終了した。55山下は、レース後に追突行為のペナルティで30秒加算され、7位という結果となりました。5分間のインターバルをおいて行なわれた決勝レース2では、55山下は3番手からのスタートとなりました。スタート直後から、上位6台はほぼつながっているようにも見えるほどの団子状態で激しいバトルを続けます。5周目に55山下が前を行く坪井の隙を狙い2番手に。その後はトップの関口を追いかけますが、僅差で届かずに2位でチェッカーを受けました。山下は、「みんなレース上手だから大変でした、関口君はさすがに上手くて抜けないし。坪井君を抜かした時にはここしかないと思って、プッシュしました」とコメントしています。

 レース終了後のインタープロト恒例トークショーでは、55山下が「誰かが(順位をシャッフルする)ミサイル(役を)やるんじゃないかな~と思っていたら、自分がやっちゃいました」と平謝り。中山に「賞金は半分よろしくね」といじられまくり、集まったファンはドライバー達の楽しいトークに盛り上がっていました。

Text and Photos : T. Nakamura

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